ちょっとの汚れが
許せなくて
ちょっとの臭いが
許せなくて
ちょっとのまちがいが
許せなくて
無菌無臭ノーミス時代
蜘蛛の巣のように
いろんな人とつながっていないと
人間も
落ちてしまう
ものを
ぶつ
という
かじつ
てんねん
かじつ
かわどこ
ねこ
しか
いぬ
日本の富裕層40人の資産が全世帯の半数が持つ資産とほぼ同額らしい
よくこういう言い方で格差社会を危惧するひとがいるがどうなんだろう
たった40人なんてマイノリティの彼らに、そんな超薄いコン ....
遅い花火が
ひらめきひらき ひろがったまま
低い空を漂っている
未明を持たない遅い夜を
音より淡く漂っている
岩のはざまから見える枯れ野に
光の枯れ木が立ってい ....
黄緑色の日輪が大地を包む朝。
夢を見る人々の衣は虹色で、頭上の天使は
煌びやかな金粉を撒いている。
祈りよ、天に届け。
流転の中で千変万化する魂は
一輪の花によって極まれ ....
太陽みたいな君が、君を嫌いになったときから長い夜が始まった。
どうしようもない夜に一つだけ星が見えて、その光がより一層夜を際立たせていた。
光の許されない夜に、僕は小さな光に救われる。
その ....
夏は過ごしやすい
冬は雪下ろしが大変
観光客が多い
一度行くと魅力にはまり
何度も来てしまう
大きな優しさで
観光客を迎え入れる
大自然に誘われる
白いイメージの強い北海道 ....
鯖
美案
僕
駆ける
風を追い越し 100m
架ける
君の願いでこの空に虹を
描ける
目の前に広がる一次元の世界
懸ける
初めてなんだ神頼み でもここは ....
僕たちは路上で生まれた
真夏の焼けただれた
豊かな道路の上で
乾いた轍だらけの道路は
遥か彼方へと肢体を投げ出して
欲望を沸き立たせていて
いつだって娼婦の顔をしている
僕たちは ....
二羽のガチョウを殺傷した
元マタギで自称詩人の
賀地養義秀(58)が
400mしか離れていない場所で
先週起きた別のガチョウ一羽の殺害にも
関与していた可能性が高まり
参考人として任意で
....
着弾まで伏せもせず目に映る絶望を見つめていた
物理学、化学、科学、人の手、努力、家路、寝顔、背広の匂い、
明日から、今から、どんな努力をしたらいいのか
沖縄の空をミサイルのつくる ....
焼肉パーティーの夢を見た
山盛りの肉を目の前にして
超ウキウキ気分だったが
妻が
「さあ召し上がれ!
最高の国産猫肉よ!」
と言った瞬間に目が覚めた
夢の続きがあったなら
俺は ....
欠けた月が気に食わない と云って
それが満ちれば もっと大きいのが欲しい と云う
きれいなお人形 欲しがったくせに
それがだんまりなら 寂しい と云う
グスコーブドリになり ....
おとなの字じゃないから
と口をとがらせたとき
ルーズリーフに
野花が咲いたのかと思った
息づかいのリズムで
少しだけゆれる髪と
同じようにさらさらと走るペン
の後に花が咲いたのかと
あ ....
夕餉のおかずの買い出しに
老犬を引っぱるように散歩へ出て
明日の予定に思いを馳せるともなく馳せながら
路傍に伸びる植木の影に目をやってふと
いま自分が神様の時間の中にいることに気付く
神 ....
意味のない涙が
また頬に道を作った
定点カメラで観測する貴方の庭は
わたしに季節を教えてくれる唯一のもので
若葉が鮮やかに揺れている
太陽に向かって咲く花は
目に沁みるほどに黄色い
....
肉を蝕ばんでいく
命を物へと粉砕していく
サクサクシャリシャリ響き
その処刑機械の不断の作動が
私から生き続ける気力を奪い取る
もう疲れたよ休ませてくれよ
夜底に転がる一つの自我が ....
子どもがいる人は
「子どもがいないとさびしいでしょ」
とよく言う
そのたびに僕の心は
(子どもがいてもさびしいでしょ)
とささやくが
相手に合わせて
「そうですね」
と返す
入院している親は
自分の家へ
一日でも早く帰りたがっている
看護師が血圧を測りに来るたびに
「もうだいぶよくなりました」
と何回もアピールしている
しかし
一人で暮らすのはもう無理だ
....
見えないものを見ようとし
聞こえない音を聞こうとし
愚かでもあいそうと
恐れおののいて
さよならも言わないで
どこかへ行ってしまうって
そんな、そんな、
こんな、どんな、
あなたのなか ....
菖蒲
兜
鯉のぼり
大きくなったら何になりたいの?
将来の夢は?
絶対に嘘はついてはいけない、人の傷みのわからない人間にはなるな、女の子がそんな言葉を言ってはいけません、男の子なのに泣いては駄目だ、ものを粗末 ....
月が掴めると
走る木の葉の音
名を呼び手を引く
星は掴めたの?
続きは寝ながら
物語を話してあげる
お寺のよこの石段をのぼりきると我が家がある
父はもういない
母と姉ふたりとあたしで住んでいる
柱時計のある居間で夕げを囲んでいる
ここではない何処かから
過ぎ去りし日々を ....
ひたちは
おばあさん
だから
だめ
としだから
しわが
はえて
いて
だめ
なのと
しょくじを
きょひ
したのと
すべてが
だめ
いでんしが
のこせない
ひたち
き ....
さぁさ、おいでよお嬢さん
見たくてたまらないって顔を騙す必要はないさ
さぁさ、おいでよそこの紳士
上辺だけのお遊びなんてもう飽きてしまっただろう
パッとライトがついて見渡すテントの中
わ ....
すし
を
たべに
いって
いる
かた
われ
が
いない
あいだ
たいまい
を
ゆでて
やいて
たべて
あまり
おいしく
なかった
1600
えんで
かった
た ....
いぬ
を
どっぐ
らん
に
つ
れ
て
い
っ
て
さると
たたかわ
せて
どちらが
かつかを
きそう
1202 1203 1204 1205 1206 1207 1208 1209 1210 1211 1212 1213 1214 1215 1216 1217 1218 1219 1220 1221 1222 1223 1224 1225 1226 1227 1228 1229 1230 1231 1232 1233 1234 1235 1236 1237 1238 1239 1240 1241 1242
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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