降る花だと思ったものは
薄く小さな血の皿だった
数えつづけ 数えつづけ
眠っていた
歪んだ光の水たまり
かけらのかけら
あつまりのあつまり
波と光の 指あ ....
私はわかっている
あなたの想いを
何年も付き合えばわかる
たまに些細なことで喧嘩しても
すぐ仲直りして笑顔になる
あなたの想いが
私に伸びてくる
私の想いとぴったり繋がる
....
世界は衝撃と振動と熱を帯び
世は破壊と律動と再生へ蠢く
美の基準がハートにあるならば <パリス・ジャクソン 雑誌インタビュー語録>
美の衝撃もハートにあることだろう
あなたの父は偉大過ぎた ....
ちょっと酔ったかな
そんなに弱くはないけど
思っていたより寂しくて
アルコールのせいにした
君の匂いと
君の体温を
思い出す度に
掌を掠める風が
恐ろしいほど
冷たく感じるんだ
....
痛みを渡してくれないか?
伝ってきてくれないか?
武器である我々に..
あなたは痛むと言う。
我々を振り回して痛むと言う。
我々に侵され痛む痛むと言う。
....
私は一度だけ死んだ
事実は自殺に失敗しただけの
哀れな生だ
死にたくなったんじゃない
生きたくなかった
事実は悲しくてつらくて
とても私が抱えきれるものではなかった
だか ....
蝉が地中から羽化のため
適度な葉の裏を目指し
白からそれぞれへ色付きを待つ
果実でもないくせに
ジッと動かず
負けず殺されず
祈る機能は皆無でも
ああ、黄昏ている
ああ、黄昏ている ....
この世界の仕組みは
被造物に表れる
花が枯れたあとに種子を残すように
この世界が散った後
新たな芽を出すであろう
by f
この世界は全てのモノが作った
我々は手足である
神と呼ばれる者は頭部である
では頭はどのような方か
全てである
by f
抱えた罪は握り潰して
なにもなかったように
素知らぬ振りをして
涼しい顔をして
通り過ぎる
決して後ろを振り返ることなく
悪びれもせず
嘘に嘘を重ねて
罪悪感の欠片も覚えることなく
....
細い山道を車でずっと行ったところに
美しいたたずまいの
お店はあった
自家栽培の
オーガニック素材を使った
家庭料理を食べさせるという
その界隈で作られている
陶芸作品 ....
夢の中でぼくは鹿であった
そして空を飛んだ
優しい獣毛がどんどん羽に変わり
いつしかぼくは
まあるい羽毛に包まれ
風に流されていた
そして、突風
綿毛は全て飛 ....
世の中は宇宙のルール
銀河はパトロール実験場
船に乗って追憶の旅路
きみの知らないぼくはいない
ぼくの知らないぼくもいない
世の中は宇宙のルール
銀河はパト ....
20時の路上で韓国タイヤに轢き潰された灰色ネズミが遺言のようにブルース
ショッピングモールの液晶ヴィジョンに映し出された若い殺人犯の既視感
民家の軒先にぶら下がる崩れかかったカラの蜂の巣は
....
河原に生れる ネコヤナギ
少し春の矛先を帯びた風に吹かれて
ふわふわ ふわふわ
綿毛をも 連想する 頃合い
昔は ザクザクと 赤い筋を作りながら通り過ぎた
背の高い 緑のカーテンも
....
怒りがあふれる
抑えられない憤りに
躰が震え 拳をぶつける
怒りのエネルギーを
掻きむしり叩きつける
すべてが怒りだ
わなわなと震えている
抑圧してため込んだ
死の力が爆発 ....
きみはいきものたちの銀河だ
気持ちは時間でしか消せない
宇宙のどこを磨こうかって
まるで心のなかみたいだ
磨く所があるから美しい
あるから浄まりもするのだ
きみはい ....
最近のお気に入り
人を代えたからといって疑惑は消えない
これは、一時期台湾国籍があるにも関わらず
平気な顔して国会議員をやっていた
元泡タレント(ワニブックス社発行の写真集参照)
の ....
猫がきれいにそっと
寝ころんでいたものだから
少し離れたところでかがんでそれを見る
その時は猫が
水を打つようなタイミングを知っている気がしたけど
しばらくしてタフリと尻尾を振ってか ....
僕は竹輪が大好物で
性格も 真ん中がからっぽで
夏場は風通しも良いが冬は寒い
いまだに大好きな彼女には文無しの飲んべえだと
思われているのだが残念ながら
ほとんど当たっているのでとても悲 ....
夫婦喧嘩は犬も食わないと言う
テレビで連日取り上げることなんだろうか
見る人たちがたくさんいるから
テレビ局が取り上げるんだろうけど
ほかにやることはないのだろうか
犬も食わないものを
そ ....
微かな風にも
焦がれるように
敏感に
強いうねりにも
折れることなく
身を委ね
ガウラの茎は
細くしなやか
背伸びするように高いところへ
花をつける
蝶々のように
....
脳は使い方しだい
人のせいにしたとたんに
脳は
人のせいにすることだけを探し出す
夜のテラスに薔薇が咲く。
花びら、それは鮮やかな血の滴り。
消える事の無い悔恨だ。
それは私らの繋がりにも似ている。
夜空に瞬く星々はじっと見つめる目の玉だ。
恐るべき幻 ....
母は恐怖のただ中で
私を身ごもり
恐怖と共に私を生み落とした
空には暗雲が立ち込め
灰色の風が吹きすさび
恐ろしさの中
母の乳首をくわえていた
震えていた
恐怖のただ中で母に ....
オンディーヌ
裏切りは許せないよ
あなたならどうする
優しい君は先に裏切る
私は鈍感だから
気付かない
事態を手遅れにしてから
始まるの
だから 答えは復讐
や ....
どっちでもないものを
愛する人間が
人間と人間じゃないものに
別れて暮らしてるのが現代社会
ふーん
防爆扉
なんかステータス
じゃれてる
男でも女でもない人
善成り
葉 ....
蝶の翅が木漏れ日に輝いて酷く
目を楽しませるので
葉にとまり休む一瞬の隙に捕まえた
手の上で誇らしげに鱗粉を散らす
ひとつひとつ虫ピンに飾られ美しく並べられることは
小さな石の墓標も失い ....
これからもどうぞよろしく
そんなこと言うあなたは
優しさというオブラートで包んだ
残酷さでアタシの心を突き刺す
少し困ったような笑顔で
最後までイイヒト気取り
本音を見せることはない
....
灼熱のアスファルトを
ひたすら歩く
やけに整然とした
雑踏を踏みしめ
雑草を魂の抜けた瞳で
見つめるふりをしながら
とにかく歩く
太陽さえ
僕の頭上に煌々と
輝いていれば
行先は見 ....
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