巨大スクリーン天空の
奥へ奥へ流れていく
鰯雲を背景に
右へ左へと
歩き去る
人人人
確かに属していた
あの世とこの世の境界の
フルサトを捨てて何処までも
つまらないんだよ
なにを言うつもり?
言い訳しないのね
つまらないんだよ

悪魔が作ったみたいな
ラビリンスに迷い込んで
心の外側から削り取られてゆき
私にはなにも残らないんだよ
 ....
毎日をスマホで撮影する
それをSNSに掲載するから
ボクは日刊写メラマン

だけど、SNSに掲載すると
あとで、その日の出来事や写真を
思い出せなくなるんだよね

カッコよく言うと
 ....
線路の隣で揺れるコスモスが
うなだれた首を守りきれずに
飛ばされていく自分のように

シャツのアイロンを忘れたくらいで
家に戻るのが面倒になって

朝は行列に並ぶことなく
好きな映画を ....
久々の実家に泊まり
ふと手をみれば
爪はのび
父と母はよたよた、歩く
○「仮面人間」
「おとなしく真面目」という
仮面をつけておれば
親や先生は安心する

○「人の本質」
人の本質は
何に苦しんでいるか
何を楽しんでいるかに
現れる

○「絶対の言 ....
この目に見えないもの
たとえて言うなら
この世界の片隅

何処だよそれ
漠然とし過ぎだろ
地球は文字通り球形なんだから

この世界の端とか
真ん中とか
有るとしても
どこを指すの ....
青白む空に星が燃やされていく
ささやかな虫の声と
なめらかな雲の影が葬列を成して
焚きつける東の空は間違いなく翠の色をしているのに
遥かの路上を引き裂くタイヤが全てを置き去っていく

心で ....
お気に入りの場所バラ園
何十種類もあり
魅力的な香りに酔いしれる

広いバラ園は長くこの場所にある
カフェなどもありちょっとした観光地

若者たちよりも
初老の夫婦をよく見かける
バ ....
死ぬ時は死ぬ時の
風が吹くのではないですか
内側の草むらが騒ぎ
いくつかの虫が飛び上がるのでしょうか
あれは何? 毛布?
黒い毛布を吊るしてカーテンにしてください
瞼の上から光が眩しすぎる ....
なのに
たゆたうように月は光りつづけ
あきもせず夜空を見上げる
あなたの横顔が冷たい

聴こえるはずのない
化鳥の鳴きごえがした

なにかを奪い去る甲高い意志
その悲しみを ....
歩いてきた道を引っ張ったら一本のロープ
あなたの道はからまって寒い夜の吐息
手を離せばロープはひらひらと花びらに変わり
あなたは残された花芯
それから間もなく雪が降り積もるから
真っ白な世界 ....
霧と緑が
空に到くほど昇り
その反対側は
水平線を覆い尽くしてのびている


夜と鴉は無言で争い
少しずつ異なる記憶が
水たまりの底に並ぶ
小さな波に歪みなが ....
8憶光年離れた所から
昼寝中の僕の所へ
死んだ母親がやってきた

わざわざ
「もう、あなたのことを守れない。」

言いに来たのだ
天井に映る暗い顔

約束が違うな
思いつつ
 ....
あなたはもう
帰る場所を決めて

私が乗り込む事の
できない飛行機の
偉い座席に座り

遠い国から国へと
渡って

記憶の中に
新しい砂を撒いて

私の姿を消して
いくでし ....
死神が

美しい乙女に恋をした


死が近づいている乙女を

冥府に導こうと来たのだが


そのあまりの美しさに

恋に落ちたのだ


ところが 乙女はまだ自分に

 ....
懐かしい言葉で会話するには
心の壁に反響させながら
自分の声を拾うための装置

駆け出しのリズムを叩くスティック
誰かが割り込む思い出を捨てて

人というものから離れてる
生き方をして ....
西で三角形がもえつきると
靴ひもはぐすぐずほつれ
朝は 鳥たちの夢になる

はばたく
さいしょの一羽が泣いていて
さびしさは空をあかくした

群れは ゆっくり
ゆっくりこま切 ....
双方向に惹き逢う心はとても愛しく
逆方向に背き合う人はとても冷たい

*

滑車も車輪も歯車も
進むための物体

動かすのが人間
皮を被っただけでは
上手く操縦できない

誰に ....
磨いても磨いても光らない

いったい
いつ輝いていたのか

目にいたいほど
肌をえぐるように
光をうばうほど
輝いていたのかしら

ああ
ある日、ぼくは夜の町へと逃げだした。
夜の静けさのなかで、色々なことを考えた。生きる意味とか。このしんどさはどうすればなくなるのかとか。
あの頃のぼくは、とてもしんどかった。とてもつらかった。この ....
サウジの記者が
江戸川乱歩の主人公みたいに
されちゃったらしいが
私は何とも思わない
いい加減なことを垂れ流している
日本のマスコミ連中は思い知ればいい
反撃の機会を伺っているのは
サウ ....
恥知らずなところが嫌い
もの凄く頭悪くて
勉強も仕事も
何やらせてもダメで
低収入で
社会の底辺を這いつくばってるくせに
まだ望みがあると思っているところが嫌い
生きて行く上で
やらな ....
やみくもに色を塗り続けて真っ黒になるみたいに
いろんな感情をぶつけて心を塗り潰したい

ばっさり切った髪は、忘れたからでも吹っ切れたからでもない


落とした視線の先

長い髪のシルエ ....
溶鉱炉で白熱する
脳髄
掬い上げれば
途端に
灰色の唄が

始まる
始める

歯で噛む
歯応えの無い
灼熱
一オンスの光る肉

歯も溶けているし
口も無いから
大脳皮 ....
雲の切れ間から
青が光って覗いている
俺はくたびれ脱力して
道端に腰掛けている
わけの分からない宣伝カーが
ゆっくりと通り過ぎて行く
ひんやりと動かない空気
傾きかけた太陽
何も変わら ....
秋空の下
漱石の「こころ」を読む
「坊っちゃん」でもなく
「三四郎」でもなく
「明暗」でもなく
「こころ」を読む
靴下の日焼け跡が残る足
それを隠すために選ぶ長さが
メスシリンダーの目盛りを上げて
短い夏に終わりを告げるよ

新しい靴下が止まる場所に
黒いサテンのリボンが似合うから
翼を広げてどこへ ....
切り落とした無数の黒髪が
浴室の床に散らばっている

鼓膜の真横から聞こえてくる
二つの刃物が擦れ合う音

例えるならば泡
閉ざされた水槽の底から
少しずつ浮かび上がってくる
泡 泡 ....
シューベルトが作曲するとき


意識して

あるいは無意識で


ほとんど 

といってよいほど

歌曲の世界へと向かう


ストリングクァルテットが ピアノクインテット ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ガラス越しひだかたけし6*18/10/20 13:07
あっちの別れかたがのぞみよ立見春香518/10/20 11:37
日刊写メラマンイオン1*18/10/20 11:28
偶然ミナト 螢318/10/20 9:26
実家にて服部 剛418/10/20 8:32
独り言76集       zenyam...218/10/20 8:11
この目に見えないものはこたきひろし418/10/20 6:43
あさやけ久野本 暁318/10/20 5:30
天国のようなバラ園夏川ゆう418/10/20 5:18
Ktの死春日線香518/10/20 1:54
月の舟秋葉竹1118/10/19 22:23
新しい道腰国改修4*18/10/19 21:09
ふたつの色木立 悟318/10/19 19:40
約束ゴデル3*18/10/19 16:52
異国ミナト 螢118/10/19 15:13
死と乙女---シューベルトを追悼してst118/10/19 13:45
褐色の空ミナト 螢118/10/19 10:17
はるな518/10/19 6:23
桜シフォン藤鈴呼018/10/19 1:55
_印あかり418/10/18 23:06
水宮うみ3*18/10/18 20:59
ジャーナリスト花形新次018/10/18 20:38
自称詩人が嫌い018/10/18 20:17
冬の灯は、螺旋を描いて十一月の失敗...118/10/18 20:04
メルティーブレインゴデル2*18/10/18 16:01
道草ひだかたけし13*18/10/18 14:56
読書zenyam...118/10/18 10:51
15センチメンタルミナト 螢118/10/18 10:17
シオマネキ1486 1...618/10/18 7:26
すべては歌曲から・シューベルトst018/10/18 6:25

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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