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貴方は何でも知っているような
気持ちになって明日を迎える
僕には貴方が分からないから
一生懸命、観察している
すべて心開きたいさ、そりゃ
何事も気にせずに歩いてみたいさ
Bo ....
灰色の寂寞に粉雪舞い
無数の記憶と思い出が
白く吐き出されては消えていく
雪の降る街を 雪の降る街を
哀しみだけが追いかけて来る
ドラマは
幸せな終わりかたで
幸せが始まるところで終わった
わたしは
幸せな終わりかたで
ドラマに浸った幸せが終わった
幸せな終わりかたで
幸せが終わりなのだ
タブレットを口へ
冷たい柑橘の匂いが鼻腔を満たす
雪の爪が
空の扉に描く
冬
生まれ故郷の風景、あのころの
笑顔………
オレンジ色の陽射しが
寒くて寒くて震えているこころを
....
左側の
下から二本目には
幼い過ちが
絡みついている
右側の
上から四本目には
小狡い鳥が
棲みついている
左側の
上から三本目に
温かい実を
結びつけてくれた人
....
【1】
黎明の森に緑がさらさらと揺れている。
心の奥であぶくが湧いている。
しまい忘れた情熱が青く光っている。
誰かの夢と同じように。
【2】
闇の中を蠢いていた不安は、 ....
場所は何処でも
笑顔があれば
愛の空間になる
寛げる場所は愛でいっぱい
ずっと過ごしていたくなる
辛いことがあっても
悪いことがあっても
乗り越えられる
愛の空間は居心地が ....
肉食獣でも
羽虫でも 沢山の
生きる為のエネルギーを
捕食でやっと満たしてる 僕らは
人らしく 生存欲求だけじゃ
もう満足出来なさそう
とぼ とぼ 揺れる
帰宅の行進にwktkする ....
メガネをはずすから
いけないんじゃない?
どれだけ好きなのかの実験を
いつやるのかを
待っている
負けないはず
あなたの優しいところ
あなたのほのぼのとしたところ
あな ....
いつまでも、直らない、
おのが、おのの肉を、喰らい千切る、
悔恨の、
獅子、
もう一度壊して、
また、再合成、
しなければ、ならぬから、
それでも、
正当性を含んだ、
筋繊維で、
....
あゝ、わたしの枕元に
瑞々しい橙を置いたのはだれでしょう
橙の一つ分、ちょうど掌に一つ分の匂いが
わたしを空に誘います
いつかの夕陽からこぼれ落ちた
橙が
たわわになった
樹々の間を ....
ごぅごぅと言う風と戯れながら
花たちが散り舞いゆくのです
種子は風や鳥や虫に運ばれ
あの町で咲きこの街で咲き
それを見た人たちの心にも
花が咲き乱れ赤、青、黄、
赤、青、黄、花が咲き乱 ....
なぐさめるなんて性に合わないね
お酒に飲まれるなんてらしくないね
明日は雪らしいよ
都心はてんやわんや
去年はすごかったね
手すりに積もった雪が
滑り台からスルスル下る
でも背の高い花は ....
フルートを吹く君の横顔が
紙袋によく似ていたので
ぼくはおもわずクロワッサンを詰めたくなった
取手のない、閉じるときは口を折るだけの
簡素な作りのやつさ
官能をおびやかすものが
永遠に悩み ....
人工知能ってイスに座れないらしい。
ハードから見れば「臀部」が存在していない。
ソフトから見れば「疲れ」を知らないということ。
ゲームからすれば「イス取り」をプレーしたことがない。
....
マスクに包んだ
内緒話で
毒抜きをしてる
唇に何故
チューリップ色の
花が咲くのか
這い上がれ
地上で黙する者よ
線路の外側を
守ってるから
命は雪崩を
起こさなくなる
....
終点、固まる背中に
血が流れ出す
ドアが開いて
足を出す
痛めつけるような空気
この匂いは知っている
満腹のオリオン、を
好きになれなかった
確信があって
不安も ....
そうなんだ
至らない頭を補ってるんだ
呼びかけて
声張って
どこにいるかも分からない
暗いほうへ
ねえねえ
返事してよ
螢をみたという、この真冬の夜空に
子どもたちは螢をみたというのだ
あれはオリオンではないか
しかし、子どもたちは紛れもなく
螢をみたというから、螢がいたのだ
まだ草笛を好んで吹いてい ....
私の影が
自動販売機の灯りに溶ける
私という存在が
陽の光に埋もれるように
教室の隅
一人考え
暗くなる頃に
ただ悲しく
いつからこんなふうになったのだろう
陰気臭く湿った人 ....
おととい来やがれ は荒くれで
わかってて使うから始末に負えない
おとといお越しやす なら
品よく耳触りもよろしい
だから はんなりと生きたいのだが
自分が許しちゃもらえない
上等じゃねえか ....
立場
紳士が叫んでいた
たいへん興奮していたんだろう
誰だって 興奮は するから
誰に だって 思惑が あるように
紳士 に だって あるだろう
紳士 だって・誰か... ....
冬のまんなか
人のいなくなったリビングで
紅茶が湯気を立てている
季節は
迷うことのない水
人も犬も猫もミジンコも
みんな流れて
泳いでいく
目を開けているのが
辛くなったら
....
僕たちは、自分のために泣くことができる。
僕も君も、彼も彼女も、傷つくことのできる心を持っている。
悲しいことは、傷つくことはそんなに悪いばかりのものじゃない。
自分の悲しみに寄り添ってくれる歌 ....
朝日は夕日
生き物の気配のない夕日だ
でも夕日は
ちっとも朝日ではないのだ
影が長くのびるよ
ビルからひかりの後光さす
朝から立ち止まってるひと
誰も待っ ....
少年のために
踏まれた影絵
羨みが混じった敵意が
無数の視線になって膝の下を
赤い雨だれのように飛ぶ
そこにいた誰かが
自分じゃなかった
そんなことで
ニトロの羽は抜け落ちる
....
不用意に感光した印画紙のように意識は白けていた、くすぐる程度の電流がどこかでずっと思考を脅かしているみたいで、俺は実質丸められて捨てられたジャンクヤードのカーペットと大差なかった、すぐにどこかにも ....
僕を支えるためにはそれなりの平面がいる。
いるだけではだめで、ひと時をすごすために、
腰掛であったり、テーブルであったり、
液晶の平面であったりと。生き造るには、
解体されるには、まな板と ....
ぶらんこぶらんこ
揺れている
風もないのに揺れている
ぶらんこぶらんこ
揺れている
誰もいないのに揺れている
ぶらんこぶらんこ
揺れている
言葉のとおりに揺れている
カウパーを飲まないように唾で出す
2月8日はおフェラ記念日
なるほどね
それでは返し歌をひとつ
愛液を飲まないように唾で出す
2月8日はクンニ記念日
なるほどね
それではもう ....
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