線路の脇の赤茶けた砕石の荒野
そこに芽吹いてしまったジシバリ
細長い茎のてっぺんに
ちいさいタンポポに似た花を掲げ

電車が来れば車輛の下に潜り込むほどレールに近いのに
倒れずに
ふらふ ....
私は不安を詩にする
想いを昇華させるため
愚痴といってもいいだろう
心のバランスをとるために
私は言葉を紡ぐのだ

私は怒りを詩にする
悲しみも喜びも詩にする
心が死んでしまわぬように ....
窓側の席に座り、夜間部の君はどんな字を書くのですか?
昼のあいだに、秋の陽光をたっぷりと吸った僕の席に座り、
痰だ

まわりで乱舞して
ひとしきりはしゃいだやつらは去った

残飯のような
おれは
ひとり
路上に座学

汚辱のイメィジで
手を淨める
咳き込む たびに
薔薇を
 ....
 し
       真清水るる作




だれにでも し は、ある
し を、おそれて 
し を、わすれて
そして し を、読むとき
その し が、 いきているかいきたがっているか
 ....
心も身体も薄ら寒い
まだ、10月も半ばだというのに
秋の長雨はやむことを知らず
晴れの日は忘れ去られた
傘をさすのは好きじゃないから
濡れそぼって歩こう
この道は闇へと続いている

明 ....
仕事

ビール
至福
毎日気のきいたかんじのようなコメします
あなたのことほめます
ステキねいいます
いいねします
けんきないときはげまします

ひとつ50円てす

火消します
燃えないようにします
や ....
ボクの髪がボソッと抜けて
君も同じになったら
幌延・泊はヤバいだろうから
引っ越ししようよ

古びた町に活気を戻そう
そんな願いにつけ込み
見栄えを良くした原爆みたいの
持ち込むそうだ ....
酸性の雨に打たれて木の葉は枯れていくのさ
夜が明ける日が暮れる
構わず降ってる雨の中
枯れてしまった林を見つめてあの人は
涙を流してくれるでしょうか

放射能の雨に泣いてる切ない ....
医者を待つ君の横でボクは 時計を気にしてる
都会外れの山奥の田舎で
この町で見る汽車もこれで最後ねと
ローカル線廃止の時 言ったね
過疎地を離れ出ていく医者は
疲れて病んだ人を ....
不幸の防護服をきるのは簡単だけど
幸せなカーディガンをはおるのはむずかしい

夏でもなく冬でもなく春でさえない
秋には特に
私がその男を目撃したのは、19年前の夏。
井の頭公園野外ステージのオープンマイク。
オレンジ色のTシャツに、黒縁眼鏡、銀ぎら
ぎんのプラスチックのマイクを握りステージ
に立った男は「OK~~~ ....
枝葉に付着した
無数の丸い水滴は、
射し込む光に 
光を通し輝き出す

光そのものは決して見えずに

只、
銀の透明響かせます

無垢なる人の魂に
受話器を耳に当てたけれど水難事故の被害者の泡音が聞こえてくるだけだった、そこでそうそうに電話を切って、そのとき電話が鳴らなかったらしようと思っていたことを実行しようとしたけれど、それがなんだったの .... 誰かが醜いと、その醜さの分だけ反対側にでっぱった何かしらの事を考えずにはいられない、
そういう自分を消せずにここまできてしまった。

もう、もちろん誰にも褒めらなくなり、そんな自分は、いつしかで ....
英語おんちでよかったよ。
なによりもアメリカ人でなくてよかったよ。
柿をたべましょう。
秋晴れでよかったよ。
なんにもない一年でよかったよ。
この部屋は狭くて
一人用のベッドだから
一人分の夢を見て
落ちてゆけば良い

明日という言葉が
魚の骨のように
引っ掛かる

ここはどこだろうと
足の指で毛布を探るとき

寒さ ....
人は死ぬと強くなる
毎日死ねたら
一体どれほど強くなれるだろう
しかし私たちは毎日死なずに
ほんのりと生きてしまう

酒が回り
目を瞑ると
周囲の音がガンガン響いて
ぐらぐらして
 ....
眠れない夜
殺してくれと頼んだ
生きることに疲れ果て
自ら死ぬ覚悟もできなくて
無理心中を試みる

死にたくないと泣く子供
現実に引き戻すには十分で
今日まで生き恥晒してる
生きるこ ....
紅葉
落葉
山肌

初雪
ぼやけた眼鏡のひとが
わたしを連れていく
とんかつのお店
ご飯は小盛りで
と言うのでわたしも小盛りにする
遺伝子の特集をとりあげた雑誌をながめる
ばらばらになったいくつかの ....
終わりのないものなんてないんだ
終わらないんじゃないかと思うだけで
いつか必ず終わりの時は訪れる
山積みになった書類の整理も
果てしなく溜まった洗い物の山も
手を休めず進めていけば終わりが見 ....
どこか短気で
頭もバカだから
この何もかもに
たったの一言で以て始末をつけたいのだ
でも直感として分かっている
はなから
一言でつけられる始末じゃないってことは

でもなかなか
謙虚 ....
声が揺らぐ
叫びが途絶える
断絶という渓谷
汚された霊峰
滅びようとしている深海の神話

悲しみは涙を覆う被膜
そして干渉する光
彼らの炎は緑濃く立上る
やわらかな重みを湛えて
握 ....
空を泳ぐ夢をよく見る
夢の中で僕は
空中をスカーリングで移動する
両腕を地面と平行にして
肘を少し曲げ8の字を描くと
身体はゆっくりと浮かび上がり
僕はヘリウムガスの風船みたいに
ぷかぷ ....
仕事終わって家に帰れたら
明日の仕事に差し支えないつもりで呑み始めたが
つい酒の量が度を超えた

それでも呑みたりなくて
呑み続けたら
酒が切れた

切れたら繋ぐしかない 
 ビール ....
原初
それは祈りであった
木蛇岩月火水
我々はそこに集い
命に触れ
言葉を捧げた
それは祈りであった
祈りは歌になった
我々は一つだった

原初
それは号令であった
我々はそれ ....
あなたはいた
いたはずなのに
見えない
いろんな音を残して
消えてしまった

いろんな音があるから
退屈しないはずなのに
何かがえぐられてるらしく
何も手につかない
どの音にも手が ....
ブナの樹が荒風にもまれている
窓硝子にその小枝をかつかつと擦り付けて

(短針の銃口は2:00をさす)

サイドボードの上の小ぶりの兵隊たちは
突撃の姿勢をとったまま永遠の停滞の中にいる
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
いつからそこにいたのだろうLucy10*20/10/15 20:50
私の詩無限上昇のカ...220/10/15 20:02
クーヘン2*20/10/15 12:04
鉄の歩道草次郎2*20/10/15 10:17
るるりら5+*20/10/15 9:59
復讐劇無限上昇のカ...320/10/15 9:25
ひとときヨロシク020/10/15 8:32
わたしかあなたまもります六九郎1*20/10/15 8:04
引っ越ししようよ[group]板谷みきょう020/10/15 8:04
不可思議な雨がやむとき[group]020/10/15 8:01
名残り行[group]020/10/15 7:59
秋のカーディガン道草次郎6*20/10/15 6:53
死紺亭兄さんへの手紙 服部 剛120/10/14 23:59
叡智ひだかたけし320/10/14 22:16
I Won't Grow Upホロウ・シカ...1*20/10/14 21:42
野への投身道草次郎1*20/10/14 21:23
ナンモナイデ...2*20/10/14 20:40
深海ミナト 螢6*20/10/14 18:35
深遠狩心3*20/10/14 13:16
正常とは無限上昇のカ...320/10/14 9:12
ヨロシク020/10/14 8:09
遅いランチタイム12*20/10/14 0:31
終りの時無限上昇のカ...320/10/14 0:02
これでも詩だってのか?道草次郎3*20/10/13 23:59
それは覆う被膜そして光りの干渉につき2*20/10/13 23:52
空を泳ぐ夢福ちゃん120/10/13 23:51
若気の至りとは言わないこたきひろし220/10/13 23:46
はじまりのうた六九郎020/10/13 23:33
音の約束木葉 揺3*20/10/13 23:08
幻影のコンバット道草次郎3*20/10/13 23:00

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