異性の友だちが欲しい
彼女が欲しい
彼氏が欲しい
それらの要因は性的欲求にあるらしい
何処かでえらい先生が語っていた
あんたに言われなくてもわかってるよって
だけどさもっともっとロ ....
この世の中の平等も公平も綺麗な紙に包まれている
封を切って中身を開いたら酷い有様
全ては自分を中心にした優先順位が発生してしまうからだろう
唯一かけがいのない存在
血の繋がり
無二の ....
ゆかりもなにもない
あぜ道を素足で歩いている
傍らにはばあさんがいる
表情もなにもわからない
妙なまぼろしの人
俺は俺でたぶん不定な人間でしかない
いつも平穏をもとめている
....
みんなが笑っている
みんなが怒っている
みんなが泣いている
朝に 昼に 夜に
やるせなくて
どうしようもなくやるせなくて
夢は終わっていく
人生は続いていく
地球が廻り ....
雨のふるとき
星はつめたい
あの人が
あの人のこと
愛しているといいなとおもう
わたしの心のために
あったものは
ひとつもないけれど
わたしの心は
草のうえにすわって ....
秋の名残りの
ひとしずく
庭の木に
ひとつ残った
もみじ葉の
夜露に濡れた
別れの言葉
そっと
グラスを近づけて
琥珀色の
芳醇な香りを
楽しみながら
....
朝の光を浴びて出ていく
人のふりをして席につくと
まずは新聞を読むふりをする
他の人のふりをしている生き物と
すこし談笑をする
今日もまた
3色ボールペンのインクがすこし減り
週番記録が ....
前略
省略
後略
以下同文
朝もやのおもみで
水面までおわれた
口をなくしたカゲロウたちの叫びを
なきだしそうなそら見上げながら
すくい取っている。
かたわらに ひとり
片足で立つ刻の守人は、
つばめよ、
今、 ....
「あなた」
あなたと書くと、あなたとしか言えない見知らぬあなたを手招いてしまう。けれどもあなたがあなたをそういう風に読まなければ、あなたは自分が呼ばれたことに気づくこともない。あなたにそれを判断 ....
浜よ
あなたは
これほどまでに
ごつごつとして
来るものを
こばみつづけていたのか
浜よ
あなたは
これほどまでに
えぐれて
どん深で
とらえたもの ....
「他者の存在を
心の中から消すことが出来れば
こんなに楽なことはない」
とヨシオさんに話したら
「他者や世界がなくなってしまった
ように感じたらそれは狂った証拠だ
狂人はその孤独に耐えられ ....
とっくに
日が暮れてしまった
今、正に
俺はこの白い部屋で孤独を貪る
完璧な自由
ハ
完全な孤独
冷える今宵に
エアコン壊れ
ますます真っ白に
ナッテイク
行き場なし
....
ネット詩投稿サイトで
イイねを連発することで
投稿者に忍び寄り
私信で連絡先を入手すると
自称詩の同人誌を作ると持ち掛け
自宅に呼び寄せ
自称詩の朗読をさせている背後から
首を絞め殺害し ....
私の心には
いつもボスがいて
私にあれこれ
指図するのココロ
私の心のボスは
顔がタヌキみたいで
しっぽも生えているのだけれど
背広を着ていて
ボスのように
私に命令するのココロ ....
水曜日は定時退社日だから
もう煮詰まってどうにもならない一日
失敗ばかり
雨も降り出し
帰りにレコード屋さんに寄るんだ
そうだ毎週水曜日は
1枚のレコードを買って帰ろう
(水曜日じゃ ....
うまか つたばぬし になつ
たうまうつ たのな なはのなは
なのな はのののあ ああき
らきらひか るおん なはかつて
いない としがれそ ういに
....
かなしみの
青が降る
透明、
ただ透明に
なっていく
己の体
幾億もの幾兆もの者達が通った道
途、未知、溢れ
枯れ果て、移行する
光の奥の
ふるふる震え揺れ
時の間隙縫い
開く ....
生きてることが
かっこ悪いとき
そのことこそが
生きる糧
ある種のかっこ悪さは
逆説的に
かっこいい
生きてることに
実感ないとき
ふと訪れる
現実感の不思議さ
....
海が哭いている
どうしようもないまま
化石になってしまった硝子の靴を
くじらに食べさせたくなくて
哭いている
幾億の涙を
取りこぼしてきたくせに
哭いている
走り出す間もなく
珊瑚は ....
何かとても感動した夢を見たのに
きれいさっぱり忘れてしまった
忘れたことはまだ辛うじて覚えている
だが、もうじき
夢見たことも忘れてしまうはず
だからこうして書き残しておく
ぼくはいま
....
大海原
スコール
タンカー
岩礁
熱帯風
剥げた塗装
水平線
海鳴り
南十字星
この扱いは不当だと
僕らは小さな胸を打ち鳴らし
大声で助けを呼ばわりたい
呼ばわってみた
自分が不当と悲惨の憂き目を見た
おお、ここにきて何が本当の不当か知る
あなたは不当を指摘で ....
夏は逃げ水のにおい。
冬は蜃気楼のにおい。
8月、蝉が鳴いてコンクリートの焼けた匂いを思い出す。
12月、雪は落ちて白い水の匂いで鼻が壊れる。
8月、夏期講習だ、テストだ、頑張らないと ....
サヨクではなかった
かと言ってウヨクにもなれなかった
左でも右でもないなら
真ん中か?と
聞かれても
解答にに窮した
あっちでもなければ
こっちでもなく
そっちでもなかったから
....
四トントラックの背に鉄屑ばかり積んでいた
製鉄会社を回って非鉄金属ばかりを探して
使い物にならないモノたちを再利用しようと
かき集めていた、父の会社
工場の垣根になるほどの拉げたタイヤの群 ....
最もよき者は攫われてしまった*
よき者の言葉は封じられ
足並みをそろえる、その旋律だけは大切にされた
皆、同じ顔をして右を向き前に倣う
*
── 唄は、
....
弁当を開けると
見たことも無い空が入っていた
妙に縁どりのギラつく雲と
エメラルド・グリーンの空が一つだけ
箸で一口くちに運ぶと
ジャリっと歯に何かが当たった
たまらず吐き出すと
プテラ ....
ちりちりと
肌刺す冷気に
包まれて
詩を書く、詩を打つ
この夜陰
街には霧雨
降り続け
終わることない
哀しみが
記憶の糸を
濡らしてゆく
(糸はすぐに冷え切って
逗留すべ ....
小さなものたちを紹介をしよう
かれらはずっと昔からそこにいたようにも見えるし、つい今しがた、現出したようにも見える
目が触った瞬間に彼らは魂を宿すことだろう
目を逸らしたとたん跡形もなくなる ....
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