夕闇迫る川沿いの道、
君と並んで歩いた道、
一人は一人を置き去りにして
一人は一人で立ち止まり
今頃裏庭に降り積もる
雪を静かに眺めている

)孤独なのはわかっていたさ
)どんなに身を ....
今どき人面犬でもないと思って
ジャージを着て走りに行って
駅からバラ公園に曲がった先の坂に
実際いたのだ それは

柴犬かと思って
首輪もつけていないのはめずらしい
この近所の犬かなと覗 ....
風に振り回され
壁にぶち当たり
人に踏まれ続け
雨にびしょ濡れ

僕は誰にも読まれない詩

優しいおばさんが
ぐちゃぐちゃの僕を拾うと
めんどくさそうに広げ
外れた鼻眼鏡で
じー ....
眠気
睡魔
除夜の鐘

仮眠

熟睡

夕方

溜息
ネジをうまく回せたり
紐を間違えずに結べたり
ファイルにプリントをちゃんと綴じられたり
そんなことができたら
他にはなにもいらない
書くことも捨てていい
ぼくはまともに就職できるんだろうか ....
{引用=『ことばにできない宇宙のふしぎ』48番目のセンテンス「太陽は典型的な恒星〜The SUN IS A TYPICAL STAR」に次のような記述を見つけた。

「太陽は、毎時82万8000k ....
土鍋の蓋に
細い褐色
目をこらすと
かまきり
眠っているのか
脚を折りたたんだまま
じっと動かない

夕暮れに
畑から採った野菜に
紛れ込んだのか
なかまから逸れたのか

師 ....
最近はまっているのが
youtubeで毛穴の汚れ(ブラックヘッド)
を取る動画を見ることです。
結構デカイのが取れるときの
爽快感たらありません。
ブチブチブチブチ
次から次へと
絞り出 ....
女の温もりも
家族の団欒も
過ぎてすっかり独りである

風が吹き
途方に暮れて
確かな予感を持ち独りである

遠くの森のざわめきが
夜空に木霊し未知を紡ぐとき
私はひたすら独りで存 ....
三島が自死した歳は
はるかに過ぎ
安吾が死んだ歳も
漱石が死んだ歳すら過ぎた

それなのに
俺は
ピンクローターやイソジン転売について
書いている
都知事のオバハンが福笑い顔だと
 ....
ぼくと直交するものすべてが好きなのだ
遮るものが弾き出す座標に抵抗して
鉛直する何かがあれば良いのかもしれない

古い団地の一階の北向きの僕の寝室
書斎でもありギター2本とキーボード

 ....
ふわふわ漂い
ゆっくり落ちる
金の花びら、
わたしは貴女を知らなかった

[磯の香 、 零れる光滴 、 白波の残響]

あの青い青い宇宙の大海原を
貴女は幾人もの従者を連れ
喉を震わ ....
「男の最期」

「砕けたガラスと現実はよく似ている…」、破片に映る空を動く雲がそう言った気がした。地に斃れた男の最期の思考はそのようなものだった。それは、まばゆくも暗くも無かった。ただ意識が遠のき ....


呼吸音
擦音

足音
エンジン音


差す光



違和感
かんがえたのか(?)
かんがえタナカ(俺)
かんがえたニカ(笑)
かんがえタヌキ(狸)
かんがえテヌキ(楽)
かんがえてネギ(臭)
かんがえるネコ(愛)
カンガルーびん(車)
かのたえ ....
イソジンを大量購入して
転売ヤーで荒稼ぎしようとしたが
それほどのイソジンブームは起きず
結果的に
私の家の物置は
いく宛のないイソジンで
溢れ返っている

今ではイソジンの原材料名
 ....
あなたはあなたの山脈のどこかの尾根だったりする
そのすべらかな詩は橇
あなたの筋ばった腱を滑走していくのかも

わたしもわたしで
わたしの太平洋の船だから
時々汽笛を鳴らしては帆をはためか ....
はやぶさ3は
日本の下町にある工場の技術が
沢山使用されています
例えば
はやぶさ3が惑星から砂塵を採取する際
微妙な振動を起こす必要がありますが
その技術は
ここ品川にある工場で
製 ....
コンクリートと金属で
囲われた都市の
最小部分
ここでは僕の名前はなく
表札は何もあらわさない
となり四方の人も
蜃気楼のように遠く
重さはない
僕が床を踏む音は
だれにも届かない
{引用=最悪について}
第一に
記憶と紐付く負の感情一色に染まった景色を満喫しながら
自ら最悪だと帰結する狭く閉ざされた思考の環状線を延々
巡り続ける一人旅

第二に
自覚のない最悪人間 ....
おんなはおとこの子を身籠る
おとこはおんなを孕ませる

子はおんなの胎内で
その養分で育ちながら産まれるときを待つ

零から始まる何ものもない
生命もまた
零から始まってなどいない
 ....
食事に行っても
ソーシャルディスタンスのせいで
隣を空けて座らなければならないけれど
私の鼻くそ飛ばしは
3m先までは
100発100中なので
向こうのテーブル席の
ご婦人の前に置かれた ....
洞察
ってなんだろうかって
洞察を洞察してたら
洞察が照れて笑った
ああそういうことかと
こっちもいくらか
ほころぶ
そして思った
そういう洞察の持つ
一部の隙みたいな素振りが
じ ....
線路は明日へ、延びてゆく
明日の線路は、過去へ至り
過去はまた道の続きへ

二度とない今日の日を経て
旅の列車は走り始める

恋に傷んだ、町を過ぎ
日々の重さに憂う、町を過ぎ
 ....
私という列車が有る

悲喜こもごもの
日常を乗せて走る

錆びかけた列車は
止まる事も出来ず
戻る事も許されない

時折り
闇を壊すように警笛が鳴る

運命という荷物を背負い
 ....
君が渇きません
私は夢見る牧羊犬の尻尾を踏みました
朝から晩まで数えていたら
羊が灰色になってきました
ごましおの柄が可哀想
雲に浮かんだ雨も可哀想
足先から落ちる水滴を目で追い
まとも ....
シャーレ
喝采をあげて赤い綿毛が一斉に広がる
緑の胞子が満ちて森をつくる

コンタミネーションを起こして
白い培地で紡がれる微かな物語。

三十七兆分の細胞は
ただの傍観者に成り下がる ....
むかしむかし
太陽系ができる前のこと
どこかの惑星にいた生き物は
ふとこんなことを考えた
どうも水素原子というのは簡便でいい
印をつけておこう
「け」と

時は流れて次の太陽系ができた ....
四国の方へ行って来ると
昔の君は言いました

僕は不安で尋ねました
いつまで行って来るのと尋ねました

すると君は言いました
ずっと行って来ると言いました

僕は淋しくなりました
 ....
今朝精妙な分度器を買った、世界にはらう関心を前借りしたくて

Amazonの倉庫には
まだ在庫が12あるそうだ

今、なんとなくエスプリの生育具合をかんがえている、フランス人、仏蘭西、その地 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
一人は一人でひだかたけし620/12/8 19:31
人面犬春日線香420/12/8 17:28
紙屑宣井龍人14*20/12/8 11:50
年越ヨロシク020/12/8 7:57
ネジをうまく道草次郎8*20/12/7 22:24
銀河とスポーク220/12/7 21:48
かまきりもちはる5*20/12/7 20:52
毛穴の汚れ花形新次020/12/7 20:49
独りである(改訂)ひだかたけし220/12/7 20:07
生きる花形新次220/12/7 18:37
minimum梅昆布茶720/12/7 18:04
金の花びらひだかたけし520/12/7 14:57
光の言葉、水の言葉、石の言葉道草次郎320/12/7 12:09
ヨロシク020/12/7 7:55
かんがえたのか/即興ゴルコンダ(仮)時間外こうだたけみ1*20/12/6 23:18
転売オブザイヤー花形新次020/12/6 21:07
バラスト水道草次郎020/12/6 19:40
はやぶさ3の技術力花形新次320/12/6 19:27
都市の最小部分フリーダム2*20/12/6 6:09
悲しみは理由を求めているただのみきや5*20/12/6 1:11
零から始まる何ものもないこたきひろし520/12/6 1:00
外食花形新次220/12/5 23:09
洞察道草次郎120/12/5 22:45
「車窓」服部 剛220/12/5 21:34
人生風の化身120/12/5 21:09
ひつまぶし這 いずる2*20/12/5 20:54
球体シャーレasagoh...320/12/5 20:27
ビッククランチ異聞[group]道草次郎020/12/5 20:14
夢の寒夜ひだかたけし420/12/5 19:10
世界から届く道草次郎020/12/5 17:34

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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