幾千のよるを乗り越え僕たちは生きてきた
神経質な世界は宇宙と融和していないけれども
目の前にある真実をいつも取り逃がしてしまうのだ
プーチンの病気見舞いにラップを贈ろうかと
中村佳穂と ....
○「愛情とは」
愛情とは
「温かい言葉とスキンシップ」である
子どもも大人も年寄りも
みんなみんなそれを求めている
○「独居老人」
温かいご飯なし
温かい言葉なし
スキンシップなし ....
ただここに
どこでもないここに
ポツンと取り残され
僕ら二人
日がな一日
木の実を食べ
遠い一日
足下には
巨大なイキモノが蠢いて
(眩めく予感に戦慄いて)
薄日の光に身をやつす ....
君が揺れている
君の声が聞こえるよ
でも言葉にしない
ふふ
ふふふ
春と
呼んでいるんだ
きらきら
光に舞う
ちいさな ....
夜の杜の有る一段の
頼りげないあたり痼がある。
私恨だろうとしらをきる。
スーパースターの極秘に
どさくさ銀貨を投げる、
遠隔操作上の部屋と考える膨らみ、
そう合っていると冷静なくちぶり。 ....
予測が大外れ
どうやらあなたは推し量れぬ
合わせ方が違うのか
モデル自体がダメなのか
ゴールが動き続けているのか
さよならも告げず
私の方程式に適した人の元へ
いけたらいいのに。 ....
桜が咲く暖かくなった日に
望みが一つ消えかけた春の季節
昔より強くなっているかな
明日を歩む一歩の足跡
流れている音楽は
昔聞いていたものと違って
優しいメロディーに代わっている
心 ....
○「失ってしまった顔」
散歩している犬は
どうしてあんなに
幸せな顔をしているんだろう
寝ころがっている猫は
どうしてあんなに
幸せな顔をしているんだろう
私たちが失ってしまった顔かもし ....
睡眠負債があるのだから
睡眠貯金もできると思う
でも寝だめはできないし
寝すぎは体の調子が悪い
夜はあと10分
起きていたいのに
朝はあと10分
寝ていたいワタシ
夢への利息は ....
一日の襞をなぞるように日は翳り、あわただしく光は綴じられていく。
万遍のないあからさまな炎天の午後、しらけきった息、それらが瞬時に夜の物音にくるまれる。光のない世界のなかで、何かを照らすあか ....
底冷えの日が続いている
夜明け前の除雪車の轟音に目覚め、ドアを開ける
階段のコンクリートの端をなぞるように雪を掻き落とし
人力除雪が始まる
ずっともうこんなことをやっている
固い空気が微動す ....
幻の虹をみた夜、
好きすぎた昔を求めた
ほろ酔いの君の瞳は
幻の虹をみた夜、
叶わないよこしまな夢を
叶えたいとだれに祈ればいいのか
それさえも忘れてしまったという
びし ....
クリムゾンて
クリーム色じゃないんだ
赤なんだよ
紅色とは違う
また別の濃い色なんだ
濃いんだけれど
明るいんだ
ブライトなんだよ
それでもって青も少し入ってるんだ
カレーの隠し味に ....
白紙と名付けた毛布に包まり
むき出しの耳を塞ぐ
手のひらは押し当てたはしから粒子になり
あなたがたを取り込む、あなたがたは実際細かな粒子で
一粒一粒が性格を持っている
限りない煩悩
限りな ....
僕たちは
綺麗なものが
似合うように
努力をするけれど
その眩しさより
弱った光の中で
同じくらい
傷付けたら
指輪なんていらない
この身体ごと
転がって
語り始める
....
深く落ちていく
独りのたましいが棲む処へ
切迫する恐怖に立ち向かい
遥かな声の木霊に安堵して
どよめくその先を目指していく
わたしはもうなにもいらなかった
貴女の在り処さえ確かめられれ ....
桜の開花宣言が出ても
満開になるにはもう少しかかる
日に日にピンクが増えて
その魅力を徐々に発揮し始める
桜が気になって何度も見てしまう
桜をたくさん植えて
観光地化させる地区もあ ....
湖の蒼さがあなたの個性に反射する
羨望の眼差しは
自らの心にポッカリと空いた隙間に
セメントを流し込む
「答えはまだ無い」
荒れた呼吸の中
社会に固執する義務が漂う
やがて君が歩む際 ....
幸福は私の中にあると
そう考えた時
私は感動した
私は幸福と共にあり
それを伝えて
周りの人も幸福にしたい
人生には波もあろう
嵐も。
しかしそれを乗り越えてこそ
幸福は私の中にある ....
遠い記憶への贈り物は
世界の見える景色を透明に塗り替える
瞬間は瞬間との出会いを祝福し
ありのままの僕等はただ歩みを繰り返す
支配された感情の危うさに飲み込まれないように
カラッポになっ ....
春なのに
華麗な花たちのいろどりも
もえいづる若葉の輝きも
どこを探しても見つからない
春を喜び
さえずり回る
かわいい小鳥たちの姿もなく
春の喜び
春の楽しみが
....
俺は今
戦禍を最小限にくいとどめているんだっ
そういうと僕は
湯船につかり
晩酌の用意を
僕が飲むことと
君が病むことの間に
何らかの相関が
あるだろうか
ある
惚れた男の ....
朝8時の虎ノ門ニュースで解説していたが、忽然と消えた卵の行方を捜している母親が、自分は世界と捩れた関係にあるということが理解できないのは、母親には卵の抱いている密かな悪意が認知できないからだ。母親とい ....
喉の中が少し痒い
じれったい
口から手を入れても届きはしない
首を掻いても治まらない
痒さがじんわりと増していく
どうにもならないからなんとかしたい
手を握りしめてみる
なんともならない ....
朝焼けに
まだ消えてないうすい月
小さな花の
香りがしたよ
いつまでも片恋なのは切なくて
好きを飾って
リボンにします
バカヤロォと
酔って泣いちゃう春の夜
もっとい ....
自称詩を書くこと
それは立ち小便
をすることに
似ている
とても恥ずかしいことだが
その解放感から来る快感は
何事にも代えがたい
とても可愛いあの娘に
見られたりしたら
絶頂 ....
元世界ヘビー級チャンピオンが
市長をやっているところは
やっぱり強いんじゃないかと
思ったんだよなあ
プーチンも
そこんとこ
よく考えなくちゃ
黒人相手にめっちゃ
ボコボコにしてたんだ ....
白く光る田舎の道を
カンカン鳴り響く踏切越え
海に向かって歩いていた
薫る潮騒、うねる波
何処までも続く浜辺に座し
わたし独りのたましいが
水平線を覗き込む
遠く船が落ちていき ....
○「4月」
明日から4月が始まる
新しい出会いが待ってる
いつまでも桜に酔っている暇はない
しゃんとして明日から起きよう
*「転勤 借りてきた猫も二、三日」
*「転勤 昇進したのに手取りは ....
その日
僕の存在は失われていた
川は何もなかったかのように流れ
まわりの人々は息をし、笑い
変哲もないことを話していた
できるものなら僕は
思考さえ失われた
本能だけの野鳥になりたか ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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