風の旋律
青が立つ
駆けた約束
果てしなく
目眩覚えた
無地の花
想いが魅せた
朝露が
そっと花びら
染めた空
自然と共に
歩む日々
見上げた意識
堕ちる意思
....
明日なんかもうなくなってもうた後の
最後の郵便局へ
俺は行ってきた
それでも速達で送る小包を
預けて帰ってきたんやった
もう朝起きんでもよくて
今日夜寝んでもええとなると
不眠症なん ....
帽子の似合う
あの子のように
騒がしさを操る
子供たちのように
誰かを怖がる少年は
ただ夢の中にある
全てを持つ少女に惚れていて
憧れと賛美を所持し
行方を求めていた
あの時のことは ....
今 私の中に
祈りにも似た感情がある
光有れと叫んだ時
光は此処にあった
青空にも届けよ
我が祈り
天空を越え
宇宙にまでも届けよ
出来る事なら
君と和解の為の旅がしたい
なるべく遠く
ずっと遠くへ
あの時謝れなかった事
あの時言えなかった事を
誤魔化さずにちゃんと話して
今から新しい関係の友達として
人生を生きて ....
いちまいのやわらかな和紙だったね
わたしたち
淡い夕空に星の 輝くような
やぶられて
ふわふわの 端っこが
互いに 手を差し伸べても
又 一枚になれることは
わたしたち
ないのだね
....
ときおり
訪れる
叫びの衝動
だけど
そいつを
信じてしまったら
たぶん
終わりの始まりだろう
暖かいとも
冷たいとも
言いがたい
どっちつかずの夜
寝床の中で
....
ちょっとした工夫で
大変だったシェーバーの手入れが
驚くほど楽になった
使っているのは
PHILIPSのシェーバーで
小さな円形の刃が3つのタイプ
剃ったひげクズが
すぐ ....
犬が吠えている
熱する陽射し
蟻たちが隊列を組む
したたる汗
動かない空気
ぼうと
天を仰ぎ見る
眩めく視界
どよめく一日
過ぎゆく時の間に間に
救われない思いを浮かべる
....
だれに泣き言をいえばいいの?
気がつけば、そういうことをいう相手が
いなくなっていた
たったの一人も、だ。
うそみたい。
この夏になって気づくなんて。
今まで、 ....
宵の口に、自分の弱さを詫びる
馬鹿でも少しは酔えるということを紐解いた装飾で
少しだけ天を仰いだのが
この贅沢な陽だまりに老いて笑壺ということになる
ぉお、これこそが郷里だ
乙女は腐 ....
石地蔵と夏
ゆうだち
金木犀のこぼれる石畳
空に続いてゆく秋
ちゅーはい飲みながら豆を摘んでおもった
僕をつまんでくれたきみを摘んだ僕
つぶやく
となりの人が
つぶやく
靴が脱げた
いや
脱げかかっている
右足だけ
白いスニーカー
薄汚れている
このまま脱いでしまおうか
立ち止まって
立ち直って
履き直そうか
左はなんともないのに
右だけ脱げ ....
一日が
沈む
美しすぎる
ぱすてる
暴力のない家庭で育った子どもたちは幸福だが、おそらく今も昔も世界中の子どもたちが厳しすぎる躾けや暴力の犠牲になってきたのだと思う。そういう心に傷を負った大人たちが、この世界に光を、あるいは闇をもたらそ ....
こんな日に君を思う意味はある
こんな日に君を思う意味、
もう会えない確率の方が高く
嫌われてしまっている現実を差し引いても
好きな人が居たことの記憶に
すがれるなら
こんな日に君を思う意味 ....
不運が続いた。嫌なことも。だけどそれをビールであるいはスナックであるいは過食で紛らそうという気持ちはない。
ただ開放感あるのみ。
カルビ丼を食べる
みんなは好きな人とペアで、私は嫌いな人とペアで ....
光有れと叫んだとき
光は此処に有った
言葉有れと叫んだとき
言葉は此処に有った
行為有れと叫んだとき
行為は此処に有った
何としても生きようと
悲しがる君の横顔を見てそう思った
いつで ....
小麦が世界的に不足していることを
昨日、ネットの動画で初めて知った
農林水産業従事者の高齢化と
後継者不足と外国人労働者依存の現状が
とても厳しい状態にあること
その為、日本の農林水産業の未 ....
樹間から
覗く秋晴れの青、
ふるふる震え
金木犀の香が舞う夕べ、
時はすっかり透き通り
遠い記憶の余韻が響く
)何があったか
)細かいことは忘れちまったが
)ただ喜びと懐かしさだけ ....
空は曇り
街は曇り ビルの谷間の 冷えたぬくもりに躓き 吹き抜けるかぜ なぜ と 灰とかげ──背広の音色が波のように行き交う歩道に落としたピルは
奈落の白い底
騙したあとの ....
君の翅を食べた
君がそうすることを望んだから
君の翅はよくできたお菓子のように
心地よい甘さで
もろくあわく溶けていった
最後に君の背に残る
翅のついていた痕をそっとなぞると
それも夢の ....
送電線のカラスたちは
つぎつぎと不協和音を課題とした合唱隊となってゆく
さよなら、と言われて
西のお寺で鐘が鳴った
こめかみの血管のように青ざめてゆく
夕暮の空
ぎおんしょうじゃのかねのお ....
猫の足跡がちりばめられたコンクリート上
子供のピコピコ靴が走っていく
惜しみなく落っことしていくエモーション
揺れて、弾んでは転がり、また揺れて
すこやかな肉球は
玄関アプローチの飛び石みた ....
自分を騙して生きている
かなり前から
何のために
毎日同じことを繰り返しているのか
分からなくなっている
結局のところ
生きるために生きているとしか
言いようがないことに気付く
確かに ....
山と海の近い街
狭い世界で流れる河
自然に澄みきって流れていた
河岸では旅人が愁いの詞を
海辺では少女が愛の唄を
山奥では狩人が悼みの祈りを
人の想いが清流に溶け込 ....
確かに統合失調症になったことは
人生を破壊するほどの運命だ
発病から22年
私は黄泉返ろうとしている
生きて
生きて
生き抜こう
必ず勝とう
人生を幸せで飾ろう
そして死ぬときに
....
ワードの画面との
にらめっこは飽きたので
とにかく何かを書いてみよう
音楽ソフトを起動して
クラッシックの曲をかける
電子タバコの吸引器に
ニコチン入りのリキッドを補充する
天然グリコー ....
二〇一七年十二月一日 「みかんの皮」
こんな時間にどうしたの
そう訊くと彼は
考え事をしていて出てきたんです
こんな時間まで起きて何を考えてたの
ってさらに訊くと彼は
数 ....
499 500 501 502 503 504 505 506 507 508 509 510 511 512 513 514 515 516 517 518 519 520 521 522 523 524 525 526 527 528 529 530 531 532 533 534 535 536 537 538 539
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.13sec.