寒空にさらされたタオルが一枚

人の気配がしないベランダに
タオルが一枚だけ干されている
顔や手を拭くサイズのタオルは
新しくも古くも見えない
ただの白色のタオル
なぜほかの衣類などはま ....
財務省の官僚たちは自分たちの
既得権益を守ろうと躍起になっている
そのためには国民を騙すことも
日本が衰退してゆくことも厭わない
これ以上、国が衰退して大ゴケしたら
国民ぜんぶが総崩れしてし ....
生きるということが
なぜか
悲しくなるのは私だけでしょうか
この魂という命が
原初から欠けているせいでしょうか
悲しくなるのは。
雲一つない青空の静けさが
欠けている魂にこうもしみてくる ....
でっこまひっこま

とは
でっぱったりへこんだり
という意味で

これまでちょっと
聞いたことがなかったが

どうやら方言らしい

こんな面白い言葉に出逢ったのは
カメラのレン ....
僕が晩酌を始めるころ
サンフランシスコでは0時を回り

朝の5時に起きておはようを言うと
姉上、あなたはおやすみと言い

なぜなんだぜ?
同一座標でどんな時差が

僕はアサガオ
や ....
冬の朝の陽射しが
カーテンの隙間から
二人のベッドに
直線を描くとき
その直線上で屹立した
朝立ちポコチンを
きみが愛おしげに
撫でているのに気付く
きみが愛しているのが
僕なのか
 ....
人は何であるのかを知ろうとする
夢見る時に 頭に
知ることで 道を
進むことで 不安を
歩くことで 何かを
直接的ないじめから
インターネットを悪用したいじめに移行してきている
こうなると
学校の先生も止められない
親が止めるしかないが
親も止める力がない
どうやって我が子を守っていけばいいのだ ....
西の空に日は落ちて
仄かに明るむ茜色
富士は勇姿を際立たせ
沈む地平に黒々と
聳える巨大なシルエット

すべて静寂に包まれて
遥かな距離を落ちていく

わたしもあなたも別々に
この ....
今日は川はにごりなく
深く沈めた自転車がよく見える
ついついと音を立て
外資系お洒落喫茶店の紙袋は
町角で丁度よく破れ
仔猫のようにこまかに震えてた
わたしの胸にうまれやまぬ
美肉の缶づ ....
二〇一八年十三月一日 「記憶」


 感情の発展過程で、ある点以上には絶対成長しない人がある。かれら
は、セックスの相手と、ふつうの気楽で自由な、そしてギブ・アンド・
テイクの関係をほん ....
こころの傷の深さは
いのちの深さと
つながっていて
私のいのちを
育てる




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
どこに転んでもいい
生と死を思い
絶望を失ったから
涙の夜に
ほほ笑む




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
ふざけるな
いえ ふざけてなんか
いない
私の言葉
思い出してほしい




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
晴れた日には
出かけたくなる
空気が冷たくて
風が強くても
晴ればれした
気持ちになれるから
ちょっと無理をしてでも
外に出かけたくなる
腕を広げて
お陽様を浴びて
光合成できる気 ....
○「子どもパワー」
姪が7人の子どもたちと一緒に
遊びに来た
二人暮らしの家の中が
早春の光のように明るく賑やかになった

○「親子ゲーム依存」
親がゲームを楽しむために
子どもたちに ....
青空よりもしずかな黄昏が好き



パンケーキ、ファストフードで休日昼間あなたと



美味しくなくても良い、けど美味しい



人並みになれなかった振り返ればどこ ....
余ったハンドクリームを
塗る場所が欲しくて
誰かに恋してる

喉仏みたいに
尖った部分を
柔らかくできるなら

潤いを閉じ込めた
掌が滑る

これ以上
何かを落としても
綺麗 ....
降り積もる雪の
微細な分布に亀裂を走らせて
わが血族はうなり声をあげている
閉じてゆく都市の
活発な経済に喜びの舌を挿し込み
わが血族はいっそう血の温度を上げる
子が生まれることで
 ....
媼の面をはずしたかまきりが
つめたいそでで横になっていた
ゆたかなお腹
子どもらをまだ泡してないと見え
わたしの中ゆびを、きゅっと
思いがけない強さでつかむ

空をひらけばすみれ
あし ....
誰かへの心配がつづいて
憂鬱が消えないなら
もう心配やめちゃえばいい
自分が楽になるためでしょう

自分を冷酷だと思ったり
またそれが心配になるのかな
心配が趣味なら仕方ない

でき ....
白い
大理石のフロアタイルを
敷き詰めたキッチンに

見たことも無い
巨大なサンマの開きが

横たわっている

旬は過ぎているけど
気にしないで

夢だから

頭だけでも軽 ....
  おちている光を
  うさぎだと思った

  そうきみに言った
  商店街の 黴だらけの夜
  ぼくたちはネズミだった

  もうぼくをすきじゃないと
  うちあける瞳を ぬ ....
なんて、私は本物のルビーの恋を
見つけたのだから偽物じゃ、もう
満たされないのだ
無駄な置き換えは止めろ。

白髪は増えるし卵子は衰えるし
爪に縦線入るし、
左股関節痛いし、
毎日疲れ ....
メッセンジャーが駆けて来て
身の置き場を探す
冷えきった朝
荘厳な音楽が鳴り響き
いずれ復讐される
そんな予感に浸され
一心不乱にステップを踏む

乾いた打擲音
連打されるスネア
 ....
履き慣れないヒールを履いたりするから
まともに歩けなくなったりする
けれど今日はどうしても
この滅多に履かないお気に入りを
履きたかったからしょうがない
予想してはいなかった痛みに引きずらよ ....
濡れた手で鏡に描いたグッドバイ



別れずに心を誤魔化し生きてきた



もうみることもない、あなたの涙の跡



《悲しみ》を無視する死ぬまで無視をする

 ....
床暖房に腹ばいで熱燗を飲んでいる
外は激しい吹雪


絵の具の花の赤い一行が見えた
わたしの一番小さいマトリョシカは神隠しにあったまま
帰らない 
夜の袋にしまわれたまま
アカシアの棘 ....
巨大なプレス機が稼働しているようなノイズがずっと続いていた、肉体はその、現実には存在しない振動に苛立ち、酷い痒みや痛みを覚えた、細い針を幾つも差し込まれたみたいに視界は穴だらけになり、世界は楕円の .... 正月や 今年もマスク顔 タイガーマスク

正月や 体調よし 天気よし 女房の機嫌よし

正月や 一通のメールも来ず

正月や テレビが面白くない

正月や 何回も見た映画やっている
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
タオル坂本瞳子2*22/1/4 15:51
もう取り返しはつかないジム・プリマ...1*22/1/4 15:31
なぜかこしごえ0*22/1/4 14:48
でっこまひっこま論st522/1/4 9:06
別の惑星りゅうさん222/1/4 7:34
明け方の窓花形新次022/1/3 22:11
道の風景番田 122/1/3 20:34
いじめ防止zenyam...022/1/3 20:30
滑走ひだかたけし422/1/3 20:16
はつゆめと夢soft_m...022/1/3 20:14
詩の日めくり 二〇一八年十三月一日─三十一日田中宏輔13*22/1/3 16:46
※五行歌こしごえ022/1/3 14:03
2*22/1/3 14:02
1*22/1/3 14:01
サニーデイ坂本瞳子1*22/1/3 11:13
1月3日独り言zenyam...0*22/1/3 10:39
しあわせの蝶、ひらひら秋葉竹122/1/3 9:58
その為にミナト 螢022/1/3 9:11
血族葉leaf022/1/3 5:53
一月二日soft_m...222/1/3 0:47
心配の取り扱い木葉 揺4*22/1/2 22:59
生臭い初夢まいこプラズ...422/1/2 22:07
うさぎ[group]草野春心322/1/2 21:44
希望の意義杏っ子022/1/2 21:39
メッセンジャーの朝ひだかたけし522/1/2 18:28
フェイヴァリット坂本瞳子4*22/1/2 16:22
濡れた手で、サヨナラ秋葉竹122/1/2 15:38
火傷と神隠しただのみきや3*22/1/2 13:30
ノイズの陳列、幕引きのシャワーホロウ・シカ...2*22/1/2 10:54
正月やzenyam...0*22/1/2 10:27

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