端子:tansi
名まえ創るとき考える、
魔法な閃き運び徠る、
歌よりも美しいコトバを綴りたひがため、登攀、愛珂さもありな ....
息を吐く
冷たい空気を吸う
飛来する虚ろの目と目を合わせる
最適化した言葉でニンゲンらしくする
完成の美しさを
手に入れることはなく
爪をはじく
ニンゲンらしくなる
冬と話したなら ....
会って話をしているのに
かかって来た電話に出る
人は遠くにいる人ほど
大切にするらしい
目の前の人を待たせても
かまわないぐらい
クルマを運転しているのに
片手で携帯電話に出る
....
はてしない水に
あらわれた沖という感じ
子どもらが
ゆびでつくったさんかくを
ひろげるとみち
こえにだすと
胸にひびくはてしなさ
どこまでもつづくうねりへは
近づきすぎてはいけない ....
小学生の頃
体育館の裏に生えていた
椚の落ち葉を使って
船を作って遊んだ
椚の落ち葉は
いい具合に折れ曲がっていて
大きめの葉の舟艇に
小さめの葉を刺して帆として
昔の帆掛け船のような ....
誰もいなくなった クラシカルな応接室のロングソファーで気だるくしなだれ
祭司の仕草に告白をうながされるように
密告した
青い詐術 後追いの3秒 の 失禁
その温もりだけを飲 ....
かきつばたの肩に影のないほくろが落ちてくる
めくれたのは彼女の
ブラック バラクラバ
とおりすぎていった
幸せを想いかえして
その美しいときに嘘はなかったと
時間だけ
静かに
過ぎていっただけなんだと
抛り捨てられた
七色の夢と希望に未練を感じ
感じ ....
瞬発力が必要だ
そう思った
いつまでもこうやってグズグズしているのは
さぁ!行こう!という気がなく
行動が伴わないからだ
いつまでもここでこうしていても
一向に構わないのだけれども
そん ....
テレビはグルメ番組だらけ
それも
長寿番組が多いという
おまけつき
いったい
この現象は何なのか
いやなこと
つらいことだらけの
この世を忘れ
ただひたすらに
食べ ....
人それぞれの
感じ方がある
それが すてき
感じてくれて
ありがとう
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
時には
空っぽのこころ
だけれど
思うだけなら自由な
思う力
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
食の宇宙が広がり
味の銀河が躍りだす
ふりふり
ユサユサ刺激的な香りがこぼれる
天地創造の技を繰り出して
恒星間移動を試みるも
いつも通りの出来栄 ....
警報機が波打つように鳴り響き
降りしきる雨、立ち尽くす人
遠くを追いかけ少年が走っていく
雨に濡れて
焦ることは少しもない、
すべて終わっていくのだから
すべて始ま ....
行ったこともない街
何の情報もないまま
街散歩する
その街の人にお勧めを聞く
住む街を愛している表情
あまり都会過ぎず
田舎という感じはなく
程よい街並み
その街特有の時間 ....
おいてきぼりにされるって
さみしいね
泣きながら
帰り道探した
夕焼けの中
ただあの人の面影
探した
私の中の希望が
死にかけた
でも歯を食いしばって
耐えて耐えて耐え抜いた
やがて希望の灯は
徐々に広がり
私の心を一杯に満たす
ありがとう
存在は奇蹟
船が大海原を彷徨っている
誰も乗っていない
人がいたような形跡はある
放置されたようなオールと
タオルが一枚
それから左のサンダル
鮮やかな赤い色の大きなそれ
水が少し入ったペットボトル ....
真冬の星座の下で改造拳銃をみぞおちに当てて一息でぶっ放した、火薬は多過ぎ、スプリングは確かだった、燃え上がり、あっという間に丸焦げになり、ヘドロだらけのどぶがようやく流れる時のなにかを引き摺るよう ....
光り溢れる
午後のうちに
うっとり横たわり
記憶に遊ぶ
(お母様と手を繋ぎ
畑の野菊を見つめていた
ただそれだけの光景が
震えるように懐かしく)
光り溢れる
午後のうちに
....
二十歳の頃のこと
十三歳年上の既婚の女性に誘われて
ご主人が夜勤で不在の時にだけ
夜の相手をしたことがあった
連絡は彼女からで
人目に付かないよう
夜中に訪問しては肌を合わせ
体を重 ....
体制の申し子が
自身の撮った映像の中で
悪質なヤラセをやろうとして失敗した
彼女の反体制派に対する著しい悪意と
彼女の背後に蓄えられている
膿のような虚無に
言葉で ....
どこにもない あすはけしてなくならないように
子雀が 哭き出すから、
ここに いたい
(下等生物の葛藤)
そんな、終の棲家でしょう
小指ほどのハウスに架かるハヤリヤマイです
可愛ら ....
そこはかとなく
とはよく言ったものだ
そんな曖昧な言い方をして
結局なんのことなのか
良く分からないじゃないか
そんなことを言われると
なんとなく分かった気分になる
どことなく
....
すぎゆく時間
そして想い出すのは降り積もるゆき
樹氷がカキ氷にみえたって
食べたいの?くいしんぼう
そんなわけ無いけれど
とっても寒いはずなのに
君といるか ....
日曜日のショッピングモール
お洒落をした女の子が二人
ソファチェアでお喋りしている
向かいのソファチェアでは
野球帽に髭モジャモジャのおっさんが
のけ反り姿勢で大イビキをかいている
....
何の解決にもならないことは
分かっているのに
また紙巻タバコを買ってきた
今、一時、良ければそれでいいと
問題を先送りにしているだけだ
これでは現政権がやっている事と
同じじゃないかと思う ....
まったくお前みたいな可愛い夕焼けにつま先で挨拶すると深海みたいな鱗が踝に貼り付いてプラタナス並木が裸で震えてら
俺は嘘つきでインチキな星座だプラネタリウムの秘密を暴かなきゃならないし何処までもプラス ....
風は吹く
水は流れる
地球は回る
あたりまえでしょうか
いいえ ありがたい
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
悲しい
これは
お墓まで持っていく
大切な悲しみ
いのちの悲しみ
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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