花の中で にぎやかな
虫たちの胸に
汲みあがった 蜜を
言い表す ことばはない
真昼の 宇宙の
香りをまとい
きらきら踊る
途切とぎれの 感情
そして飛び去る
張りめぐらされた
網 ....
しおざいが
泡だつ風紋を散らす
どこかへ向けたわたしの耳は
造り手が去った
からっぽの巻貝や
やわらかい吊鐘に似ていた
きらきら膨らみながら満ち
ひかりを吸いつくす
波の訪れを聴いた
 ....
薄暗い
漠然と広がった
空間のなか
台形の
ノッペリとした
大人の背丈半分程の
鉛色の工作機械が
等間隔で何台も
一列に並べられている

大きな金属音があちこちから
互いに呼応す ....
体が冷えると
空も冷たい

この夏日に不安が渦巻く

対象を欠いて、原因を欠いて

緑風を浴び
正気を保つ

鳩はつがいで餌を啄み
草地は青い、青白い

背筋に悪寒が走り
 ....
最後の一本だよ
言い訳が消え失せないうちに
アルコールストーブで
タバコに火を付ける
クソでできたスフィンクス

夏のとあるときに
寒さに震える日があって
それは僕にだけ訪れる試練 ....
フロアライトに照らされた祖父の鍵束は
まるで、ゆりかごみたいな影絵を思い起こさせ、

熱帯夜を引き止める、ぱたり
閉じられた胸とベーゼ、
暗闇に見える涙が乱反射して三白眼と

手を翳す
 ....
少し気分も落ち着いて
真夜中に聴く昔の音楽が
なんだか心に沁みる

カレンダーを捲ると
日付が変わった今日は
「アーティーチョーク」の日だそう

ピザに乗せて食べた
昔の日々を思 ....
カリフラワー

いちご

オムライス
良く晴れた日は
空耳のように
片思いして

聞こえないはずの
音に耳を澄ます

裸足のままで
さよならの階段を
おはようと上ったら
また笑ってくれるかな

そんな勇気はないけれ ....
空の下 大地の上で
「気楽に行こうよ」と
自分に言い聞かせる私の
「私自身の死を思えば、私についての
何事も大したことではない」と
自分に言い聞かせる私
世界の一部である私の
明日を知ら ....
「我思故我在」

光陰流水
  性愛図、快楽湯勝糞尿湯、狂気平々、閉地肉林戸
豆腐

菜箸

飛行機雲
滑らかな機関銃と流暢な筆の走りに
しがらみをなくした玉響の廃人
三角に影をなくした陽気な小股が
予想通りの横顔に挑戦状を叩きつける

光芒は麻薬を含んで余命を水没させ
空襲警報は不慮の事故 ....
降り止まない雨が
心の奥底に言葉を溢れさせ
魂の隙間から
零れ落ちるような光滴たち
無数に煌めき散逸する
終わらない旅路の果てに
訪れるもの一つさえ
想い描けないなら
何億もの地上の眼 ....
イチゴの匂いがする
甘い優しい匂いがする
どこからするのか
誰からするのか
分からないけれど
イチゴの匂いがする
振り向いてみても
ポケットの中を探ってみても
イチゴは見つからないけれ ....
オンラインカジノで
4600万円使いきるって
なかなか出来るこっちゃねえぞ
早く使わないととでも思ったのかな
一回に4600万円掛けたとか?
それとも倍にして
元金は返そうとしたとか?
 ....
眠ってた二人が、嘘の恋愛の中の、1%の真実に眠りを揺さぶられて、

互いに眠りから起こされたのが不幸の始まりだったね。

どうせなら、全部、優しい嘘だったらよかったのに、

「お前は、ただ ....
ノートの中で(僕)が反省してる

日々のささやかな出来事

ふと、花の香りがして

どこかにあった庭のことを想う

就業時間
地平線のむこうに
ひろがるのは茫漠
その水平線から
さらにひろがる
上もなく
下もない
前も後ろもないという宇宙へと
触れているのだね直に
きみは左腕で石腎をつかみ
わたしも右腕で力 ....
○「目的」
地球は目的があって
回っているのじゃない
ただ回っているのだ

○「言葉の時代」
実際からかけ離れた
耳ざわりのいい言葉だけが
独り歩きしている

○「大事なことほど」 ....
{引用=


             。       •



    針樹の翅が 、はためくとき 、

   とうめいの空には 、宛のない日々の輪郭が 


        ....
たおやかな
緑の群れ
揺れて
踊る影は
光の万華鏡
私は静かに傾いて
遠くの森のざわめきを聴く
僕らがよりそう宵のバルコニイのテエブルに
ぽとん と小さな星がおちてきたので
それを閉じこめて
ゼリイをつくった
星の光を透かせて
ほのかに光るゼリイ
そのゼリイのふるふる ふるえが
僕 ....
どうせすぐ終わるよ
大丈夫
すぐに終わる
痛くしないうちにどっかいくよ
ぼくは膿と血反吐を啜る蛆だよ
かわいそうに
でもぜんぜん飽きない
なんだこれ
四六時中それを食べてる
食べ尽く ....


レモン

ミモザ
真夜中が近づいている
ベランダに出て夜風にあたる
ゆるやかな風が吹いている
街灯の列が何処までも続く
なんて素敵な夜だろうと思う
昼間森で見た紫陽花の群落が
今頃青く光っている
風は優し ....
容赦なく足もとは揺れ、真っ赤な炎を吹き出して大地が割れた
渇いた砂を巻き込み、刺々しい緑色群生がのみ込まれていく 底暗い活断層(裂け目の誕生だ)
荒ぶる原野うねる緑地帯
空を映し出す水面は、 ....
こころの底から
湧き起こる
未定形な
奇妙なもの

知覚の門にぶつかって
イメージと融合し
充たされ
深い夢見に
沈んでいく

記憶の奥に戯れて
未知なるヴィジョンを携えて
 ....

油の切れかかった自転車をゆっくり蹴りながら
初夏を孕んだべたついた風を浴びて夜道を滑走する
切れかけたワイヤレスイヤホンはぶつぶつと呟き
月は電池が切れるのと同時に空に喰われる

昨日 ....
身を捩らせる
寒さのあまり
五月だというのに
ブランケットを
引っ張り出して
身を包ませて
やっとのことで
眠りにつく
そんなにも
寒さを感じて
いたのかと
自分でも驚く
開い ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
六月soft_m...222/5/19 20:11
破壊筆記022/5/19 19:44
〈根源悪〉の原体験/異邦の恐怖(改訂8)ひだかたけし2*22/5/19 17:47
春の道場3*22/5/19 13:28
食いもんなんか食ってられるかよ竜門勇気1*22/5/19 13:03
錯綜あらい022/5/19 2:30
きょうと言う日。ラムネ022/5/19 2:03
令和4年5月18日(水)みじんこ022/5/19 1:59
天音ミナト 螢022/5/18 21:47
失うということを得たこしごえ1*22/5/18 16:55
之変体漢アラガイs3*22/5/18 11:26
令和4年5月17日(火)みじんこ022/5/18 8:14
歩行者天国あらい022/5/18 0:18
Across The Universeひだかたけし522/5/17 23:09
イチゴの匂い坂本瞳子1*22/5/17 22:10
恐るべき馬鹿な若者花形新次122/5/17 19:37
ずっと僕のことをゆるさなくてもいいよviraj022/5/17 19:25
めもうし022/5/17 19:13
六月soft_m...122/5/17 18:16
独り言5.17zenyam...1*22/5/17 14:58
針樹の翅、砂のryinx4*22/5/17 14:11
緑のスケッチひだかたけし322/5/17 12:46
スタアインゼリイ塔野夏子4*22/5/17 11:07
凪目022/5/17 9:18
令和4年5月16日(月)みじんこ1*22/5/17 3:50
夜の意識ひだかたけし3*22/5/16 23:57
ロマン湖にあこがれてアラガイs7*22/5/16 23:51
奇妙なものひだかたけし3*22/5/16 23:07
2022年5月16日ゆるこ322/5/16 23:06
悴んだ手で坂本瞳子1*22/5/16 22:56

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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