{ルビ霙=みぞれ}、これは意識があった
スケープゴートの産卵を一瞬
競い合うところを潜り搦め手
むず痒いもんだ。ほころびが目立っている

プライバシーも機敏な青にはやわらかな房火を点す
遠 ....
カート・コバーンや
イアン・カーティス
ガロアやアーベルみたいに
早死にするのが
理想だったけれど
家庭の事情でそれは叶わなかった
気が付いたら
漱石も三島も中上健次もみんな
年下にな ....
闇に没して
自称詩人、自称詩人と
つまらない悪態ばかりついている
くそったれだ、キサマは

わたしは歌い叫ぶ
この世の地平を突き破り
独りになって、独りに戻って
限界ギリギリまで
内 ....
繁殖力こそが正義だ
財力など 漲るこのパワーに勝てやしない
なぜだか大物政治家の婦人もお忍びでやって来る
俺には金も 社会的地位もないが、
女たちは 俺の逞しいやつを見たいばかりに
ロイヤル ....
夏の空、玄関口
立ち尽くす我
庭木の揺れ、うねる大気

ああ世界が広がっていた!
己とは無関係に
何処までも眩しい異郷が

五歳の時のその体験を私は決して忘れない
じぶんとは全く無関 ....
心に
ふと
魔がさす時がある
「死にたい!」
「殺したい!」
と思うときがある
魔は
太古から
人間の心に住み着いていて
心身の免疫が衰えたときの
ヘルペスのように現れて
悪さを ....
額縁の窓
永遠に満たされる水瓶
夏の森の色

逃げ場はない
37.2℃のキスをする
薄明の薄命の

言葉を探した
孤独だと言った
朝になれば死んでしまうと

目が覚めて
 ....
夢のような世界
夢なら覚めてくれ

変わった点を逐一挙げることに
さほど意味はない

変わったのが是か非か判断し
是ならそこから何が見えるか考えればいい

豪州の位置
これだけで是 ....
二〇二一年七月一日 「バリントン・J・ベイリーの短篇集『ゴッド・ガン』」


@rr0101kt そうですよね。先日、届いた『折りたたみ北京』が完璧なものだったため、よけいに、返品がふさわしいと ....
腕に大きな衝撃が加わると
折れるか脱臼する

折れると治りが遅いが
太くなって折れ難くなる
脱臼は治りは早いが
更に外れ易くなる

大きい挫折は心を強くする
小さい挫折は心を弱くする ....
ひとちぎりのみかんのような
金魚がまわすガラス鉢

りんとひれが水面にふくらむ
はかない円に耳をすます

どんなに望んでも
見えるものは欠片

ぜんぶ知るなんて
あり得ないから味わ ....
じじいの趣味が
自称詩を書くことだなんて
他人には絶対に言えない
もし誰かに知られたら
翌日から周辺地域の
小学校は保護者同伴の
集団登下校になるのは
間違いない
何故なら
自称詩人 ....
木々の枝葉が微かに揺れている

風が吹いているのだな

濃緑の群れが青空に美しく浮き出すように

さわさわ さわさわ 揺れ動く

熱い微風が風景をかき混ぜ

世界は光景となり立ち現 ....
蒼褪めた雪が、赤茶けた地面に降り積もる、俺は、穿たれた穴だらけの腕を肩からぶら下げて、夏のような、冬のような世界を彷徨っている、まどろみが居座った脳髄は、もう、長いこと、濁った、湖のようで .... 「こうしなければいけない!」
「ああしなければいけない!」
「こうすべきだ!」
「ああすべきだ!」
ここまで来たらもういい!
自縄自縛から
心を解放しよう
評判も恥も義理も捨てて
鳥の ....
    一杯のお茶



クラスの担任から庭の清掃を頼まれて
友人と二人で出かけたことがある
その日は朝から、池の水を浚ったり
集めたごみをトラックに載せたりしていた ....
ほんとうに大切なものを探すなら
いらないものを捨て去るのでなく
すべてをきつく抱きよせて
ひときわ腕に食い込む
その痛みの行方
一生見つからないかもな
見つけたときにはもう遅いかも
完全 ....
アルケミストの受難具を脱出する。切り通された結論は眩しくしなりを帯びた
星が見ている。興味本位で、飛散した風味よい感覚がベールとして

おなじように。

金砂のときを宿した ときとして釘を打 ....
黒い鳥の群れに暴かれた骨を
驟雨に洗いながら
わたしは
晩夏の灼熱に焼け爛れた
向日葵を見上げていた

わたしは聞いていた
草いきれすら霞む腐臭のなかで
瑞々しい血肉の底、重く豊かな脈 ....
わたしは太陽を取り出した
黒アゲハで覆われた
生まれる前の静かな光を
誰かのノートの上で風が踊っていた
人の総体としての手その指の間からこぼれ落ちて
地図上にはなにもない
埋もれた時の痛点 ....
感覚と感覚は響き合っても
感情と感情は響き合っても
魂と魂は響き合わない

あなたは笑う
とっても素敵な笑顔
近況や村上春樹について語り合い
あなたはうつむき考え込む
とっても素敵な仕 ....
静かな波が 寄せては返す
白い砂浜
あまりにも明るく眩しい 夏の太陽
青い空
青い海
波打ち際の波は透明

何故この波打ち際を
歩いているんだろう
夏に海に来るのなど
好きではなか ....
さまざまな視点をもつためには勉強が必要で
私は勉強が大嫌いだから

アテレコで自分勝手に客観視して
そんなことは言ってないのになと不快がられる

中途半端に口と頭が回るから
なんとも否定 ....
雲が月をくぐり
見あげて言った
霧の奥でゆっくり
つぶを丸める実

車の窓から
今を遠ざかるものを想う
牙を競うけものらと
美しいあなた

神をこめた
水はいのちと繋がっているの ....
○「ちちかえる」
坊や
いつまでも
ママのおっぱいを
ほしがっていては
いけないよ
今度は
パパの番だよ

○「ED」
亭主は
どんなに威張っていても
必ず女房に頭があがらない ....
黄昏時は
哀しみと共
認識への衝動を
連れて来る
死を覚悟し
死に準備し
意識は覚醒する

わたしは知りたい
私が在ることの神秘を
不安と恐怖と怒りと歓喜と
内底深く渦を巻く
 ....
自称詩人の家族に
「あなたの家は
悪霊にとりつかれているから
家族が自称詩人になってしまったんです
今からでも遅くない
このツボを買いなさい
このツボが悪霊から
あなたの家族を守ってくれ ....
願いの出る場所は大きな洞穴か
入口には番人いるか
時々掃除はしておるか
近付いて良いか
入っても良いか
願い以外は出て来ぬか

 オト、ザクラン、ユケ、マイケ

願いは風のようなもの ....
近ごろさわやかな朝が
来なくて
僕は目が覚めても
ごろごろしています
天気も不安定で
降っては晴れ、晴れては降るで
雷もごろごろしています
近ごろさわやかな朝が
来なくて
僕は目が覚 ....
仕方ないよ。
自分の
思い通りにいかなくて
当り前。
思い通りにいく方がすごいよ



出来ないことも見るけど
それよりも 小さなことでもいい
出来ることを見よう
今日も一つ一つ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
雲砂糖あらい022/8/22 22:01
早死にするのが理想だった花形新次122/8/22 20:12
SHOUTひだかたけし5*22/8/22 18:11
野生のことばatsuch...3*22/8/22 12:57
記憶の夏ひだかたけし322/8/22 11:16
zenyam...022/8/22 9:55
明けそうmizuno...222/8/22 5:11
夢魔りゅうさん022/8/22 4:19
詩の日めくり 二〇二一年七月一日─三十一日田中宏輔14*22/8/22 0:18
挫折の抑揚イオン0*22/8/21 21:39
ぜんぶ金魚soft_m...022/8/21 20:12
笑顔をあなたに花形新次022/8/21 19:47
祝福の瞬間と君ひだかたけし422/8/21 18:28
blooming undergroundホロウ・シカ...022/8/21 15:08
心の解放zenyam...0*22/8/21 14:18
 一杯のお茶 yasuto...122/8/21 13:31
やまうちあつ...122/8/21 13:23
Dearあらい022/8/21 13:16
晩夏逢坂 冬...7*22/8/21 12:57
わたしとあなたとだれかただのみきや1*22/8/21 12:48
友達ひだかたけし222/8/21 11:08
波打ち際[group]塔野夏子3*22/8/21 10:54
悲しい大人短角牛1*22/8/21 4:03
soft_m...222/8/20 20:39
独り言8.20zenyam...0*22/8/20 20:00
ひとつの内面の物語ひだかたけし2*22/8/20 19:28
自称詩人の家族花形新次022/8/20 19:13
願い妻咲邦香222/8/20 12:35
ごろごろzenyam...0*22/8/20 10:49
※五行歌 三首「月を見ていて思う」こしごえ2*22/8/20 10:39

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