眠りについた赤子の
涙一筋

大人の期待と
赤子の不安

(先立つ不孝をお許しください)

一筋の涙が辿った
走馬灯よりも短い
私の生涯でした

大人の欺瞞と
赤子の正直
 ....
    ハハ               チチ

        

            
             ✰


  ここで)ソラヲミヨ      ここに) ....
ああ、みえる
銀線、無数の半透明
見える、視える
降りしきる雨、
ああ みえる

  *

静まりゆく肉に
心は落ち着き
委ね預ける時、
進行の裂け目が
垂直に開く

なに ....
コップを
ひっくり返したような
暗闇に
黒い薔薇の花が
浮かんでいる

大切なものを
落としたから
爪先で触れた
夜の温度に
君を足して
探しに行く

棘に包まれた言葉は
 ....
缶コーヒーを飲み干す時だけ
星を見る
冒険の切れ端がポケットの中で
ガサガサとうるせえよ
死んだものはこんな風に振る舞っちゃいけないんだ

もしかして殴られたことなかったか?
同情し ....
おおきな フォントの 文字で 詩を書こう

ちいさな 病んだ 細かい 言葉は

眠たいだけだ

おおきな フォントの 文字で 

すこしの 言葉で

ちいさな 言葉を 塗り ....
ある意味すべてが予定どおり(on course)

*

時にAIを

はじまりはいつもAI
それが気まぐれでも
ただ青く澄み切った

空を見つめている
母を思うと
いつもおだやかな顔が浮かんでくる
黙々と大地を耕し種をまき作物を育て
三人の子どもを育てた
どんなに親父が口荒く言おうとも
大地のように耐えた
冬寒く夏暑いこの地で
貧しいな ....
なぜ いきるって

いわれても




しぬのは こわいし

いたいだろうし




よろこびは すくないけど

それでも

すこしは

たのしいこ ....
僕は親父が大の苦手だった
農業一途の働き者だったが
説明しない人だった
子どもの頃仕事中によく怒鳴られたが
そのわけを説明しない人だった
怒鳴られたわけがわからなかったので
いつも僕は不安 ....
甘い糸
手繰り寄せて
あなたの
唇に
行きつくよ

普段は
敏腕な あなたが
恋愛には
無頓着で来た

意味わかってたよ
意味わかってるよ

実は
こわがり
用心深 ....
死者の霊が
家族を訪ねてくるという

秋の終わりの
ハロウィン祭り

死者の魂に
気づかれないようにと

子供たちは
悪魔や魔女やお化けに仮装する

そんな仮装で
ごまかした ....
熱、肉に貫入し
顔面、割れ
激痛、破裂する

立ち上がる声、ビート、歌

この独りに、

たゆたいながら
やさしくうねり
こまやかに

ふる、震え、フル、降る

 流れ落ち ....
 裂けめ


豊かな人たちが
膨らむ泡みたいに
いずれ消えさるという
真心を疑い
問いを費やし

夕ぐれに貼れたラジエーター
舞ってるのかい君は
煙膜につつまれた雪片
見晴らし ....
 
  歩いていた
     夕暮れが近づいて

          橋がおち
        しずんで

 
タクシーを止めるのが
下手だったから
君の街まで
歩いて行こう

デパートのマネキンが
指差す方を
何となく信じたい

抱えた花束が
似合う場所を探して
記念写真を撮りたい

 ....
極めて具体的な意味で関係ないから軽く死ぬ
「ぼくたちは今日もずっとこれからもしあわせでした。」はいはい
いいね!をクリックして
きみたちはつぶやく
もっとふかい闇をください
いつまで ....
柔らかくて湿り気のある赤ん坊の肌状の空間が薄いグレー。
空の成分について考える。

感覚と距離を体に叩き込む。
意味とかなんて全然わかんなくていい。
俯瞰する自分自身のイメージを何回もシ ....
天空の青は相変わらず、
腰を折った老婆が歩む

杖つきながら這いずるように
一歩一歩の肉の意志、

ママチャリを押す母の手が子を包む
地に足を付け刻まれる時、

天空の青は相変わらず ....
貴族と武士とあなたとわたし

原則は
ゆつくりリズム
なかに韻
ときどきうまく
まとまれば吉

問題は
良心の音
ハモネプし
君の根でなく
みんなのおとね

無意識は
今 ....
あいさつを しない おじさんが 公園のラジオ体操に くる

わたしより としうえの はずだが

歳より 若く みえる

ふとって いる せいだろうか




この お ....
時間と空間は相対的

アインシュタインは

相対性理論に 気付く前に

時間と空間の相対性に気付いていたはず

実感として 解っていたはずだ

微分積分も 相対的だ
 ....
○「独り言」
今年もあと二月になってしまつた!
誠に歳月人を待たずだ

○「認知症」
名前が出てこない
昨日出てきた名前が
もう出てこない
認知症がかなり進んでいるようだ

○「偽 ....
夜の田んぼは湿気た匂い
刈り取られた稲穂から
また柔らかな葉は伸び
もう実はつけない
水にめだかは見えない
でも蟹なら隠れられる用水路に
柵はなく、落ちて命をなくさないでね
「夜にも天気 ....
二〇二二年四月一日 「ホークスビル収容所」


 SF傑作選『ホークスビル収容所』を、ヤフオクで、送料込みで760円で落札。これで、しばらく本を買うのをやめるつもりだ。けれど、1冊、別のシリーズ ....
その日わたしはどうしても部屋のライトをつける気にならず、小さなテーブルの上の灰皿に蠟燭を置いて火をともしていた、そうして、ソファーにもたれて南米のリズムのようにゆったりと揺れる火を眺めていた、脚を .... マリア
君と出逢ってしまった。

マリア。君との出逢いは奇跡。

マリア。君は海。

マリア。君は海の水平線。

マリア。君は水平線に浮かぶ小舟。

マリア。小舟はきらきら眩しく ....
暮六つの宵闇の中に聞く

街の静かなざわめきのうねり

あぁ、夜は街を慰めるために

街は悲哀を和らげるためにあるのだ


理屈では説明できないことがある

雨の夜の街の邂逅
 ....
やみよのしじまが
うるさくひびく
うるさくひびいくては
わたしのけはいの
たいきけんにしんにゅうする
ほしなんてみたことないという
あなたに
ほしをみせてあげたいよるが
いくつもとおり ....
真っ逆さまに落ちていく
真っ逆さまに舞い上がる
地平を水平を方向を失う

ただアオ、
一面の青、

広がって

進む時は裂け
在るもの 異様に浮き上がり

突然出現する赤ん坊の ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
TwoRiv...9*22/11/1 20:34
湯 煙2*22/11/1 20:15
烈開ひだかたけし322/11/1 19:40
夜の底ミナト 螢222/11/1 18:58
虫籠はいつも秩序だった竜門勇気1*22/11/1 13:13
おおきな フォントの 文字で ダンテ カフ...122/11/1 12:12
ある意味すべてが予定どおり(on course)足立らどみ122/11/1 11:45
母が歩いた道zenyam...3*22/11/1 9:34
かがみに うつる  め は かなしいダンテ カフ...122/11/1 9:02
親父に捧げる詩(うた)zenyam...0*22/11/1 8:55
甘い糸ルルカ222/11/1 5:54
ハロウィンの惨劇st322/11/1 3:10
ヒートひだかたけし322/10/31 20:05
裂けめsoft_m...022/10/31 19:31
p u d 湯 煙1*22/10/31 19:26
君の街までミナト 螢022/10/31 19:14
ぬかるみモマリサ公122/10/31 11:45
絶望していろバーカ 3分バージョン322/10/31 11:36
朝の路ひだかたけし222/10/31 10:57
貴族と武士とあなたとわたし足立らどみ2*22/10/31 8:25
あいさつを しない おじさんダンテ カフ...122/10/31 8:15
時間と空間は相対的、自我も相対的  「私」は相対的な時間の ...022/10/31 8:11
独り言10.31zenyam...1*22/10/31 7:04
夜空にある何かに宏子2*22/10/31 2:14
詩の日めくり 二〇二二年四月一日─三十一日田中宏輔13*22/10/31 0:03
完全な闇が取り払われるときホロウ・シカ...1*22/10/31 0:02
マリア。君と出逢って原田たけし022/10/30 19:22
夜の街022/10/30 19:20
やみよのしじまが入間しゅか622/10/30 19:07
突き抜ける、生きて息しひだかたけし2*22/10/30 18:29

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