あたしらしさって何だろうと自問すれば
それはかなり
どうでもいいことだったりする
トートバッグの中に
マンガが1冊、新書が1冊
リップが2本、マスカラ3本
電気料金のお知らせと
映画 ....
休日はらんぷの灯の下に
古書店街で買った
古びた本の、頁を開く
少し引っ張れば
すぐに千切れてしまいそうな
薄茶けた頁に並ぶ無数の黒字は
遠い過去から語りかける
音の無 ....
亡き祖母の和室を書斎にして
らんぷ灯の下に
古書を開く
この和室で
祖母が永遠に眠った
あの日から
部屋の隅に置かれた受話器は
お辞儀をしたまま黙っている
背後 ....
カウンターに
二つ並んだ
赤と白のワイングラス
君は言う
「はっとりさんは、孤独なの・・・?」
僕は言う
「詩人は皆、寂しがり屋なのかなぁ・・・」
君は言う
....
しなびたような風にはたはたと
力なく揺れている黄色い旗
近くの小学校からだろう
校内アナウンスが外に漏れ聞こえる
時折キンとした音が混じりながら
光化学スモッグ注意報が発令されました ....
「明日の予定は?」
という
金曜日の夜の口癖は
もしかしたら
生涯無くならないかもしれない
あなたがわたしより
先に死なないかぎり
専業主婦だって
毎日遊んでいるように見えて
....
ろうそくの火を
見ながら思う
中身が変って
形は変らず
神秘的空間
神秘的時間
神秘的気分
神秘的郷愁
昔を想い
自然を想い
太陽と共に起き
太陽と共に寝る
朝はとっくに過ぎてしまった
もう落ちているのか、昇っているのかさえわからない
空への落下
それは終着点のない落下
愛は慎ましくて脆い
また別の愛はあまりに壮大で狂お ....
大切に大切に
触れて 話して 心を通わせる
尊いことだと 教わったから
意味を理解してはいただろうか
心から優しく 愛していても
それは盲目 押し付け 排他的で
嫌がられて 自分も二日 ....
連休後の朝、
ちょっとお疲れ気味。
そんな時に限ってゴミの日で、
分別作業に気が遠くなった。
目玉焼きが半熟にならなかった時は、
朝食作りを放棄したくなった。
いつもできていた ....
大地のアオ
吾身のアカ
どっちがきれい?
偽りのシロ
真実のクロ
どっちもきれい?
フルカラーの夢
モノクロの今
セピアのあなた
どの色がいちばんきれい?
この【声質】は 『始まり』
この【声色】は 『歩み』
この【声域】は 『出会い』
この【声量】は 『繋がり』
私の声 それは
いままでの 『すべて』
これからの ....
この2年間、本当に幸せでした。
これからも私は
沢山の涙を
流すことでしょう。
貴方を想い
眠れぬ夜も
あることでしょう。
でもきっと
今日よりも明日
笑顔の時間が増えて ....
君に似ている人を見つけた。
似ていたんだ本当に。顔も背丈も歩き方も。
だけどそれは君じゃなかった。多分、多分、たぶん?
本当に君は世界で一人だけなのか?
世界はとってもとっても広くて。 ....
別れた人達を思い出す度
そっと痛み出す胸の奥
もう二度とは帰れぬ日々よ
化石のように静かに眠れ
忘れたくないことと
忘れてはならないこととを
決して見誤るな
青春は美談として語り継ぐため ....
川はおびただしい死体の群れでおおいつくされて
おれたちは水に触れること無く向こう岸までたどり着くことができた
あまりにもまぶしすぎて影を無くしたまま
光を失ったコンビニエンスストアーの自動扉を手 ....
何を語る
剥がれ落ちる血でさえ 仲間を呼ぶ
隠れた過去さえ 遠くを見つめる
胸の先 変わりゆく 胸から
受け止めるのは瞳か
剣か 無は語る
幻想は必ず終る
だが永遠は終わらない
悲劇の幕明け。
金色に淡く ひかる
ひかりくらげのような あのひとは
あおむけに 漂いながら 沖へ沖へと流れてゆく
静まりかえった 暗い 藍色の海
黒い小舟にのり 船出するのは 私
古びた 三階だて ....
単調な波間に見え隠れ
変わらない右手あたりの夢に
変わっていく左手あたりの指先が
触れては
黒い夜に埋もれる
くるくる ....
死にたいと思ってるわけじゃない
でも
朝目覚めなきゃいいのに…とは願う
一言で言えば
面倒なだけだ
生きたいと思わないわけじゃない
ただ
....
十分で千円の
散髪屋に行った
わたしはそこで
十分で千円分の
人生をくださいと
店主に言った
けれども椅子に座らされ
十分で千円分の
髪を切られてしまうのだった
....
震えは、痴呆の歓喜
痙攣は、貪欲を刷り込んだ紙切れ
委縮は、捨てられた働き者の汗
乾いた笑顔の知性は、血も汗も嫌う
「競争なんかしなくたって、
あたしたち、こんなに ....
きりあちゃんは変な子です
三年も前から夜眠れないんだそうです
ヒマなので、小説を書いているそうです
わたしならマンガ読むと思う
きりあちゃんの小説は変です
きりあちゃんが生まれてから、あ ....
イトしくて
カナしくて
仕方ないから
わたしは「夢」を視る
捉えどころのない
その想いを
苦い香の紅茶で飲み干して
白と黒の兎を
透明な「夢」
染まらない世界で追う
....
夏の縁側に腰かけて
入道雲が真っ青な空に湧き上がるのを
見ている
背後の部屋は暗くて
ひんやりとしていて
もらい物の生菓子を食べようと
手を伸ばした瞬間
チリリ
(一陣 ....
ズレていた
真夜中の寒い雨の後
外に出たら空間には靄がかかり
街灯が月がぼやけていた
デフォーカス
誰かがピントを合わさないといけないかもしれないけど、
神秘漂う演出効果で 靄の中 ....
真っ赤な芥子が花盛り
白もピンクも花盛り
誰かが作ったお花畑で
矢車菊が揺れている
風上に立つとそっぽむいて
つんつん
風下に回れば頷いて
つんつん
コーンフラワー・カシミール ....
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