温帯湿潤の
まとわりつく汗
ふとももを滑る
ながい指
顔も見えない
暗がりで
気だるく足を
絡めとる
柑橘の香りのする
強いカクテル
零れるままに
流し込む
少し甘 ....
小さな水口から
待ちかねたように水がほとばしり
山吹とコデマリの花びらを散らして
春色に染めていく
かたわらでは
田植えの準備が賑やかで
初めて田に入る子供が
父から苗をもらっている ....
風吹き渡る
夏の風景を焼き付けるため
できるだけたくさん
花の名前を覚えようと思う
この道を行けばどこの辻に出て
そこには誰が住んでいて
何を思っているのか
そんなことも覚えていよう ....
寂しさを目にするように
街灯が光を落とし
吐息を感じさせぬ
夏が揺らめかせる
目の前のアスファルトさえも
真昼の熱を放さないままで
空を見上げれば
月は横顔を見せて
全 ....
僕であってそのことを
僕である腕に 僕のその地を
抱き留めさせられるように 考えの外に
そして 見つめてきた 白波に 消えて
立っていたボロボロの
橋の下 毛布に魚か何かがかかるのを け ....
僕は自分を 楽しませるように
留まり続ける そのことが走り続けることからいつまでも
走る その未来から
悲しみに 縛られる
空っぽの風の中で羊や豚の番をさせられている
逃げ続けて閉じこめ ....
すきだけど
愛じゃない
あなたにそう云われたとき
あたしうなずいたけど
ほんとは
心にぐさってきてた
ちが出てたかも
すごくいたかった
わざわざ
あらたまって云わなく ....
土星環消失中、というわけで
土星が遊びに来ましたよ
あら
土星の輪っかが遊びに来ました
丸い方は留守番
the in cloud, on the road
下り立ったのは秋津島
....
自転車を転がして
きみの帰る坂道を
すれ違っていく
街灯の影が頬を寄せて
わたしの帰路を
こっそりと示したけれど
すぐには帰る気になれずに
坂道の終わりで立ち止ま ....
夏は暑いけど
古い家屋の少し距離のある小陰や
蔦の覆った厳めしい医院が相応しいでしょ
冬は寒いけど
ひとりぼっちのスキーや
しんしんと鳴る空気が澄んでいるでしょ
それでも
やっぱ ....
モノ言う知事の鶴の一声で
急遽ネーミングが変わったのだが
大江戸の名は意外に馴染んでいる
最初は環状線になるはずだったのに
いつの間にオタマジャクシ型に
計画変更されたのだろうか
....
【聲深く】
あなたの聲が、今もわたしの心に谺している――
夢の淵で微笑むあなたは、まるで
わたしに「笑っていて欲しい」と願うような瞳で
ずっと ....
とどまること知らぬ流れに流され
去りし思いもとどまることなく去り流れ
見失った背中を見つけることもなかろうとも
ふと
夏の終わりの夜の
優しい夜風に
....
かき乱された記憶
遠い昔に吹いた風 今
螺旋階段 白いそら
けがれのないこと 無知なこと
関連を宿命づけられたが故に避けられぬ道
忘れられぬ 胸奮う甘味 ....
いつも傍にいると
気付かないことがある。
その温もり
その感触
その匂い...
僕を創ってる全ての要素が
抜け落ちたみたいな...
いつも触れてい ....
バラード
やさしくされるのになれてないから
やわらかいものごしでこころにふれる
きみのこえにいやされどすなおになれず
いつからかまぶしげなえがおにこがれ
さんざんかなしいことばによい ....
レコード盤の上で
踊る孤独な
ハングリーハンター
次の獲物を狙っている
あっちへフラフラ
こっちへフラフラ
留まる所を知らない。
信ずるものなど何もない
また旅に出る
ご馳走 ....
晴れた日には出かけるのさ
雨降りには想うのさ
雪が舞うなら眠るのさ
誰かがあなたに あなたを説くだろう
それでもあなたは それを跳ね除けることを俺は知ってる
進む道険しくとも 照らす ....
馨しい
あなた、の...
臓物
日常は紫で溢れていた
「電車が来ます」
点滅が知らせる
シャリバンみたいな顔をした先頭車両が来て、奇星に連れて行かれる
日常は紫で溢れていた
車内にはサイケデリックなtatt ....
当たり前のように
季節が変わる
息をするたび
空気の匂いも
変わった
でも
それは過去のこと
輪郭の曖昧な
季節の変わり目は
心ときめかない
四季が
四季でなくなる
美しい追憶 ....
太陽の光が照らす
海の底
色とりどりの魚が踊る
楽園
目を閉じて沈めば
一つになった安心感
日常生活
人間関係
陸の上ではいろいろ疲れる
生きてる意味が見当たらない
そんな ....
すべての制度は
幸福であるための確率論の所産だ
彼らは確率論を無視してしまったのだ!
何万回とじゃんけんをして
勝率八割を目指すようなことをしてしまったのだ!
人類の幸福 ....
かみさまおねがい
おしえて
どうしてひとはしぬのか
かみさまおねがい
おしえて
どうしてひとはけっこんするのか
かみさまおねがい
おしえて
どうしてひとはこいをするのか
....
僕は薬がないと正気が保てない
いわゆる非定型のメジャートランキライザーを
飲み続けている
ある日 声が聴こえたんだ
皆、死んだよ と
僕にはわからなかった
生きているじゃないか み ....
(スプリングスティーン風に)
俺は将来に希望もなく
ただ眼の前にぶら下げられたエサに
食らいつくだけの犬みたいな存在だった
そうする以外に生き方を知らず
それに疑問すら抱かなかった
....
だいたいあまり
いいことなかった
とくにどうゆう
とりえもなかった
すきなひともいたが
とうとうこえも
かけられなかった
ちいさなゆめも
いくつかあったが
どれもこれも
かなわなか ....
祖父は校庭の ごしんえい の前で
赤い花を拾ったという
教師はそれを見つけて
花を千切ったな と怒鳴ったと
そして拳骨を食らわせた
その教師の名と
その憎々しさは今でも覚えている ....
強権としての警官
加害者としての
狂気としての
悪徳としての警官のただのおっさん
強欲としての制服
生活を脅かす者として
逃げるバカボンのパパ
乱暴者としての ....
片隅に置かれた人形は汗をかいている
滴る雫は畳に吸い込まれる
部屋は水槽
水が満ちて、満ちて、満ちて
月影を残して
わたしの体を夜にする
性と性が繋がり生になる
欲望と ....
3751 3752 3753 3754 3755 3756 3757 3758 3759 3760 3761 3762 3763 3764 3765 3766 3767 3768 3769 3770 3771 3772 3773 3774 3775 3776 3777 3778 3779 3780 3781 3782 3783 3784 3785 3786 3787 3788 3789 3790 3791
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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