知人から借りた全集をブックオフに売りにいく
150円だという
本を貸してくれた人を裏切る気にもなれないが
105円で二歳の息子にトミカが載ってる本を買って
残りの45円は飲んだ
....
倒壊しているビルからは、めいいっぱい張り詰めた横線が間引かれていて私は涙を流します。
訂正され、辟易とされ大きな鍋でぐつぐつ。 ただ腐った寺院です。
枯葉の多く積もった徘徊のある風情にはでたらめの ....
陽気なハイエナ
アンダードットの容器
密封され
空気が薄くて
死にそうだと
笑いながら喘ぐ
つがいで入れてないのに
いつでもいつまでも
まぐわれる
今も挟まれて
二重苦な僕は
う ....
蒼暗い幹の中で
流れる水たちが語り合っていました
この雨はいつやむのだろうね
雨の粒はやさしいリズムを奏でながら
水のつぶやきを消していました
雲の陰で ....
リスクは少ない方がいいのは
それは誰でも頷くこと
地道に貯めていった一円貯金は
今にも爆発しそうだった
揺れる椅子に座る
この椅子の名前はなんだっけな?と
そんなこ ....
人はいつか皆
炎の内に燃える
黒い影となり
溶け去る
異国の川の畔で
数時間前に
細い息を吐いていた老婆が
白い骨になった時
彼の脳裏に何故か
旅立ちの日 ....
身を粉にして
働く
頭がボーッと
する
1日が終わると
眠い
腹が減る
完食
詩を書く
限界
苦しんで
机につく
ゴーストタウンとなったふるさとにも
待ちに待った入道雲をみるとき
描くそばからよごれていった
過ぎ去りしかげが脳細胞をかすめる
捕まえたあとから逃げていった
....
ここはキップルの岸辺
聖なるアイビス
トキ色のフェニックスはフラミンゴ
眠たげなムネーモシュネー
記憶の女神
さようならの廃墟は
夢において不毛の大地
アインすなわち瞳、
とい ....
文字盤のバックライトが夕焼けなものだから
私の摂る食事はいつもディナー
中央、マイノリティのあさはかな傲慢が
光る、幻覚を一日に6回みている
沈黙しはじめる空間にやわらかく抱き込まれ
なにか ....
冷たい月明かりが僕を照らして
痛みに溶けてしまわない様に
必死にもがく
さあこちらへいらっしゃい
手招きする声は何処から響いて
いいえまだ此処に居たいのです
目眩が止まらない
あ ....
乗り換えと言えば
ホームで待ちぼうけ
少し顔を上げて
ポケットに手を突っ込んで
ぼぉーっと
ぶぉーと電車の音
もうすぐ近い
乗り換えの一歩は
これまでとこれからとの繋ぎ目
過去と ....
公園の陽だまりで
走って遊ぶ子供等の
胸の辺りに 空 がある
花壇から
それを眺める花々の
花弁の奥にも 空 がある
無心に遊ぶ子供等の
無垢な笑顔の瞳の奥に
....
私はどれなのかしらん?
と、松子は訝った。
松子の部屋は一辺が13メートルの立方体で、西側の壁に一辺が1メートルの正方形のハメ殺しの窓があって、壁は全部白いコンクリートで、家具は黒いソファーベ ....
覚醒剤はストリートでエッジが効いている
女と一緒にクスリをやってて女が死んで逃げるのはどこがよくないかというと
それは人の道に外れているから良くないのだ
法律とかは関係なく。
人間は
法 ....
にんげん
入浴中。意味不明。
誰にでも傷くらいある
きしきしと痛む思い出や
投げつけられたひどい言葉
それでも輝かしいと思うのは
あの頃をもう手放してしまった
というよりは
今という時間に置き去 ....
剥いたばかりのオレンジの皮には
世界中の切なさが詰め込まれている
予期せず飛び込んでくる酸味はほろ苦く
容赦なしにやわらかいところを襲い
細胞のわずかなすき間からもぐりこんで
き ....
ひとつの窓が眠りについた。窓のなかで
演じられた芝居はおわった
観客たちは涙をぬぐい、夜をみつめる
なぎさの波のように
いくども繰りかえされた生と死
観客であると同時に
みずからの生と死を ....
その人とあまり話したことはなかった
小さい頃だったから
大人の人と何を話してよいか
わからなかった
車に乗せてやるからと言われて
田舎道をドライブした
当時、車は珍しかった
ドライブ中も ....
誰かが世界に対して何かを叫んで忘れている
片っ端から記憶が消えていくのはあらかた嘘だろうけれど、その場には忘却の二文字が
確かに、確かに、
脈々と 存在していた
嘘のように
本当 ....
いつ転んだときの傷だったかも
わすれてしまっていたけれど
かさかさに乾いたかさぶたを
(だからかさ、ふた、っていうんだろうね)
ぺりっとめくると
透明の液体に混じっ ....
悲しみには涙がにあう
哀しみには命がにあう
悲しくて哀しくて
暗闇だからこそ
いっそう光に感じやすくなっている
ひとに優しくなったり
申し訳なくなったり
じぶ ....
ドーナツ屋さんの3Fまで
えっちらおっちらトレイを運んだ
窓から見える銀の雨脚
お客もいなくてガラガラ
チュロをかじって見下ろすと
一面に咲いた傘の花
横断歩道を流れていく色の洪水
....
軽やかに流れる風
私はそれを恋と呼んだ
心を汚すシミ
私はそれを愛と呼んだ
二つを引っくるめて
人はそれを恋愛と呼んだ
愛だけが取り残されて
人はそれを失恋と呼んだ
人は思い思 ....
運命論から見つめれば
すべての死は暗殺であると言えるのではないか
夏の
それもお盆のゴルフ場は静かだ
セミの声しか聞こえない
思考はクラブと汗の頭にしか存在しない
....
せっかくの休日だと言うのに、倦怠に包まれてやりたいことも分からない私は、
突如として何らかの生命に触れたくなり、傍らにあった観葉植物の葉を衝動的にもぎ取った
締め切っていたカーテンを開けると、 ....
誰もいない家
棄てられた庭
雨の色 雨の色
にぎやか
聞こえぬものを
目で追いながら
痺れに目覚めるからだを知る
階段 縫い針
白と黒の景
昇るこ ....
私が永遠に朝にならないので
後続する螺旋は、夜空にひねりこみだしました
すると我先にと町工場が巨大プラスドライバを打ち上げて
夜のネジをぐるぐると外してゆくものだから
空からたくさん落ちてきた ....
いつしか雪が降りだして
夏なのにね おかしいね
僕は悲しい顔をして
君が帰ってくるのを待っている
僕のほうが先に死んでしまうよ
犬だものね 当然だね
玄関のタイルの冷たさに
柔らかく ....
3750 3751 3752 3753 3754 3755 3756 3757 3758 3759 3760 3761 3762 3763 3764 3765 3766 3767 3768 3769 3770 3771 3772 3773 3774 3775 3776 3777 3778 3779 3780 3781 3782 3783 3784 3785 3786 3787 3788 3789 3790
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