遠くに、言葉の影が、
感情のように、薄く、たなびき、
一本の、けがれ、
遠く、
柘榴のように、
割れて,、
泣き声は、ぼくらの、
母の心臓を、
ともに、
くるはずのない、
....
ビンに入った手紙
誰にも読まれることが無い
心の中にしまった手紙
誰にも読まれることが無い
長い間
漂流して
海岸に打ち上げられる。
大潮の日、又旅立つ
ビンのフタは
栓抜き ....
月の眠る丘に
最低限の荷物を隠して
遠雷が鼓膜を脅かす
暗がる夜に僕たちは
つながりと呼べるものの
一切を断ち切った
淋しくはなかった
悲しくもなかった
た ....
なんだか自分を描くときに
うまくことばがうかばないんだ
だれより知ってるじぶんなのに
知らないだらけに くびかしげ
そうか
ぼくがそこかしこに
嘘を落としてきたから ....
街中でトイレを探していて
コンビニよりも近くに公園があって
なにやら小奇麗な
新築されたばかりらしい小さな建物
飛び込んで間に合ったまでは良かったが
出るときになって気がついた
「詩人 ....
ラテンの猫
粘土の焼けた瞳
河の流れを胸に秘め
光沢の粒を晒す
記憶の階段を
駆け下る
コツン
静まり返った月色のススキ野
突然 ....
君が最後に口元を動かして言った言葉
―愛してる―
君は確かにそう言った
僕にも妻はいて
君にも夫がいて
許されない恋だった
けれど恋い焦がれ ....
ねぇ
貴方は私の写真ばかり撮っていて
ねぇ
貴方も私と写真に記憶を残そう?
ねぇ
夢ばかり追いかける貴方
だんだんとすれ違って…
いつから?
....
私がまだ両親と同じベッドで寝ていた頃
私は自分から眠ることができなかった
眠るためには目を閉じなければいけない
私は目を閉じることができなかった
ぱっちりと目を開けて、豆電球のオレンジ ....
どこまでも行くよ
そう言う必要のない
今はとても
穏やかに空の下で寝転んでいる
農家は汗水たらして
作物を実らす
我が家
みたいだな
家族の汗の染みこんだ洗濯物
放り込ん ....
五時半暖簾をあげる女将
「やってるかぃ」
「今あけた(開店した)ばかりだけど
早いのね」
「ご挨拶だなぁ
今日は涼しいから燗つけてよ」
とり鍋ぼたんの斜向かい ....
欲したものに
もの見ている 僕は
青いものを赤いものに
そんな寂しさは 黄色の
白いを 続いていく 気がする
コンクリートの堤防で 今日も打たれ
飛沫が強い 雨は誰かに魚を飛び散
....
花のように
命の終わりごろ
涙の代わりに
種を流すことができれば
ヒトにもそれが
できるのならば
こんなに悲しむことは
ないのでしょうか
いっそ子の顔を知らなけ ....
デパートの屋上か、蜃気楼の摩天楼。
魂の旅路を終えたばかりの革靴は雄弁に語る。
朽ち果ててゆく外観よりもむしろ
室内のほうに目を向けなければならない。
取り残された額縁の裏には
「数に還元 ....
携帯が鳴り響いた午前3時半
君からの着信だったらいいのになぁ
携帯開けてみようものなら
いつもと変わらない迷惑メールだ
明日のことを考えて
生きていくのはもう疲れた
通り過 ....
ありゃあ
ぜったい略奪婚の
名残りだぜ
衆人環視の中で
父親が娘を連れて
バージンロードを歩み
花婿に手渡す
なんてさ
敗れた族長が
征服者に
降伏の証として
自族 ....
子どもの時分の悪ふざけがすぎたとはいえ、
障害者の脇を真似して歩いた友人はやりすぎた。
そして、注意するつもりで頭をひっぱたいたあのおじさんもやりすぎだ。
そっちが正真正銘の障害者だった。みんな ....
おれは酎ハイ
ふたりは生中
途中下車して駅前の
会社の帰りやきとり屋
仕事の話
お互いの主張
多少気まずくなる話
家族の話
時計を見ると
もう ....
突き破れないでいる
太い風が渇いている
誘われる粒子たちよ
きみらは何処へゆく
精神に吹く風を幻視
声が虚無を連打する
突き破れないでいる
太い風が渇 ....
大人になったぼく
いくつも季節を巡る
思い出のバルーン
子供の頃の情景が
心に浮かぶ
裏の小径を通り抜けて
新しい世界を探検した
どこまでもどこへでも
夢と現の区別なんか知らな ....
弱った体を
引きずって
苦しみが
背筋を
走ってゆく
遊びがない
楽しみがない
胸が痛い
落ちてゆく
疲れきって
失神する
一番勉強
している
満足!
詩 篇
ああ
....
夕闇のなかでふるえながら
どれほどの
自分の亡骸をみおくったろう
優しいばかりでは生きてゆけないこと
たくさんの人たちに教えられて
それでも
世界をいとおしむやりかたを
変えられ ....
どうしてあなたはいつの日も
そんな前向きでいられるの?
「間違いない」とか「確実だ」とか
そんなに断言できちゃうの?
見て聞かされる側はいつも
思う以上に冷めた瞳(め)で
....
東口改札から
身を投げた二人は
人知れず裏通りを流されて
ライオン像の視界を
斜めに掠めつつ
川底の止り木に引っかかった
三丁目交差点に
打ち上げられた二人は
これ見よがしにじ ....
何処までも真っ直ぐな道を僕はやってきた
太陽光線がディラックの海を撫ぜる
学術研究都市へ続く道と
凪の無い海に至る道
面倒な事は物理学に丸投げして
cobraのshiftを噛ませて ....
{引用=
願いながら、息つぎあがっていく
街をみおろす丘がある
樫の木は、そそり立つそこで、
長いときを枝にのばしながら
すこしもためらいをみせぬ
自然とよぶ惰性などでない意志 ....
僕はいつも僕を超えられない
果てしなく続く日々
立ち止まる時間もないのに
歩きだすことも
戸惑ってる
僕はどこへ行けばいい?
行き先もわからぬまま
また朝が来る
太陽が ....
赤い紅、鈴虫の声
夏の光を殺して空に唄う
君の細い肩、狂おしく
すべてが溶けて時は止まった
どうしてまた帰ってきた、何もないこの場所に
鈴虫の声
今年もまた聞こ ....
空は遥か遠くまで透き通って
あの日よりもずっと現実的です
立ち並ぶ家や 生い茂る緑が
白い光を乱反射しています
眩しいけれど
それでも空を見上げたままでいます
あすこにいる野良猫も ....
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