点滅を
毛嫌いするあなたに
会いたくない日曜日には
煙が遠くなびいて消える
うそです、
と笑っても
ほころばないこの摂理を
なぞるのが下手だったね
記号じゃなくて疎通がほし ....
どこか遠くで朝が鳴らされ
どこか向こう側でカーテンが開けられ
窓枠の内側で
いくつもの頽廃が木枯らしに舞う
部屋
ありとあらゆる醜 ....
風が吹く
半紙を靡かせ
老書家が
空で
「縁」と書く
砂埃
砂埃
巻き上げて
何枚も何枚も
生涯
最高傑作を求めて
尽きるまで
果てるまで
磨いていく
ここに在り
ここに ....
手紙を出しました
開くと記憶をなくすという
日々の行いをこなしてると
白くなる
ああ、今よんでるんだな
洗濯物をたたみ終えたとき
私が誰かわからなくなった
静かに笑って横になる
葉針、補虫葉、根性葉などなど
言の葉は
いろいろな形に変わる
サボテンの針もね
あれは葉が変形したものだし
ウツボカヅラの靫や
ハエトリグサのねばねば掌も
葉、そのものだ
....
例えば私があなたに会えるのなら
全速力であなたのもとへ向かうでしょうけれど
あなたが愛し愛されたいのは
全速力のスキップで向かうようなひとなのですから
私にはなす術がありません。
ああ神 ....
夜会服のままで君は
ふと
こちらを振り向いて
グラスをちょっと
肩越しに
秘密の微笑み
誰も
知らない
ぼくは貴女の
背中に夢中
ドレスの衣擦れが
悪戯に
夜風のワルツが ....
砂場で砂あそびの子どもたち、そろそろお帰り
うねうねと前線がやってくる
天気が崩れて落ちてくる
日没とともに
砂場で砂あそびの子どもたち、そろそろお帰り
もう十分楽しかっただろう?
潮 ....
人は一人だと知ったのは
夕暮れの空き地に隠れたときだった
もう帰るもんかと思ったけれど
戻るしかない自分を恨んだときだった
なぜ子供は親を選べないの
なぜ生まれる場所を選べないの
親は ....
最初に君に私の愛を贈ったときは
君はまだたった1歳半でした
母が未熟なものだから
君と毎日二人きりで過ごすことに
幸せと苦しみを感じ
君を保育園に預けたあのとき
私は自分が君を ....
毎夜の如く聴こゆる喘ぎ声に
嫌気など差しません
寧ろ悦ばしきこと、恍惚
自慰に及ぶ所以などは
云う価値も御座いません
嗚呼悦ばしきこと、恍惚
此の容に々か白濁を
....
何れはクラドと化す
それでも青少年は笑う、笑う、笑う
今こそが美しき生
いずれにせよ美しき生
笑う、笑う、笑う
この聖水に身を沈め
貴方の元へ向かふ
浸り浸り
滲み出す体液を
貴方に捧ぐ
どうか飲み干して
私は灰と化す
わたくしの脳みそにぺたぺたぺたぺた増殖していくものたちは、伸びる鼻を持っているので、わたくしの脳みその中でその長い鼻を自由に絡めているのですよ。
わたくしの脳みそがそうしてどんどん絡まるのです。 ....
飲み込んだクスリが
とってもあっつい
頭痛がする
メトロノームのリズムで
ずっきっん
ずっきっん
仕事にいかなくちゃ
いきたくないなぁ
ずるずると緩んだ体を ....
あまりにもどこも真っ白な
いちめんの雪
道のない道をあなたとふたりで歩いた
あめゆじゅとてちてけんじゃ…
あなたは呪文のようにつぶやきながら
私がすくった雪のかたまりを口に入れた
もしもミ ....
マイクは入りっぱなし。他に誰もいなかった。
発車のベルのかわりに、ホームに、乗客たちの耳元に
駅員の下手くそな口笛が響き渡る。
眠ったふり。携帯電話をいじくるか、
外でタバコを吸う者もいる。( ....
.
雨が上がって雲になり
空が下がって池になる
森の侵入 まわるく埋め残されたかがみ
濡れた獣は不便だ 毛が固まって寒くなる
飛ばない鳥 窓から眺める雨脚のあわ
.
縺れ ....
ヒキコモリ
だからです
大気の中に遠く響く
かすかなたいこの音
よりも
何層にも重なり
ふい と入ってくる声の響きが
鮮やかで。
耳を澄ませてしまうのです
想うと
....
不眠症のユウコは今夜も眠剤でトリップ中
潔癖症のさなえは皮が剥けるほど手を洗い続けてる
マユミは食べることを抑えられなくて
愛を1万円分の食料に換えてみたが
埋まらない淋しさと後悔で ....
私達はいつだって独りで。
けれどどんな時でも、一人で在った事なんて一度もなくて。
気が付けば隣に、前に、
時には後ろに、誰かが立っていて。
....
宇宙からひとりごとが消えてゆく
ひとがじぶんと話をしなくなってゆく
じぶんとは外部の統括者なのだろうか
こころの統括者なのだろうか
宇宙からひとりごとが消えてゆく
そ ....
一
筆を持つ腕の無い僕は
口で絵筆をくわえ
カンバスに向かって
朱色を引いた
引いた朱色赤は次第に濃くなり
カンバスの中央で丸くなった
カンバスの下には申し訳 ....
嫌いなものの多くは
好きだったから嫌いになったものだった
好きにならなければ嫌いになることもなかった
好きなものの多くも
初めは嫌いなものだった
初めは嫌いだと感じたものでも
どこかに好き ....
今年最後の海を
あなたと見られたらよかったのに
秋が死んでいく
波音にはさまれて一秒ごとに
振り返るばかりの悲しい日々を
忘れるのに何年もかかるだろう
人と人が出会いそして別れるという ....
目の前のシルバーシート
半分だけ腰掛けて
杖をつき
キラキラのマフラー
この行き先について案じているから
パックリしたポケット
手を伸ばせば簡単に抜き取れそうな財布を抜き取る
そんな想像 ....
二人の思い出が
ぼやけていく
握った手が
離れた速度で
君からの手紙は
まだ引き出しの中
揺れる日溜まり
あの日の歌を口ずさむ
望んでも戻らない
手紙を読み直すことは ....
子供等が
影踏み遊びに興じている
こんな遊び
いまでもするのだというかすかな驚き
無心に ときに真剣になって
人間をではなくて
影を踏む
という行為
(大人は心の中にまでも踏み込んでく ....
気が付くと音が止んでいた
いつもより時間が経つのが
早い気がする
雨はもう上がっていて
日はまだ差さないけれど
射し込む予感はあった
燃やされる堆積物に
湿った身体をそっと寄せる
釣り ....
空に憂いをうたい
こんな風にこんな風に
雨に涙を想い
そんなことでそんなことで
歩けないような息ができないような
か細いことが美しいとおもってしまふ
君と僕らはどこが違うか
海の ....
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