快楽だけでいい
快楽だけでいいんだ
幸福よりも
多幸感を
光よりも
ピンクを
後は何もいらない
色とまぐわっていたいんだ
しくしくと
しくしくと
真夜中に蛙が泣くんです
窓を開けて
そこから伸ばした星で
喧しい蛙たちを踏みつぶしにかかります
そうしたらやっぱり
しくしくと
しくしくと
今 ....
泣きそうになっても
隠して
面白くないのに
笑って
話したくないのに
相槌をうつ
電話したいのに
出てくれない
メールしたいのに
返ってこない
触れてほしい ....
最小限だ
最小限を選ばなくては
引越しを間近に控えて
私はあせる
本
本は捨てられない
音楽
ギターはデフォルト
CD
取り込んだけど
それでもやっぱり連れて行こう
服
決 ....
意味の何も失った
僕はチョコにマトモなのだろう
そんなふうに 石像でも物体でもないけれど
頭領は 手にしている
微風にイギリスを失って
空の縁は タンスにしまわれていく ユダヤ人の
....
辛辣な森羅万象
耳元から鼻先へまた額から鼻へ
人間を分類し整理し時に処分する
まさかと思わせる疑似科学ラファータ
時々思うのだけれど
無機質だけで世界が出来ていても
問題は無かったのに ....
まだぼくが幼かったころ
不倫あいてに
星野道夫の旅をする木を読んであげていたことがある
あいてはそのまま眠りたかったに違いない
まだぼくは幼かったから
からだをいたわるふりをして
あいてに ....
雨音が聞こえる
あなたは傘をさしてくれた
車のドアを開けると
小さな小包みが
でも今はもう無い何も無い
雨と熱と
雨音が聞こえる
あなたが帰ってくる
合鍵でドアが開く
手には ....
一人目の盗賊は目を瞑った
二人目の盗賊は葉の匂いをかいだ
三人目の盗賊は百本の口紅を盗んだ後アル中の妻に口紅を一本買って帰った
四人目の盗賊は人形の頭を終日かじり続けた
五人目の盗 ....
091121
怪獣ブームが去って
本物の恐竜が期待を込めて登場する
骨だけでも好いけど
足跡も欲しいと
原始人も考えて
恐竜の後を追い
卵を盗 ....
虹の行方を尋ねましたね
庭に駆け出す小さな足で
あれは、たしか夏の終わり
まだ見ぬ向こうに触れたくて
尻尾はそのたび凛と鳴り
その頃わたしはまだ
羽ばたき空飛ぶネコでした
....
あなたがあたしの
ほっぺたかくちびるを
だまってさわるのは合図
あなたがあたしの
ふくらみやへこみを
さすさすするのは合図
あなたがあたしの
顔のとても近くで
ねたふりをするの ....
すてきな夜を
二人でナイト
今夜は
もう
帰さない
素敵なナイト
今夜は
眠らずに
踊ろう
今夜は
踊り明かそう
君と二人
君は
まるで
天使のように
笑顔で見つ ....
明日は
卒業式
それぞれの
思いを胸に
新しい道へと
旅立っていく
三年間
過ごした
友達とも
もう
お別れだ
みんな
みんな
新たな
希望を抱いて
それぞれの道 ....
太陽が僕を灼いて
遠くの世界歪ませた
水槽が君を囲んで
遠くの世界絵に変えた
僕は君の水槽に飛び込んで
濡れたまま手を繋ぎたい
熱い太陽に灼かれながら
水浸し ....
たったひとつの恋文
それは今
長期保存用に加工されて
クローゼットの中で眠っている
わたしは父と
ヴァージンロードを
歩くつもりは
さらさらなかったのに
どうしても歩かせたいと
....
悲しい時
辛い時
こらえず
泣いてもいいよ
思う存分
泣いてもいいよ
泣いて
今日は
何もしなくてもいい
淋しさが
消えるまで
今日は
あったことは
早く忘れてし ....
小春日和の太陽は
一見優しく
地上に温もりを与え
散りゆく草木を
名残惜しむ
その慈しみに触れたと思い
人々は
それぞれの想いを胸に
去りゆく
季節から日常から人から
帰化して ....
煙草とジャズの匂いのする扉の前ではいつも
客が脱ぎ捨てた今日一日が
肩をすくめて苦笑していた
逃げ込むようにカウンターへ辿り着くパンチドランカー達に
タオルではなくおしぼりを投げ
マスターは ....
テーブルのうえに
置いた世界から
悲しみはあふれて
ひっそりと暮れていった
それはどこか
幼い娘の
手のひらの匂いがした
いつのまに ....
マッチ売りの少女にでもなった気分で
その鍵穴を覗くのがわたしの日課となってしまった
この街へ引っ越してきた当時はタバコ屋さんだったトタン屋根の並び
ちょっとしたお屋敷風の黒塀に
その鍵穴は ....
{ルビ=アヒルの子}
きみの言葉を聴いていなかった
ぼくによろめいたきみの寂しさを
聴いていなかったからごめん
サイゼリヤの駐車場で
ホテルにいくまでの時間を過ごした
きみはお父さんのことや
....
臼田雅代の財布に金はなかった
財布に金がなくても日常は消し込まれてゆく
アルバイトを終えて車で帰宅する
ふたりの恋人が今日も職場に遊びにきた
高田篤は同い年の不倫相手だ
篠木康太は六つ上の、 ....
タンクトップが好きだったとか
ひといきで伝えきれなくなりました
あおい湖畔で食べたサンドイッチ
今頃土にかえっている
月がきれいねといいつづけて
玄関のドアのすきまから
朝焼けがひきの ....
ありふれたおはなしが
ささやかに座っています
テーブルの上
紅茶が入ったカップの横
読みかけのおはなしは
トコトコ歩きます
誰かの声をとおって
誰かの頭の中へ
沈黙を守って
....
ぼくらはねむい ふりをしながら
つくりたての
ゆめのつづきを 思いだそうとする
モノメズラシサで気を惹きたいんじゃない
それは、結果だ
はるやがいない隙に
どれだけ
パンで ....
脚で立つことの違和感では
耳や指に入り込む砂とは明らかにされずに
厚みですか
では開くのでしょうね
それがそれであるという意味
腕に噛み付くと大きな声を
抄本に
抄本へと
いくつもの皮 ....
こめかみで飲んだ弾丸
胃の中で溶けるのを待っている
ナンセンスな朝
知らない爺さんとキスした日曜の
けだるい舌
チョコレートにシガー
鈍痛の肚裏でわたしは何度も死んだ
二 ....
袖から腕を抜くことを
ためらっていた冬の朝
隠し事はだめなんだって
道徳的に、が口癖の私は
末端冷え性で靴の中が寒い
目が覚める前に
殺してしまえばよかった
なんて
冗談でも言ってはい ....
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