めぐり合い別れ悲しみに時を費やし今はもう過去の鎖
水面をたゆたう別れの声に重ね合わせるものが深く沈む
鼓動はいつまでも反転の果てにあり水の苦さに懊悩する
誰一人たどり着かない孤独の底で今一人誰の ....
うすれゆく瞳に
 悲しい空を
  優しい風を
気付かれないよう
 焼き付けた


明日の光は
 きっと
 もっと
  麗しいのだろう
どうして
いい人は
急ぐように逝ってしまうの?

あたしの中には
まだ 父が住んでいて
いつも 問題が起こると
はなしかけている

ときどき 緊急事態のときは
夢に出てきてくれる
 ....
{引用=
順序など何もないのだと
つぶやいた瞬間に重い書物が
飛んできた
角が尖っていて
すごく痛い
世界を何重にも描いても無駄だ
扉という扉の奥には新しい平面がある
息も絶え絶えとい ....
 
 
家電に生まれて
気がついたことがある
わたしには声が無い

たとえば
ファンヒーターは
ファンヒーターであるために
温風を吐き出すことで
せいいっぱいだ

電子レンジは ....
風のない

真夜中の静寂

僕は立ち止り

遠く遠く

広がる星空を見上げた


どこまでも続く日々の途中

いまここにいる自分

いつか

隣でほほ笑む誰かに

 ....
夜明け前
夜を操る 鳥の声

「この歌で夜を叫ぶ 産声の主は一体 何某か?」

黒檀の夜の中心で
一羽の巨大な鳥の翼に
覆われて 視界は黒く埋められた
聴覚で見ろと
胸の熱い 心 ....
最近、いつもの散歩道の途中で通る公園のベンチの裏に
沈黙を喰らう獣をよく見かけます
誰も座るところを見たことのない朽ちかけたベンチの陰にその獣は
物音一つたてずに
じっと座っているのです
体 ....
ゴミ捨て場に長葱が二本捨ててあった
外灯に照らされて
白くきらきら輝いていた
私は、あっ、と思い
見つめながら通りすぎた
玄関の前でもう一度振り返った
葱は白く輝いていた


家に帰 ....
インターネットでチケットの予約をすると
やがてキャバレーがあったというボードウォークで、
やってくるネジを待っていると
やがて持ち合わせのリュックをしょって
沖縄に向かう船に乗りながら
 ....
太陽が照りつける下
浜辺を歩いている
水着姿の女性の姿が集う
カラフルなビキニのラインが行き交っていて
沖縄にはさとうきびに
椰子の実が生えている

ハワイなら
ルイビトンのブティック ....
「俺の言うことは嘘だ。」
とアンタが突然叫んだから面倒くさい
とてもとても面倒くさい

だって
「俺の言うことは嘘だ。」も無論嘘
アンタは正直者宣言をしたってわけよ
でもねアンタ今さっき ....
雨に天井も破れた廃屋で
コタツに硬直した下肢を突っ込んだまま
つけ放したTVと電灯に照らされ数日間
干からびて死んでいた歯の無い男が
私の父親の人生の終わり

ひねくれた寂しい野良犬は
 ....
夜の雨の手
蒼とおる蒼
迷霊の足跡
川へつづく


背から土へ
脈動は抜け
眠りはひとつ
ひとつだけ来る


避けた風に指を入れ
音の温さを乱して ....
目から水分が流れ出て
喉がやたら渇いている
夜だからか
夜の傾斜が この喉へ突き刺さるせいか

星も月もまばゆい
地面から真っ直ぐのぼってゆく生命たちよ
お前たちはなぜ迷いがない?

 ....
林檎の皮を剥く速さで
地球は回ってほしい
林檎の皮を剥くように
地球は裸になってほしい
きれいに剥いて
皮が一本につながるように

大事な人が入院したら
誰でも看病しに行 ....
                        100219



シーオーツーの企みに
誘い出されるキリンの群れに
なにげなく忍び寄るトラの背に
金色の鳳凰が目を覚まし
 ....
二月二日は猫の日でした
嘘です
ほんとは二月二十二日
にーにーにー、ほらね?

でもこれも、信じました?

今日は何の日
一年は
いつも誰かの命日ばかりで

今日は何の日
歴史 ....
光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光


なあ、明るいだろう?

お前のために集めたんだ
一生懸命光らせて

今までやってきたんだ

光光光光光光光光光 ....
季節はずれのリンゴ売り
川面に映る枯れススキ
砂丘に夕日の色があり
辿り着けなかったパラレルとして
鐘が三度鳴らされて
おまえを愛していたという
あなたは器用に哀しめばいい

 ....
昨日ね
ゆめであなたと一緒に
歌ったゆめをみたの
すんごーく楽しかった

いっつもゆめっていうのは
いいところで終わってしまう

いっそのこと
あったかーい布団で
このまま眠り ....
恋したいなぁ。

現在
私の妄想に付き合ってくれる
相手がいない

だからいつも
顔だけ真っ白

あぁ、つなんないの

どっかにいい恋落ちてないかな
あなたを嫌いと

自分に思い聞かせようとすると

地に足が着いていないようで

毎日が不安になる
月は
  か細い骨に結えられ
震えるように
  汚泥を吐き出す
 
空が
  骨で作られたドームを作り
隙間から漏れる光が
  手のひらで溶けていく
剣を置いて話をしよう。
お前は私に敵意を剥き出し過ぎる。
今まで足蹴にしてきた奴等とは確かに違うが、
一つだけ共通点。素晴らしき「人間」であること。
赤い呑み物がお好みかMr.
幾 ....
世の中どこを見ても

ハートハートハートハートハートハート


初めてハートを描いたときの

あのときめきが薄れていく
もがけば
もがくほど
どつぼに
はまっていく

逃げられない
逃れられない
寂しい思い
虚しい思い

回る回る
時代は廻る
体が退化し
エントロピーは増大する。
夜空にはごく控えめに顔を覗かせる月が控えめに輝き
この橋の下ではいつものように川がせせらぎを纏い流れている
この橋の上を行き交う人々はみんな無言で(もちろん僕もその中に含まれる一人だ)
ただ時間 ....
鉛筆を削る

尖らすために


がりがりという音の中

画用紙をすべることの叶わなかった

黒鉛たちが

ゆらりゆらりと落ちてゆく


鉛筆を

尖らすために

犠 ....
寒いなか、校門の前で

あなたに会った

ううん、また会ってしまったの


もう会いたくないのに、ああ、どうしてかな

あなたをみると、どうしても心がはずむのよ


何度もあう ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
荒野はそこに今そこに瀬崎 虎彦310/2/20 7:35
夏の終わりに寒雪010/2/20 6:13
父とあたし森の猫11*10/2/20 3:38
うひひ真島正人3*10/2/20 3:11
心理小川 葉110/2/20 3:07
静寂の果てヒロシ3*10/2/20 3:01
魚座の裏切り者の歌 / ****'04小野 一縷5*10/2/20 2:35
沈黙を喰らう獣15フィール...010/2/20 2:31
葱(二本)なき2*10/2/20 1:56
番田 110/2/20 1:50
日本料理010/2/20 1:49
腰振りマンボ花形新次1*10/2/20 1:06
犬の糞salco2*10/2/20 0:17
冬と水木立 悟310/2/19 23:56
夜に鳴く鳥朧月310/2/19 23:34
林檎の皮を剥く速さで新守山ダダマ110/2/19 23:28
胡桃(改訂あおば5*10/2/19 22:45
二月二日は猫の日でした。嘘。海里5*10/2/19 22:44
一酸化炭素3*10/2/19 22:19
十一月のカナリア[group]しろう010/2/19 21:45
ゆめありす210/2/19 21:41
恋したーい!210/2/19 21:25
ぷかぷか210/2/19 21:15
[group]佐藤伊織210/2/19 21:05
『狩り』東雲 李葉1*10/2/19 20:39
ハートくろきた310/2/19 20:10
蟻地獄ペポパンプ3*10/2/19 20:03
15フィール...2*10/2/19 19:58
黒鉛くろきた510/2/19 19:55
かなしい星空310/2/19 19:51

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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