空洞をなぞろう
わたしたちはゆっくりそれをできる
ひびくものがすきなのは
とどくまでの空間があるからだ
あそこからここまで
いったいどれくらいの波が
どれくらいおし寄せたのかな
....
雨がぽつりぽつりと降り出した
彼と言い合いをした
よどんで居るのは天気だけじゃ無く
何処か心もよどんでいて…
けれどね
私の勝手な事情で貴方を困らせたくないの
でも迷惑かけて結 ....
散っていく桜の花びらが
冬の雨に運ばれて
道端の排水孔に吸い込まれ
川面にひとすじ
春の航路を開く
桜の花びらはそらを見上げて流れるのだろうか
それとも、みなそこを見つめてすすむのだろ ....
小さく青い顔をして
螺旋を描く
お互いの邪魔をすることなく
月の明かりを譲り合っている
ラ・カンパネラ
勇気もなく
孤独でもない
頬を撫でる風
君たちは、愛を、月光からもらう
下を向いて涼やかに鳴る ....
死にたいと千回言えば死ぬと聞いたので千回言ったが
死ななかったので誤情報だとわかる
一億回言えば死ぬらしいので
現在のところ千二百回くらい言った
あと9999万八千八百回くらい言えば死ぬと ....
水面に映る赤褐色の肉体に 覗きこむものの顔がふやけ、千切れ、ぼやけ
(節度ある顔が汚れた声を発する)
草原で 撫でるように刈られ、
息を吐き終えた架空の草
それがはらりはらりと
....
ビルの間に光る雷(いかずち)を
線路脇のすえた場所から
小便と浮浪の徒の
臭いに包まれ眺める
汗まみれのTシャツに
作業ズボンの私
人の浮き沈み
....
不思議よね
懐中時計はとまったまんま
だけど家の前に走る車は
今朝から忙しく
騒がしく
たのもしく
そうね
自分でネジを
回さなきゃいけないのよね
開けては
閉めて
....
夏の残響はセロファンのむこうで
けたたましい音をたてる 鬣を震わせて
道々の声や言葉と重なり合う天気記号が
すっと屹立する給水塔の直下 君の真上
指先にしろくどこまでも絵の具を伸ばし
長 ....
モモこっちにおいで
おまえはとてもよわいから
ひとりではいきていけない
モモこっちにおいで
わたしはとてもつよいから
だれのたすけも必要でない
モモこっちにおいで
だからふたりでいよ ....
あるひぷつときえてしまうような
きみのイチペイジにぼくをとじこめてほしい
きみのイチペイジに
ぼくのあしたがどんなでも
いまのぼくが
くれてゆくよるにおびえて
おわりたいから
き ....
100421
キィーッと叫ぶ人たちが
キゥィと声を潜めると
潜んだ叫びが
理科室の空調を狂わすのだと
体育の先生が
電源を遮断して
....
人間不信
貴方なんか嫌い
貴方なんて偉くない
貴方なんて尊敬していない
ただの大酒飲みの
肉体労働者さ
睡眠時間は3時間でいい
なんてバカじゃない?!
ヒトの彼女とりやがって
....
子供の頃に信じた夢が
叶えられるより前に壊れて
メーカーに問い合わせたら
なんと保証の対象外だと言う
それでやむなく夢を諦め
さっきハードオフに売り行ったら
ド ....
鬱々と続く暗く腐った毎日を
恨み辛みを垂れながらやり過ごす
叩かれ指をさして嘲笑われても
ヘラヘラと顔を歪めて逃げてきた
下らないクダを巻かれ
横殴りの痛みが頬を突き刺す
堪え難きを堪え
....
100421
地元の塩に成りたいと
海に潜ってみたけれど
海の中も塩辛く
息苦しくて堪らない
息をふぅーと吐きながら
ガス交 ....
何にも無いという事を
知るという事は
何かあるという事に
希望を持っていた
てな訳で
私はいっその事
知らないふりをします
その方が楽じゃない
そうじゃない?
無いという ....
オレンジ色の明かり、ガソリンスタンド
不確かなテリトリーに取り残された
野良猫の輪郭を浮き彫りにした
初対面のエンジン音たちに
どこか癒される自分がいて
つい、声無く笑ってしまった
....
わたしは海に潜れないだろう
だって、
こんなに小さな雨粒たちにも
頭痛がする
空も飛べないわたしは
地球の肌を
舐めるようにして
生きている
ナメクジに塩をかけた
あの頃は
....
軽く
手を上げて
じゃあな、って
湿っぽくなくて
酒を酌み交わしているみたいに
涙なんて
似合わない
言葉で
飾り立てたりしないで
空っ風みたく
元気よく
雪下雫 ....
たいせつにしていた器が
次から次へと割れていく
新婚当初
好きで集めた食器類は
ほとんど
もう 手元にない
あるのは
景品でもらった
食器ばかり
家庭の象徴
食器
....
はざくらのころ
れんきゅうのひに
ふるさとのうらにわで
かぜのざわめきをきいている
わけもわからずに
まつようにしている
ひとになるまえの
ははをおもいだすようにして
....
俺がキスしたことが有るのは
●ちゃんと●ちゃんの二人だけ
あとは名も無い娼婦たち
もくもく煙草を焚いている
その煙は天まで届く
帰ってゆく友人たちの姿を追いながら
よだかは鳴いている
....
待たせたな
って誰もいないのわかってるんだけど
ただいま よりは
なんとなく なんとなく しっくりくるんだ
巨きすぎる絵を
照らす拍手
また
照らす拍手
葉の影が
頬から動かない
音なでる指
なでる指
縦の水に沿い
三つの魂が立っている
渦の音 見えぬ ....
お望みとあれば
私の鏡を
君にあげよう
ただしお忘れなく
君が手にした時から
それはもう
共有はできない
君のものなのだから
何故なら
映るものが
同じだとは
限らないのだよ
....
もし、僕が
僕のやりたいこと
僕のやるべきこと
すべて
やり遂げたとしても
果たして
それは
僕なのだろうか
自分未遂の
僕が
ここにいる
だから
僕は
生き ....
そして、最初のはなしをしよう、
どうして始めたのか、どうやって始まったのか、
それがわからないから、お父さんと、
お母さんの、名前をじゅんぐりにつぶやいて、
そのなかにはまったくぼくがいなくて ....
あの隣り合わせの星たちは
何を思って輝いてるのだろう
近くて遠いその距離を
寂しく悲しく時には憎く思うのか
それとも
隣り合わせで輝ける今を
嬉しくありがたく誇らしく思うのか
....
ただ少し口に入ればいい
最初の動機はそんなもの
何となく物足りなくて
少しだけ勿体無くて
細かく噛み砕いてみると
随分と違う味がするもので
気がつけば虜になっている
僕にとって君 ....
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