布のなかに
たふたふに埋もれたわたし
手を伸ばすこともせず
のどだけをもち上げて
ことばを向こうに投げていた
ことばはいつしか完全で
組み合わせだけで無限で
それに夢中になる ....
ははが
ないている
わたしのしらない
もうひとりの
ははが
わたしのしらない
こえをころして
せなかのむこうで
ないている
しんしつの
きおんが
じょうしょう ....
100502
チーズを頼んだんだけど
チーズが直ぐに出てくるとは思わなかった
出てくるのは早くても20分後と踏んでいた
5分後に出てきたので目を見張る
....
バタバタと飛び回る
バッタみたいな仕事ぶり
こんな零細企業では
何から何までやらねばならぬ
会社のみんなには
いろいろとご迷惑をおかけする
でもしょうがないじゃ ....
きみのメールも電話も無視して
それでわたしが無傷だと
本気で思っているのかい?
たいがいのこと謝られたり
納得したら許してしまうけれど
今回はどうしようもないんだ
到底許せないこと ....
着いてからでじゅうぶんだと甘く考えていた
ホテルは全日空のスイートしか空いてなかった
だから米子で車中泊することにした
中原中也の詩にあったのは米子
ここは鳥取の米子
山陰合同銀行のパーキン ....
あたしはきっと じゃなく
絶対 あなたが好きです
アドレスを知ってたって
メールがこなくちゃ意味がない
電話が鳴らならきゃ意味がない
メールを送らなくちゃ意味がない
電話を ....
りゅうぐうのつかいを飲んでしまった
寒天のようだったから つい
つるつると飲みこんでしまった
せっかく遠いところから来てくれたのに
まさか飲んでしまうとは と
母屋の人たちは驚いている
わ ....
夕食どき
うまい匂いを
換気扇で
まわし出す
数年前
子供の声と
その匂いを
そとからクンクン
羨ましく思っていた
あんな自分が
いまや
家のなかで
騒がしい息子たちを ....
君は僕に言った
歩くことには無駄なんてないと
僕は信じた
君を信じた
僕らが歩くこの道には
明日なんて記録はまだおちてはいない
言い逃れできない事実たちが
僕らの肩にまた 手を置 ....
ちちおやふざいのいえに
ひさしぶりにかえる
ちちおやふざいのいえに
ちちおやになりかけた
むすこがいる
いみもなく
むすこをどなる
どなるとすぐに
こどもになる
....
夜毎交わされる言葉に
どんな意味があるのだろう
だとか
気にする方が変人なのであって
おやすみなさい
は
眠りに就こうとする挨拶
という意味に純化されて
軽い/重い
どんな思 ....
迷い犬を捜す
探偵は
バーで
ぱぉおおうっと雄たけびをあげた。
猫はうるさそうにちらっと見た。
今朝一番のニュース
「今日で世界は終わりです。」
ぼく
「それは仕方ないな・・・。」
ただ一つの悔いと言えば
君とナマSEXしてなかったってことくらい
味噌 ....
{引用=
五月の{ルビ翠=みどり}の面影は
透きとおった
風の中の
あなたのささやきに似て
ほそく葉脈のように
しのびこむ
麦藁帽子の下の
淡いほほえみ
白い ....
いいものを
素敵なものを
そんな考えでいたけれど
どうせなら
おいしいものがいいな
たっぷりならいいな
安かったらもっといいな
簡単なら
あれこれ あれこれ
だけど やっ ....
我が子とまではいかないが
年の功での助言にて
ぼろ屋の手入れをし始める
憧れの農業よりも楽な筈
草刈り、刈り、刈り、
思い出す
父が庭木の手入れして
母にまだ ....
でもいつだって叫びたい
なにを伝えたいのかは
自分でもわからないけど
狂って哂って壊れてしまえ!
そうすればきっと
わたし、しあわせ。
でも君の残像がいつも邪魔をするんだ
いいか ....
疲れていたので 餃子を食べるときによく噛まなかった それは疲れていたから
爬虫類は絶滅すればいいのに だのに 爬虫類顔の男ばかり好きになってしまう話を
してたら 不思議とは思わなかったのか ビ ....
漫然とした教室の中
五感が鈍くなった私に
ただ一人だけ
語りかけてくれるものがいる
親指のささくれ
はみだした部分を
引きちぎる
滲む
赤く
私の証明
そっと押さえる
指に転写さ ....
風が強く吹いて とばされる
肩越しの月が揺れたのは飛び跳ねた兎が月から落っこちたからで
真綿のような白い毛玉がはらはらとはらはらと。
あかい目をしたままの兎が遊覧船に乗って月への帰り道をさがす
....
虫だ
まるで
飛散する影みたい
なにかが 高架橋から
手を差し伸べる
亡霊の
薄水色の
枯れた枝だ
ピントのずれた
ミズドリの
滞空する世界
その小さ ....
言葉で重い、自転車を
曳いて行く覚悟はあるのか
バランスの悪い身体を
何にも、拘束せず
いつでも自らを沈めることのできる
深い穴を近くに置きながら。
....
水曜日の夜明け前
午前3時に起きたからって
別に魚河岸に行こうってんじゃないんだ
ただ奇妙な夢にうなされて
凍えた静寂の音の真っ只中に
目覚めてしまっただけなんだ
夢の中でおれは岩 ....
指先よりも遠い空
青い姿で広々と
全部包んでくれそうだから
甘えた声を出しました
横切ってゆく白い猫
ちらりと横目で振り返り
しっぽをつんっと尖らせました
お前なんかは相手にされ ....
たまにしか見ない子が来ても
近所の子どもが集まると
すぐに仲間になって遊ぶ
長兄はこのあたりのリーダー
ビー玉をしようといいだした
みんな家にかえって
自分のビー玉をもって
ふたたび ....
はてしない空の
果てしない青さに融けて
リーダーのもと 小雀たちは円舞している
生と愛の真姿をオードして
そして虚空からは
風の伯爵夫人が
....
すまし顔して立っている木や
憂い顔している電灯は
いったいなぜ
四角く丸くなめらかでいるのか
尋ねたって応えやしないけれども
なんとなくさえ浮かばない
到底呑み込め ....
私があなたを
隙のないくらい怒らせてしまうのは
私を思うあなたが見たいから
だってそうでしょう
すれ違いたまにぶつかる街人でないのだから
静かに噛みつかないで
伸び ....
100501
左前に着たカーディガン
朱色の毛糸が縺れながら
ボタンを嵌めるのが面倒だと自転車に飛び乗ってかぶりつけないハンチングを見せつけるた ....
3459 3460 3461 3462 3463 3464 3465 3466 3467 3468 3469 3470 3471 3472 3473 3474 3475 3476 3477 3478 3479 3480 3481 3482 3483 3484 3485 3486 3487 3488 3489 3490 3491 3492 3493 3494 3495 3496 3497 3498 3499
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.27sec.