三月になると思い出す
透明な夢をみてた人
・・・頭イタイ
死んでしまった詩人が言っていた
たとえば
校長が説教した
では詩とはいえないが
校長が木に登った
なら詩といえる
遠くにある言葉を繋ぎあわせて
あるイメージを ....
何ものにならんかな
月にならんかな
地より仰ぎ見る
黄色い待宵草々
天を照らさんかな
人を喜ばさんかな
地より請い願う
夜の明るさ待宵草々
....
彼が祈ったのは、眩しさに無感が押し潰された日。
厳しく繋がれた巨大な孤独はついに皮膚を突き破る
茫然自失。しかし吸い込まれるほど鋭利で
歓喜にも似た覚醒感に両の拳が打ち震え、加速していく鮮烈は反 ....
砂の上で
歩きながら考える。
このまんまでいいのか?
進歩がない。
本も読まない。
ゲームして
TV見て
カラオケする。
行きつけのスナックに
入りびたり
酒をあびるように ....
感受性が邪魔
自殺願望の芽がひっこり出てから12年3カ月と5日
死ぬことができないまま
冬支度を終えて
春に向けて成長し続けて
今じゃ立派な木になりました
切なくも初々 ....
ゆらゆら
立ち上る陽炎の中
近くにいるはずなのに
手を伸ばした刹那
遠ざかってしまう
あなたって
逃げ水みたい
いつもいつも
必死に追うのは私
でもね
....
朝起きて呼吸のしづらさに違和感を覚える
出した声は絞め殺された鶏のようで
ああ、やっちまったな。と生温いため息
体はだるいが腹は減る。ここら辺が痩せない理由か
冷蔵庫の中には麦茶と酒とつまみと ....
G線上の旋律を
独りぼっちの風が流している
聴衆は
梢たちの林
純白のドレスを着た君に似て
痩身な それでいて 気高く聡明な
巡る四季に彩られることなく
いつまでも白い壁
ひっそり ....
今日は君のことばかり考えていたよ
じゃあ3ポイントあげましょう
今日はテレビに出ているグラビアアイドルに可愛いと言ってしまったよ
それじゃあマイナス2ポイントだね
今日 ....
あたしにあんまり優しくしないで
噛みつくからって逃げないで
リップサービスなんて要らないし
生意気だったらきつく叱って
俺を見ろって言ったあとに
笑わないで、誤魔化 ....
赤い塗り絵の重圧を感じる革張りのソファの硬さに比肩する
未だ消えず手に残る、万力の無慈悲な感触の記憶
事あるごとに呼び出されるそれらにより
サイバネティックの壁画はものの見事に完成された
....
先生と夜食事でもしなさいと今朝社長から電話があったのでユキオはカタヤマを食事に誘った
カタヤマは意外に乗り気で、ぼくもきょうそうしたいなと思っていたんです、と嬉しそうな顔をした
営業車にふたりを乗 ....
アイツが迎えに来るよ
もう随分と前に捨てちまった
あの手をふりほどいてやったはず
最近私を引き戻すために
記憶から今に飛んでくるの
お ....
二番目の器の中で
笑っている子供たち
悠久の久しさは 星と星の小径のように
細く 遠い
それでもきっと声は届く
道を横切れば
そこは尖端
けれども進む
未開の道標を踏みしめ
膨ら ....
楕円の皿にわたしの指紋が乗る
楕円 私は 指紋のひとだ
ゆらゆらと少し苦い棒茶をすする
大鉢の下は銅の網が敷かれ
光沢もない
格子戸から黴がこぼれる
吹き抜ける風と
カーブミラー ....
山脈のようなオウロラの荒波に生まれる渦の中心へ
螺旋状に繋ぎ合わされた音符が捻れた旋律となって注ぎ込まれる
歓声と悲鳴 奇声と怒号
明動 脈動する大気
その揺れを揺り篭にして触れる空気 ....
自分らしさ見失いかけて
もがいた日々に終を告げて
今
真っ白な心の景色に身を委ねて
降り重なる悲しみの雨
打たれて崩れ落ちる無残な有りさま
とめどない心の叫び声
....
ガラスのコップ
飲み物を入れるためのもの
注がれる液体に
おまえは愛情をこめるのか
でも
おれは
缶から直接
おいしくいただくのだ
おれにはコップなんて必要ない ....
刺激さえなく
入り込む余地さえなく
雨音だけが満たす
平衡感覚の欠如
はじめから普通でなかったこと
心なしか不安
室内香の香り
もどかしさだけを抱え
その先を見遣る桟橋のたもと
....
空に墨を塗ったら
穴に住んでる鳥が鳴いた
「病気はどこにでもある
赤い熱は誰もが持ってる
だから苦しまなくていい」
やさしい言葉をかけたいけど
フェルト生地ばかり重ねて
尖った万 ....
蝶には羽がある
カラスには羽がある
人には足がある
足が無くなって
夜を滑り込んで
昼に遊んで
友達がいなくなった
影法師
ノミに脳みそはいらねぇ
人には ....
ぼんやりと歩いている様な気のする
ある者たちは
間違った方向に向かっていることに気づいた
父と会おうとする日の道を思うことすら難しかった
ましてや出ることなど
駅の改札は入ったところから ....
俺だったのかと気づかされている
労働者ですらなくならされた時に
ロックバンドを畳んでは 公衆電話の前でため息をつかされた
感情自体を叫ばされるようなロック自体を見かけなくなったものだ 運送会 ....
お前の長い黒髪を
撫でればズルッと抜け落ちる
わたしは屈んで拾い上げ
指に集めてブーケを作る
お前のネイルは艶消しの
触ればズルッと剥げ落ちる
死んでも伸びるケラチンは
貝殻みたいな ....
母の夢の中に
わたしは現れました
たくさんの人たちの
夢の中にも
わたしは現れました
母の夢の中に
ふたたび現れたのが
妹でした
彼女も同じように
数えきれな ....
3時に営業所に戻るとユキオの向かいの席に薄い黄土いろのスーツのカタヤマが座っていた
カタヤマがほんとうにどこかの国の蛇つかいのように見えた
ゆるいオールバックがターバンに見えないこともなかった
....
あなたを待っています
わたしは
いつまでもあなたを
果てしなく続く海の底で
苦しかった呼吸が途絶えた
締め付けられるような肺の痛みも消 ....
三月は忙しい
頭がだんだんごちゃごちゃしてくる
寝てる間に
パソコンにするように
デフラグできたらいいのにな
フラグだらけになっちゃうかな
何かわからなくても何かいいことの
予約が出来た ....
人を
愛さないと
決めた瞬間・・・
悲しみと同時に
強くなれる
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