扉が
しずんでしまう前に
瞳をひらく
決意をしよう

内に
あふれる
海原をのがれ
足を
こわごわ立たせる場所が
小さくてもいい
流れ着いた
この岸を
いまは
瞳に焼き ....
干からびた革の装丁に
そっと手のひらを添わせ
花びらのように軽い
ページをくるわたしの内奥に
懊悩は滴る
     融点の低い金属の
自由さとまたひとつ季節を
経巡りここへたどり着いた
 ....
{引用=
約束の時間に間に合う為に道路に飛び出してきた子猫を轢殺す
目の前の死にそうな人間を救うより偉業を成し遂げる為に労力を使う
そんなあなたは時々泣いてみせる
苦しい重荷を一身に背負ったヒ ....
ぼくらあまりにもユメ見がちなせいで
いつしか静かにひびが入ってたんだ
この世界で二人だけのような気がしたのも、
いまや、呆れた思想と脂肪の過剰摂取による不可抗力で

(その眼差しは遠く)
 ....
山の麓、谷間の果てる所に家はあり
冬場はいつも風花が舞っていた

ストーブは子供の役目で
おっかなびっくり薪を割り
煙にむせびながら火を起こし湯を沸かした

町までは午前と午後に1本ずつ ....
 爽快おにいちゃんがパンツを流した 快進撃おとうとも
 パンツを流れる 飛び出す春につぼみは月膨らみガガガ
 ガ―と来てプププゥと 貨物列車は芽吹きアンテナ一本
 二本を ....
砂漠の昼
降るはずのない雪が
乾いた砂を覆い
静かに静かに降り積もる


大人は光景に言葉を失い
子供は寒さを忘れて遊び


静かに静かに降り積もる
白い結晶
鳴り響い ....
新雪の上にあし痕をつける代り鮮血を垂らす
雪の原(畑で可)に裸の女3人をしゃがませる
1の女は経血を垂らす
2の女は死産児を産み落とす
3の女は陰部にナイフが刺さっている

3人の女の流血 ....
終わりのない貴方の肌を必死に捕まえようと
夜が明けてしまう前に 癒されない 私は
時間は無垢である そして残酷だ
ここは砂漠 灼熱/酷寒
過ぎていく焦燥の中で私は何を掴み取り何を遺棄したのか ....
君と初めて会ったとき
あたしの顔を
しっかりと見つめてくれた

とても新生児とは
思えない
子供子供したまっすぐな
瞳だった

ぷにぷにの手首
やわらかいほっぺ
君は家族の中心に ....
炬燵の常夏で猫は寝ている
ここ2、3日の寒の戻りに私の厚着より彼女は薄着だ
居間の空気は停滞している
日当たりも悪いし仏壇まであってモルグのように寒い
私はそこで幽霊のように座りキーボードを叩 ....
それは嘘かもしれない
いや、
本当かもしれない
まさか、
嘘でしょ?

じゃあ、心に聞いてみな
心は嘘つかないから
本当に?

じゃあ、風に聞いてみな
普遍的な事を教えてくれるは ....
光のない部屋で

草木は頼みもしない花を咲かせ

ほころびた香りが鼻先にまとわりつく


風の無い部屋で

種はその不幸に気付きはしない


(今夜 ルーリードに手 ....
赤い水玉模様に抱いた
未だ物心もつかぬ幼児の
ばたつかせる手が拭う
白粉の下に隠れた象皮に
深く刻まれた街区の端では
青痣と浮腫が今日も賑やかで
皆に愛されるお時間です

強いばかりの ....
灰色だったアスファルトがあった
鉄道への彼女の声を聞いて
走る道の脇を専門学校へと歩いた
スポーツ用品店の角を曲がる

テニスボールの色に
通っていた日々を思い出す
山手線は緑色だった
 ....
 不完全な僕たちは
 その間抜けなF音に縋って
 つま先の置き場に困っている。


(飛びたいのか逃げたいのか)
(消え去りたいのか喚きたいのか)
(縛られたいのか駆けずりたいのか)
 ....
ぶり大根を作る
お頭が入ってた、ぶり大根用のパックの中に
気持ち悪いと言ってきれいなビニール袋の中に捨てた
数分して血があふれかえっていた
あの瞳は指で押すとぐにぐにしていて
死んだ魚の目を ....
声のない生活にも慣れ雨音と会話もできそうだ。
滴る粒は虚しさを積み上げ見ているはずが逆に見られているような、
錯覚。もしくは他者を望むがゆえの幻覚。
ここには最低限のものしか無い。生きるためには ....
yahoooo!yahoooooooo!


あ・しんめとりー・あ・あ・しんめとりー・あ・あ・あ・あ


暖房の効いたあけがたのへや、アイスクリームをたべながらもじもじPCをいじる ....
大切なものは隠しておけ
誰の目にも見つからぬよう


気持ちがハイエナ野郎に
食いちぎられて
俺は言葉にレイプされる
頭の中から
想いという想いを絞り出され
俺はがらくたになる
 ....
あの夕焼けを誰よりも美しくしたためることが出来るなら
まかり間違って詩人になってもいいと思ったわけだし
ポジティブシンキングで幸せになることはないことぐらい
鱗を散らして空に溺れた魚の目を見るよ ....
春のせいにしないで
花びらもつぶやくのに
君は去ってゆく

春の風はゆるやかだと
思い込まないで
春はいそぐ
春はうつろうから

ゆったりだと思おうとして
君を捕ま ....
季節の変り目には
雨がよく降る
いまがまさにそうで
冬から春へと
季節がわたろうとしている
そういえばあいつも
こんな時に死んだのだったな
そう思ってまだかたい
桜のつぼみを見上げる
 ....
土色に枯れた千の蛾が部屋を覆い尽くす
それに 白粉の殺虫剤を 噴きかける
ぽそぽそと 大小の蛾が 落葉になって
床に重なると 兄さんが 粉で真白の瞼を擦って
真赤な涙を垂らしながら言う
「一 ....
そのメーカーはあった
コガネイ係長の言うとおりだった
最初にかけてみたメーカーがそうだった

そこのなら、移設でもシステムやりかえでも、何でも出来ますよ、元そこの社員の設計がうちにはいますから ....
(1)

 核戦争後の荒廃した未来で、少年がかつての国家首脳部の電脳室にたどり着く。
 そこで、昭和のSFに出てくるような大仰なコンピューターに向かって、

「ゼムリャフランツァヨシファ ....
その街は静かになりました
もう、人間しかいませんでしたから
精霊も、神様もいませんでしたから
なのに彼らは恐れていました
もう、人間しかいませんでしたから
精霊も、神様もいませんでしたから
 ....
ぼんやりとした大根頭に快感という月が降ってくる
ひ らり ×2 ひらりと!
言ってはいけないこと、の境界線
時間の遡及剤、明日に垂らし、
喉が叫ぶ、「今日を返せ」
だって、一人ぼっちの交差点 ....
無造作に投げ出されたそのものの形状それこそを俺は真実と呼びたい、お前に何が言えるのかね、ただ闇雲に研磨する事ぐらいにしか真摯さを見つけられないお前に?無菌室で育てた命が外界でいきられる .... 月が綺麗ね
あなた

三日月であろうと
半月であろうと

喩えば新月でも
夜空見上げて
語りかける

まるであなたが
横にいるかのように

月が綺麗ね
あなた

雲に隠 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
千波 一也4*10/3/27 17:09
ネオンと抑圧瀬崎 虎彦5*10/3/27 16:11
鸚鵡返し高梁サトル7*10/3/27 11:53
世界森本隼010/3/27 10:15
風花西天 龍11*10/3/27 7:16
おパンツ伝説 ムレムレの章ヨルノテガム110/3/27 6:53
White Snow寒雪110/3/27 6:30
雪の朝のコンポジションsalco6*10/3/27 4:41
叶わない願い桐谷隼斗110/3/27 2:22
娘よ森の猫8*10/3/27 2:16
Un réaliste (3月25日生活分)salco1*10/3/27 1:45
風に唄えばOz210/3/27 1:41
悲しみよこんにちは唯視310/3/27 1:32
道化古月2*10/3/27 1:18
目の黄色番田 010/3/27 1:10
不完全な僕たちは亜樹110/3/27 0:13
ぶり大根ki110/3/26 23:13
『孤立無援』東雲 李葉0*10/3/26 23:13
Yahoo!JAPANねことら410/3/26 23:09
脳内梅毒寒雪010/3/26 22:59
日暮さん[group]しろう4*10/3/26 22:44
置かれた春に朧月110/3/26 22:39
季節[group]岡部淳太郎310/3/26 21:24
悪名 / ****'04小野 一縷7*10/3/26 20:41
蛇たちの調べ吉岡ペペロ410/3/26 18:35
ゼムリャフランツァヨシファはどこにあるのですかa110/3/26 17:37
避雷針の街瑠王4*10/3/26 16:54
こんなもんかなあでやめちまった作詞ぽこぽこへッ...2*10/3/26 16:54
ブラインドの角度を適当に変化させ続ける、言うなればそういった ...ホロウ・シカ...010/3/26 16:14
夜想月華弥鈴5*10/3/26 15:45

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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