「オルソクロマティック」
薔薇が日々を分光する
赤/黄/緑/青
銀のスプーンで掬ってボロネーゼソース
ヒヤシンス絆す姫君は
黒髪でカペリーニを茹で上げながら子守唄
カンブリ ....
探しものはナンですか
普通のパンではないですか
カバンの中も
タンドールの中も
探してもないってことは
もうカレーと一緒に食ったってことじゃないですか
これから粉から作るんですか
今は夜 ....
じめじめとした六月が去って
じりじりとした七月が私を包み込む
天の川が二人を繋ぐ頃
私は静かに、夏の夜のどこか懐かしい空気に身を任せた
夏の大三角形を指で結んでみる
今年も織姫は ....
あなたのやさしさ ちゃんと通じてる
秘蜜はね スゴイから 秘蜜なんだ
だから 秘蜜は 隠れるんだ
秘蜜 ....
僕たちは独立している
確かに個人であって
どんなに近くで寝起きをしても
同じ窓からの朝日を浴びても
僕は僕で
君は君のままだ
僕たちは独立している
二人で生きて
どんなに子どもの寝 ....
気に食わない人ができた。
マイナスで無い、プラスで接する。
しかし、協力はしない。
上に立つ人は頭が低くないと
ならない。
自分のことだけ
考えていると
誰も助けてくれない。
もっ ....
僕の好きだった花と
同じ色をしていたから
形も大きさも香りも違うのに
僕は君をあの花だと
勘違いしてしまったんだ
僕は君に水をやって
新しい植木鉢に植え替えて
光に当ててや ....
おもしろくねえなあ
そう思いながら
てけてけ歩いていると
おおっ! なんだこ ....
ページをめくって下さい
わたしとあなたで書いた記憶片
その中の詩篇の一行にわたしはうずくまり
うなだれた孤独と対峙をする
生きることは広がることであると知っていて
あなたはこころの深部に釘を ....
ずっと足踏みしている
足元の岩は削られ
砂となっている
足掻いても
足掻いても
全く前に進めない
このまま足元が削られて
深い深い穴になり
地の底に堕ちてゆくようだ
命綱 ....
雨が光になるときに
置いてゆく穂は十の色
水銀の譜の散る窓に
まぼろしのかたちが来ては去る
爆ぜては透る
限り ....
夜のわたしは
太陽のうしろで一人
藍色の鏡を抱いて泣いている
眠るように
唄うように
仄かに輝くことしか
ゆるされないわたしは
信ずる者は望まない
猫のように
従順ではな ....
君の艶やかな黒髪のうねり
胸の深奥を突く瞳の輝き
小さなうなじとふんわりとした肩
優しく丸まった滑らかな胸
優美にしなやかなる柔らかな身体
君を一目見たそのときから
永遠なるものは花開く
....
21.
緑色の金属に囲まれた空間が
ハニカム構造で互いに結びつき
誰もが知っている簡単な方程式を合言葉に
夜の扉がひらく
22.
春のJ ....
いらない紙の裏に
らくがきしたって捨てるだけ
なら
そこに私は描こう
心の模様
綺麗なんかは
めざさないけど
だれにも似ていない
私のはだかの心
捨てられたって
かまわないけど
....
芸術家なんてものは、名前が売れなければ金は無い。人間が生きていくには金が要る。名も無き芸術家は、生きていけない、死んでいくだけ。
もう駄目だ、と呟いて、自分の意思で死んでいこうとする画家がいた。 ....
だだっ広い雨上がりの空に
僕にはない言葉がさ迷う
地上の、揺れの、草の、言葉
湿気、温度、雲の距離
僕の言葉は枯渇して
君の言葉を吸い上げる
地球、亀、象、
天文学的な、 ....
握りこぶしに八割の水分
寝具に横たわり
タンクトップも脱いでしまって
タオルケットに巻かれてしまえ
コットンが素はだかを優しく撫でる
身体感覚が昇るからうつぶせを楽しんで
ひと ....
若かった頃僕らは
いつも僕の部屋で
無駄話をしながら
雑誌を読みながら
やがて訪れる未来を
熱にうなされるがまま
夜が明けるまで
語り合っていた
若かった頃僕らは
ど ....
ひとつしかない
祖母の乳房を
ぼんやりと見ていた
そういうものなのだろう
と思っていた
幼かった私
手術したのだ
その晩
どれだけの悲しみに
打ちひしがれていただろう ....
息が しづらい
シンゾウ が 這いあがる (さみし い)
すって はいて
はいて すって
しびれる 手のひらで
のどをつかむ (ど きどき) 脈うつひふ
す ....
あのとき死んだあなたに
騒々しい鎮魂歌を送るわ
あなたがうっかり起きてしまうように。
その瞼の裏には
現在は何が映っているの?
生きてる間は虚ろだったのに
耳元で怒鳴りつける私に
....
にげてきたので
追い出してくれて構いません
何から逃げてきたのか
思い出せないので
殺してくれて構いません
意味ある人生
って人に役に立てば
誰かがそう思ってくれるから
人の道 ....
黒猫のクロが
私の知らない間に
死んでいた
母さんは猫が死ぬ度に泣くの
昔部屋にみんなを集めて
約束をしたことがあった
....
そん時になってみなきゃ分からないけれど
年収半額にするぞ?って言われても
....
わたしが金魚の頭を
撫でているころ
ぼんやりとした扇風機は
薄暗がりの中で首を振り
幼い子どもが一人
どこかで帰る家を探している
ここだよ、と言っても
それはきっと
ただの ....
「1」 レンズ豆を詰めたズッキーニと天使の海老オレンジのサヴァイヨンソース
夕焼けた空に細かい雲は高くあり、
なびく風は、コンフィチュールのようではなく微かに甘い。
仄かに柑橘がかった色あい ....
帰りたくないとかは
とても言えない。
帰りたくないけど。
とても言えない。
だから
あたしは
また
ぐーをだす。
田んぼを抜けて向かってくる
郵便配達の排気音
二階の窓から眺めてた
少年の胸の高鳴り
昨日、アルバムを三冊捨てた
振り返るには濃密すぎて
淡すぎる過去
見知ら ....
泣きたいから泣く
を繰り返していた私に
届いた 一通の手紙
そう あなたからの手紙
私の細く縮んだ目は
ひらいて
手紙をみて想う
ああ やっとあなただと
あけられない とおもう ....
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