}羊水(春)
コイン・ロッカーのコインが着地する
その音を聞いて
呼気をつきはなす
わきまえてなまえを呼んでも
まだないのだから
うぶごえをあげる
こっちへ来なさい、
と あな ....
確かなこと
など何処にも無く
春だ
と思った時には
もう すっかりと
夏でありました
例えば 野良犬を
叫び 慎ましく月
を 口ずさむ
まるで詩人
であるかのような
....
まあるく
まあるく
揺れた 揺れた
電気コードに繋がれて
それから
それから
光がきえた
てを伸ばすのは
小さなおさる
まあるく
まあるく
....
自分には何も持っていない。
自分には目標がなくなった。
気の抜けたビール状態。
拍子抜け。底抜け、お馬が通る。
比較的暇な毎日。
と言っても遊んでいるわけじゃない。
おばちゃんに「目が ....
テリーマンのものまねが得意です
貴乃花親方のものまねも得意です
でも俺は誰のまねもできません
誰のまねもしたくありません
誰にもまねできないものまねがしたいです
俺のものまねはしたかったらし ....
桜がりは
桜狩りではないのです
もし狩るとしてもそれは花たちではありませんし
ただ木下闇を求めて
いずこにか桜のそれありと聞いて
今生
誰とも付き合わないわけにもいきませんが
付 ....
美しく
燃え上がらなくていい
キリンとか時計とか蟻とかダリとか
ひとでもひとでなくとも
君がそこにいて
「僕って誰」と問うのなら
君の顔や肩をぺたぺたとたたきながら
「君ってこれ」と ....
私は知ってます
貴方と目が会うことが
貴方を目で追えることが
どれだけ幸せか
七月の空を見上げ
静かに願う
どうか今日だけは
....
{画像=100707203016.jpg}
{引用=
雲の上も
青空の上も
いつも星空
すべてが
星空の出来事 ....
穢れのなかにあるものが
聖くみえるのはなぜだろう
汚物や体液にまみれた女がいる
彼女の聖さはなんだろう
瞳は真っ直ぐに前を見据え
口を凜と切り結んでいるのか
瞳 ....
ビニル袋にいれたコッペパンを流し台で水に浸している不細工は
浸しているコペパンを右手の平で軽く押し左手にはペンを持ち
その感触の変化を言語化している夜は暗いが光は明るい羽根を持つ虫が
寄ってきて ....
あなたにあうために
東京駅に立っていた私は
あなたをみて吹き出した
全身真っ白な私に
あいにきたあなたは
全身真っ黒で
太陽が苦手
そう言った私に
君の分まで吸収したくて
あなたは伏 ....
「織姫、彦星」
一、
年に一度の逢瀬の日だと地上が先に盛り上がってしまい、天上の二人は今ひとつ盛り上がれない。
二、
毎年「あの時の子よ」と織姫は子供を連れて来るが、ど ....
冬の間、生活していると
だんだんと埃まみれになってきて
粉糖をまぶしたケーキみたいに
頭の先からアルプスのよう
そんな時に誰かがやってきて
ふーっと吹いて埃が舞って
中から出てきた蓋をあけ ....
カワバタくん、ランチでもどう、
同僚のイガタアヤコがシンゴを誘う
いっしょに働いて10年以上になるのに話すようになったのはこのいちねんのことだ
飲み会で子育ての話になったときなぜかシンゴ ....
沈みゆく陽の揺らぎ
それは
遠く、ただ遠く
待つことの幸せ
青いさかなの首飾り
それは
諍いのない空の果て
明日を生きる
水のこと
夜光虫の静かな灯り
ちいさく
名前を呼 ....
いまにも蝉の初啼きがするかと思う
前線にさ迷い続ける梅雨の朝
四号公園にひとかげがちらつく
ベビーカーのわだち
飼い犬のあしあとを造って
婦人同士のこえが流れて消える
あるいは買い物の ....
映写機の光に変えられて輝く
ちりぢりの埃みたいになりたい
光の中でも
闇の中でも
自ら輝くことはできず
気付かれることさえないのに
暗闇に一筋の光が射した時に
一度きり嘘のように ....
朝の
ほの暗い襟を
すべるネクタイ
今日はプレーンノット
会社と片結び
電車のドアに
ペイズリ―を挟まれて行く
50キロ先の
会社は雨
いつか金縛りにあった
凄い大きい男は
私を後ろから抱えて
ぎゅーってするんだ
全力で抵抗するんだけど動けなくて
モガクモガクモガク
君の名前を叫ぶんだけど
君 ....
ああ…幼女…
幼女…
幼女…
幼女…
幼女の全てと愛し合い
そして全ては…
愛だということを確かめ合う…
年齢差など
真なる愛の前には
何も存在しないのです…
身体 ....
日の丸の赤い色は
おれの鮮血?
燃えさかる太陽?
灼熱地獄?
違うな
あの色は
おれが無意味な戦いで
命を落とした時
おれのために泣いてくれる
親友の ....
おかねをかりに
まちにきたと
つまがわたしに
でんわした
こんなにてつやして
やすみなくはたらいても
まだたりないのだ
しょうひんけんをかう
そのとなりで
はしゃ ....
――これ、パン?
ううん、それ、にぼし。
――あれ、パン?
いや、それ、にじる。
――じゃあ、どれ、パン?
うん、そこ、パリ。
....
見なれたいつもの道に 雨が降る
隣にいたはずの女の子は 排水溝へ流れていったようで
僕は一人で傘をさかさに持って 歩いている
溜まっていく水と すり減っていく僕と すくい上げることのできない女の ....
特別美味しいわけでもないし、
何か「健康」という文字に惹かれて
買ってしまっただけ。
飲んでみると不味くて
飲めないほどじゃないから
とりあえず、飲んでた。
しばらく飲まなかった。 ....
幸せを夢見て眠れたころは
ぬくっとした肌にふれるすべてが
ただやさしく感じられた
何だかくすぐったくて
なかなか眠れなかった
わくわくするとか
どきどきするとか
言葉にするとうすっぺらい ....
ね、ういろうさん
あんたちょっと歩くの速いよ
引っ張らないでくれる?
「お手をするかわり、おやつくださいな」
ね、ういろうさん
あんたちょっと拾い食いはやめなさい
あと、たまには吠 ....
【裸足の笑顔】
瓦礫の上を裸足で歩きながら
陽が暮れるまで食べ物を探し回っている子供たちがいた。
今にも崩れそうなほど傾いた家屋の
ドア代わりのカーテンか ....
じっと生活していると
だんだんと埃まみれになってきて
埃のおばけみたいに
手なんかもうサボテンのよう
そんな時に誰かがやってきて
ふーっと吹いて埃が舞って
おばけの中から一瞬わたしが出てき ....
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