---浦風も吹きわたらない 惰眠にふける公園の広場
申しあわせたのか
        夕食前の腹時計の計算に
集まったこどもたち
    その黄いろの声を
つりがねのひびきのように聴いたとき ....
能天気なおまえに
この俺を慰めることなんて
できないんだ
無神経すぎるおまえの
土足は未だに躾けられた通りの倫理と
無口な常識で
俺を踏んづけていることにも気づかない
しかしこの世のすべ ....
哀しみという名の街で
二人 出会ったの
涙雨の降る街角
空も泣いていた午後

さびしがりやの恋人たち
ガラス細工の傘をさして
色褪せた通りを歩いていたの

心の傷跡なぞるように
冷 ....
ユキオからのポカンとしたメールに返信しながら発光するコンビニを通りすぎた
カワバタからはさいきん連絡がない
じぶんが返信しなくなったからだろう
カワバタと別れるといつも、ヨシミはじぶんが空虚にな ....
言葉づかいが正しくない
着ている服がみっともない
生活スタイルがだらしない
おれが
いつまでたっても
立派な人間になれない理由


おれが昔見ていた夢が
ひとりでに舞い戻って ....
大空に手を伸ばす
太陽でこの手を焼くために
ほしいほしいほしい
私は全てのまっとうなものがほしい

備わっていないものをほしがり
すでにあるものをみないで
それらは
当たり前に動くから ....
何にもなくなっていく手で
何かしらのものとして掴もうとしている
私は元気な気がさせられていた
多分疲れてなどいないのかもしれない

窓を開けて外を眺めさせられていたのかもしれない
私とは一 ....
 
 
コンビニに行くと
夜の人がいる

その人が
昼の人と違っても
私はかまわない
いつもそこに
いてくれるなら

ある晩
父親が亡くなって
その人ではない人が
私を待っ ....
みていた

なにするすべもなく
きりぶかいくろのぬまぞこへおちていくひと
きずついてたひとと
きずついてるひとへ

ザクザクさす男
お前は何を分かっている


 ....
校庭をタイヤ引いて
居残り特訓
砲丸投げをやれって?
砂場で練習

体格いい人には
かなわない。
県大会でも
散々な結果

疲れて水を飲んでいると
君はそっとタオルを出した。
 ....
小指の先が
少し内側に曲がっているのを
あなたは気にしているようでしたが

ペンを走らせるとき
他の指から少し離れているのが
文字のかわりに飛び跳ねているみたいで
好きでした

あな ....
欲しいもの
沢山あって
財布が軽い
人に媚びる

友がいない
時間がない
体力がない
妻がいない

体重がある
ダイエット
転生したい
血液は健康
日が沈み時計の針が急速に冷えると、もう帰れと時報が鳴る。
ドアを閉める音、乱暴に踏み込まれたエンジンの音もある。
客にクレームをつけられた車屋の友人は、ガレージ脇に立てかけられた
サンドバック同 ....
拳を握り立つ女の背中の弓が跳躍する
大地のステップをくぐり抜け
夕映え瞳の奥
火燃ゆるその矢が到達すべき心臓へと導かれ
まさに射抜くのを誰もが目撃した

唇は乱れひとつなく
確信が彼女の ....
お前の母ちゃんの子宮にはアリゾナの青い空があって
乾いたハイウェイ沿いにただ1軒あるガソリンスタンドで
お前の父ちゃんが働いていたんだよ。
ただお前は地下に埋設されたガソリンタンクからではなく
 ....
沢山の人が戻ってくる
色々なところから戻ってくる
本当に旅立ったその人が
戻ってきたのか
わからないまま
砂漠を歩くために訓練されたから
砂漠谷(サバクタニ)
サバタクニ?
どっちか? サバタクニ・サバクタニ

遠慮の無い下司が
陽気に経歴自慢をする一方
本当に救いようの無い人間を
救うこ ....
 
 
砂でできた掌が
記憶の水に
崩れていく
そしてそれを受け止めようとする別の
掌がある
赤茶けた鉄路は
臨海の工業地帯へと続き
大きくカーブする
その付近で
群生する草の穂 ....
網戸の張り替えをしようと外しにかかると
空がところてんのように
にゅーっと切り取られました
あまりにおいしそうなので
私が黒蜜をかけて食べようとすると
だめだよ、と貴女が言いました
どうして、と聞いて ....
私の存在は
みんなが思っているほど
綺麗じゃない

毎日毎日
言いたいことも言えずに
思っても無いことを口にしてみる

すると、皆はこう言うんだ
『すごいね』って
『優しいね』 ....
わかりません
と、言った私の言うことが
わかりません、という顔を貴女がしていました。
貴女は、わかりません、を
私の胸から摘んで取り出しました。
私のわかりませんは、氷山の一角で
とりあえず、食卓に置 ....
  二の腕の筋肉に
  冷めた太陽が埋まって



  関節の辺で
  言葉が
  ふつふつ粟立った



  いきたいいきたくない
  しにたいしにたくない
  ....
山奥の針葉樹林で生まれた
朝露のひとしずくは
無数のひとしずくと共に
苔や羊歯の間を縫って
ひたすら傾斜に従う流れになった

渓谷では
無邪気にはしゃいで
いたずらに透き通って
 ....
{引用=
この詩を読むと、やっぱり
あんまりいい気持ちにならんひとがおるかもしれん。
・・うーん、デリケートな問題というのもあるし、
考察も足りないし、やっぱヘタだから。

けど、詩として ....
ふぐぬついれれんちゅばっといかば
ふぐぬついれれんば 
こいしゅうなっとまいかんば

すぬりゅうせんなら
すぬりゅうせん

なつめめにゆうぞあかん
そにまかされれんば

ゆつい ....
ほらほら
みんながえずいてる
サザエのせいで食中毒
貝にあたると悲惨だな

さーて、来週のサザエさんは

カツオです
深夜、姉さんたちの寝室を
こっそり覗いてみたら
営みの真っ最中 ....
絵の具の年譜
金の闇
渇ききった既視の風に
名を呼ばれては遠去かるもの


暗い霧をつなぐ虹
ところどころ消えながら
雨を照らし
雨を鳴らす


岐路の前の影
 ....
野火よ催奇よ
背たけを跨ぐ
おまえの金色
水に沈める腕の角度



夜は火です
夜は輪です
でも何も見えぬ
それが夜です








 ....
無口な娘
黒髪の娘
あなたはどうして
ここに居るのか



わたしはただ
あなたの睫毛と
あなたの雀斑を
数えていただけなのに







 ....
そのナイフを取れ

そいつで俺を突き刺せ

深く深く臓物に叩き込み

えぐりえぐり俺を世間へブチまけろ

生も超え

死も過ぎ去った

俺の躍動する腕が血をはき出す ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
いとおしくも信天翁210/6/3 10:05
外の世界へふくだわらま...210/6/3 10:00
哀しみという名の街で未有花10*10/6/3 9:47
生死の皮膜吉岡ペペロ310/6/3 8:44
スクランブル交差点寒雪110/6/3 7:10
指でつくる言葉朧月110/6/3 6:44
何かを欲する番田 010/6/3 1:52
コンビニ小川 葉010/6/3 1:31
弔い合戦ベルヤ1*10/6/3 1:01
だめもとペポパンプ5*10/6/3 0:07
指先ベンジャミン4*10/6/2 23:48
ないない、何が?ペポパンプ3*10/6/2 23:38
フィールドプテラノドン110/6/2 23:37
拳を握り立つ女瑠王4*10/6/2 23:17
遺伝子 青色1号、黄色4号salco14+*10/6/2 23:15
戻ってくる佐藤伊織010/6/2 22:56
マムルーク騎兵a010/6/2 22:55
穂先たもつ610/6/2 22:41
空のかたちクローバー2*10/6/2 22:25
嘘の闇とわ110/6/2 22:21
わかりませんクローバー2*10/6/2 22:09
冷房症[group]草野春心2*10/6/2 22:01
nonya11*10/6/2 21:25
ひかりにゃんしー210/6/2 21:06
なかゆかんひいなでよ八男(はちお...010/6/2 21:04
よりぬき来週のサザエさん[group]花形新次6*10/6/2 20:35
夜めぐる夜 Ⅴ木立 悟410/6/2 20:00
ノート(凹羽)[group]310/6/2 19:58
ノート(細夜)[group]210/6/2 19:57
動静蒲生万寿1*10/6/2 19:50

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