強い風で海から潮があがる
輪郭を弱めて 遠い
少しよろめく程の 嘘がいい
丁寧に紙を貼る 名前を無くした
もう誰も知らない信仰
角が取れた河口の石は
死の形をしている
記憶は疲れ ....
ザックリ
バッサリ
アキレス腱を
ザックリ
バッサリ
叩き斬る
ギッシリ
ビッシリな
アキレス腱が
ビッチャリ
ビッチャリ
飛び散る、春
琥珀の一部であった
お前の魂 ....
指先に留まった苦しみを
息でそっと包み
薄闇色の瞳に差し出す
雨の映らない水平線
雲が滲んで共鳴する
あの先には願いがあるの 海の中は冷たくて
重ねられた言葉 鈴のような声が
私をつらい ....
ともだちみんなに責められて
泣きながら土下座をした夢から目覚める朝
からからと窓を開けると
こいびとが
摘んだ花を差し出して笑っていた
洗濯物のすきまから
「どうして?」って訊いたら
「 ....
瞼を閉じて見えるもの
それは漆黒の闇ではなくて
無限に飛び回る光の残像
この目で見た世界の景色を
逃さぬように閉じ込める
それは僕が生きた軌跡
焼き付けたら
また目を開こう
....
死にたい死にたい死にたいが
....
優しくなってしまいそうな時間
だれのことも恨みたくない
悲しくなってしまいそうな時間
ねえ もうゆるそうよ
口をすべらしてしまいそうな時間
なにげに告白でもしようか
重荷になってしまい ....
なんの力もない場合にどうしたらよいかというと
さげすみをうけるとよい
かいわをしてもすぐにきりあげられたり
むしされたり
なぐられたり
ばかにされたりする
ことによって
適正な位置に収ま ....
砂浜から間抜けた様子で眺めていました
流されないように飲まれれば良いよ
と貴方は仰いましたね
空の上から耳を打たれた人人は
履歴書を埋める作業が大好物で
細細と癖のある字で書き込みま ....
あの夏にいたあのこは、
目眩の見せた幻。
輪郭のない蜃気楼。
茹だる午睡の短い夢。
もう会えないけど、それでいいの。
私大人になったから。
私ら人間の血を吸うております
気づかれぬよう
そっと
それほどお世話になっておりながら
何のお礼もできないばかりか
私らが血を吸った跡は
とても痒いのです
痛くないだけましかなと
自分 ....
おまえの不在と
おまえのそばにおれの不在
見える世界に傷つけられて
見えない世界で痛みと自失
だから幸福なんてないんだと
だから永遠なんてないんだと
うそぶかな ....
いちょう並木のカフェに自転車で現れた
荷物をおく椅子えらんでいた
どこに座りたい?
ここに決まってるじゃない、
同棲とはまいにち会うということだ
秘密をじゆうに探すということだ
頭 ....
成城石井で食材をどか買いして
カラオケにいって
てきとうにBGMをかけながら
鴨のローストやよつ葉のヨーグルトや無花果のお菓子を食べて
ぼくは尾崎豊を歌い
あなたはカントリーロードやトムソー ....
例えば、道玄坂のラブホテルで、
待ち合わせの女の子と、90分コースで遊んだ場合、
ホテル代込みで、
約3万円です。
もう、そんな遊びは、やめることにして、
有楽町の性病科に行ったら、 ....
バスに乗って
ドアに挟まれ
皆に助けてもらう。
もうどこにも行きたくない
毎日車に乗り
600km移動する。
気持ち悪くなり
吐いてばかり
毎朝いつも
パンとサラミとトマト ....
明るく
希望抱いて
元気になる
笑いたくて
楽しく喜ぶ
シャドーボクシング
イメージトレーニング
万が一を想定する。
思いが巡る。
人を幸せにする。
人が寄ってくる。
人 ....
歩いてきたね、もう10年。
いつも一緒の歩幅で歩いてきたね。
いっつも一緒。
君と同じ足取りで。
失敗しては泣いてるお母さんの私だけど
君はいっつもだぁいすき。
ど ....
厚く垂れ込めた雲の上に
もうひとつ、血色に染まった鮮やかな雲が
たなびいているのを
私は知らない
知らないままに見えないままに
鍵を開けて
ただいま
散らかった部屋
私と家族で ....
愛しか数えたくないのに
私の変換は
愛でなく 哀とでて
悲しくさせるのです
人差し指が枯れるほど
押しているのにみつかりません
あなたのかいたさよならが
削除されずにそこにある
....
午前八時と午後八時に
ミノペン錠100を嚥下する
わたしはやっぱり梅毒だから
あなた方はどうか高台にのぼって
聖蹟桜ヶ丘の高台にでものぼって
どうぞ記帳を済ませてきてください
そして金輪際 ....
ろくろく労働もしないで
不愉快な暮らしに憤慨する
私の年金手帳はどうにも
B5判のようにも見えるし
100円ショップの会計に
2時間並ばされてもいる
棚卸の日当は7500円
但し交通費の ....
素肌にニッケルを重ねて
二十四時間過ごしてみろよ
アレルギー反応を起こして
素肌がかぶれたやつらには
百八人の経産婦がやさしく
ステロイド製剤を塗ってくれる
三畳一間の小部屋のなかで
ジ ....
もう見慣れたものさ
のんだくれの青空ベッドなんて
誰も起こしたりしないよ
シャツの下ボタン肌けて仰向けに
観音菩薩の表情(かお)はいまも石川さゆりの膝枕なんだろうけど
酒やけで毛穴全開サ ....
どこからか草刈り機の音が聞こえる
生ごみをコンポストに入れる
夕方の風は涼しくて
空には五本
爪で引っ掻いたあとがある
端っこの赤いところから
ゆっくりと解け、崩れていく
なにかもっと真 ....
葛藤や荒波 絶望を
自力で乗り越えたことがない人の
その優しさは
ただのパウダーシュガーの
プラシーボ
乗り越えたことがある人は
安易に優しくしない
乗り越える辛さを
自分の中に蓄 ....
景色を忘れた心の
そんな電車に乗る
何かが心で
何かに流れる
この私は流れるだろう
私の 見えないものにも 色は
電車はある
電車の上を
色の上に背負って
どこにいく ....
あれから
どの位
経ったのだろうか
楽しかった。
思い出が
全て
消えていく
いい訳になる
師匠のお言葉は
厳しい。
私の進むべき道を
教えて下さい。
隣のビルが見つめている
夕焼けの頃
熱い視線で
緋色の丸い目玉
上から下に舐めるように
ニヤリと笑うエントランス
時々人を喰っている
宵闇が訪れると
目玉は見えなくなり
....
空の青と
花の赤を
重ね合わせた
君の可憐のマゼンダを
追いかけ過ぎて
森の緑を彷徨った
森の緑と
空の青を
擦り合わせた
僕の弱虫のシアンを
飼い馴らせなかったから
花 ....
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