床に落ちた鍵には手のひらの切り傷を、コーヒーメーカーは蒸気を吹き上げてる、心臓を病んだ老人の悲鳴のよ ....
あゝこのまま死ぬのかもな
此の肉の魂の苦の境位に至り、
ひたすら光 眼差し
闘う必要無し
と ....
#ながすぎる夢
たくさんためて
あらためて
新たなうたを
うたいます
あなたのために
....
桐の葉に 雨が降れば
涙なく 声なく
唯一人
流るる窓の滴に心あてなく さま ....
無知な私の闇に
月がてらてら光っていて
青白い私の横顔の
青白い縁は冴えかえり
ひとつの魂
....
「今年の鮎う ちっこおてえ、」
小さい頃から毎年聞かされてきた
親父の秋を告 ....
そんなものは信じていないからっぽの樽の影が
言葉のなかに黒々と鎮座して深淵をかかえこんでいる
わ ....
倒したかったんじゃない 触れたかっただけ
侵したかったんじゃない 去りたかっただけ
避けたか ....
優しい
闇に
月一輪
聴こえて
魂はふるえる
・
自分
勝手
な
自分
....
あちら向き
こちら向き
淡いピンクのささめきは あなたと ....
ゆうがた、もうそれ以降は日曜日とともつねにある、まだけっして訪れてはいない月曜日、そのすこしばかり先 ....
無知な
私を
ゆるしてくれた
あの人の
こころ
・
自分に
つごうのいいこと
....
僕らの夜をめぐる熟れた遊星
僕らの夜に降りそそぐ甘やかな流星
僕らはいつか来る終わりを
待 ....
○「秋晴れ」
観光は光を観るとかく
観光は天気を楽しむものかもしれない
名所も
悪天候なら
....
笑顔でおはようと言われたら
それだけで好きになってしまうかも
いつも笑顔の人
....
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