ついにわたしの頭から木こりは離れなかった
そこでわたしは木にいった
「切ってし ....
重なる地層の貝殻は
私がこどもだったときと同じように
だんまってしましまの地層に
連なっている ....
草は
大地(ほし)からあふれるエネルギーの現れ
こんなにも草が育つ
私たちの国
水が豊富 ....
蜘蛛 小さな柔らかな足取り
はったハッタと白紙を這って、
殺そうかと一瞬想ったが
なぜか指先 ....
ちいきをまもる
ぐりりとぐらら
りんせんたいせい
すいかのもよう
ちゅうかんかん ....
夏空青く太陽を欲望し
ギラギラ輝き熱す
燃える光の円球、
爆発し続け
眩む意識、
堕ちる
....
十九時半は回っていただろう
仕事帰りでもなさそうな洒落たポロシャツの中年男が
客のまばらな ....
君が「孤独」と名づけた場所
そのさらに奥に
小さな部屋がある
くすんだ象牙色の壁紙
いく ....
新聞屋は忙しい
その日のうちに記事を書き上げて印刷する
日が明けてまだ暗い夜明け前、遅くとも ....
夏の日には祭りがありまとまった休日がある
夏はいつも遠い記憶を作る
だから夏とは愛であり
私は ....
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