八番目だ
八つ目の角を曲がると
きっと見えてくる
左へ行って
左へ行って
右へ曲がって
....
最近ね
色っぽいクルマが見られなくなった
ってぼやきながら街路樹が枝を
そっと伐られてた
....
塵ひとつない部屋を平安と呼ぶのであろうか
齟齬のない生活が選択したじんせいなのだろうか
僕に ....
父
真珠
恩讐
見覚えないみどりの痣が
蚊をたたき過ぎたのか
ひょっとしたら何度も?
小指の爪ほど ....
荒涼とした
この地に独り立ち
おまえの傷ついた足を洗う
地獄にも似た静寂が辺りを覆い
....
鞄の中で
今にも暴れそうな恋を
抱きしめて貰いたくて
小さな胸に
押し当てた
サンドイ ....
紫陽花の辻で息を吸い吐く
図書館までの三十分
お寺でひと突き
空港ひと廻り三時間
....
祖父はテレビにかじりつく私の前に踊り出て言った
「ハリーポッター、はりーぽたぽた焼きちゃうの? ....
すべてが繋がった世界はすべてが脆弱だ ─ANON ─
鉄の掟が好き。汝、殺すなかれ ....
網膜の裏の貝殻
打ち寄せるパロールの波面にぬれ……
一つずつ 拾いながら 麦藁帽の ....
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