庭のゴミが風に舞う
青嵐だ
異説に虚しい人も舞う
レイジ君が侵入して来て
大和を薄紫に変えて ....
家に来たとき
まだ子供で
カメラに収まらないほど
暴れん坊で元気だった
ガゼルみたいに飛 ....
君が君とはまるで違う小さな花に水をやる時
じょうろの中に沈んでいる冷たい一個の星が僕だ
ビー玉越 ....
僕のいちにちが始まる朝に
必ず見上げる景色があった
あの屋根よりも遠くへ行きたい
あの緑よりも ....
眠れているから
朝が来るんだ
晴れているから
外へと出るんだ
ちぎれているから
雲を呼べる ....
世界は時を刻んでいく
わたしが嬉しくても哀しくても
世界は確実に移り変わっていく
（人は生まれ ....
「なので、先生、どうしてもね
ポジティブ思考ができないんですよ」
「そうですか
ポジティブ ....
街並みは 死んでいるのに
それでも
救急車の サイレンが
老残 ....
どうして君は笑わなくなったの
僕の前で見せる顔といえば
うつむきがちに視線を外して
輪郭を ....
夢のような暮らしの中で今日もまた朝を迎える。
夜の魔力が次第に解けて、鳥たちの声が聞こえる ....
夏独特の匂い
夏の揺らいで見える街
留守電に入れた｢逢いたい｣と
逢えない夜は切ない
逢 ....
あなたは僕を待っていた白いシーツの上で
電話も出来ず声も出ず
赤子の声を嫌い痛みを敵のようにして ....
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