冴えない気分はよりスローに
お気に入りのお店にも入れなくてね
使いもしないコンタクトレンズの ....
今日という日が
毎日
滝壺に落ちる水のように
過去へと吸い込まれていく
カラオケから帰って来ると
江夏おじさんが
びらびらやって来て
札びらなのか
ラビアが入れ替わ ....
歌う汽笛は下手くそだった
生命波打つ、きみどり色の絨毯の上を航海する船
柔らかな日差しが撫でるよ ....
年をとると
医者通いが多くなる
今日は内科
昨日は眼科
明日は皮膚科というように
どの医者 ....
感じ悪いって思ってる
たとえば
嘘をついてしがみつくとか
取り乱して吠えさかるとか
....
柔らかな海に溺れたとき
人は、なにを見るのかしら
感じるのかしら
大きな事象のなかの小さな事実 ....
こっくりとした夜の静けさに
ルノアールはおどけて傘をさしてくれたかもしれない
郷愁を呑む
換気扇は回り カタカタと音を立てる
朝 起きがけの夢の跡とコーヒーの味は苦い
....
便りと契
昔からの名残
液体に溶けた塩
むき出しの白と汗
体温より高く
熱冷めず
より遠 ....
憂色
火山
簑
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