エコロジーの観点から
自称詩人が
むやみやたらと
自称詩を投稿したり
印刷して冊子にしたり
....
湿った空気に撫ぜられて
わたくしの脳内が段々と湿気を喰らい
破裂寸前な頭を持って
ただ立ち尽く ....
営業マンは営業成績が人格だ
老人は預貯金が人格だろうか
アルバイトは手際の良さが人格だ
....
真冬の寒さに緩く緩く絞め殺される
自覚なく擦り減る命と途方もなく高い空を眺めて
私は人々の摩擦と ....
懸賞ハガキを書いていました
あなたが手術を終えるまで
プレゼントが私にたくさん届くように
....
ダンボールの中身は
一週間前のまま
本棚から下ろした山積みの文庫本が
私を睨み ....
二月のある日のこと
今月の14日はバレンタインデーと
思いながらチョコをかじっていました
今日 ....
目に見えない壁があって
その先にあなたがいて
壁を隔て私がいて
二人の距離は近いのに
近づく ....
原人を教えてくれと
どっかで声がした
ジャワ原人と声がする
待ってくれノートに書くからと
ま ....
自分に感心を寄せる為には
「私、死ぬかも知れない」ぐらいは
屁のカッパで言います
だって言うだ ....
大きな箱だった
膝を抱えてすっぽり隠れられるほど
そんな立方体を展開図にして
悲しみの正体や理 ....
夜半から雨が降ると
坂は魂の匂いで蒸せ返る
幾百 ....
木の芽時、
自律神経に訴えるささやかな頭痛とめまいで、
ベッドの上の絶望を味わう
ああ、た ....
ゆめの在りようを忙しなく描いては
愛おしく汚れて色付く指指
あたしたちは性懲りもなくなんども ....
熊を躍らせると
一つだけ恣意的な物が
茂って来る
柱時計は赤が出て居て
ネジを巻かなければな ....
虹
名残雪
杭
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