[33]こひもともひこ[2014 04/08 03:25]☆
。真理は邪魔な滓を取りのぞかれたとき、はじめて、従来我々に教えこまれたものよりもはるかにすばらしい姿で輝きわたることがある。
類推はもちろん貴重な手段ではある。だが直接に観察された事実には及びもつかないものである。
我々には、我々がかなり誇りとしている我々の論理がある。糞をこねる虫には、この場合、我々のよりもすぐれた彼等の論理がある。この虫は明智、物事を見透す力を持っている。
ものの「如何にして?」と「何故?」との領域に足を踏み入れることが危険なことは私も知っている。この神秘の国では、足をとられやすいものである。地盤はぐらぐらし、足はずぶずぶとめりこみ、向こう見ずの者を誤り
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