全自動一行物語シアター/片野晃司
 
一行物語を書きつのる場所です。飯田茂実に続け!


*一行物語とは
 全体で「。」が一度だけ現れて、そこで終わる物語。短い。改行不可。ブラウザの表示の都合による折り返しは可。
 一行詩不可。あくまで物語。

*例いくつか
・ふたりともついつい体に有刺鉄線を巻いてくるので、何度デートをかさねても抱き合うことがなく服を脱がせあうこともない。
・幼馴染のふたりが年老いて死刑囚の監獄で再会し、一方が執行のために連れ去られる日まで、寝る間も惜しんで、幼年時代の出来事や故郷の風光を思い出しあった。
・墓地から枯れた花束を盗んでくるたびに背骨が少しずつ湾曲してゆく。

 飯田茂実『一行物語集 世界は蜜でみたされる』(水声社、一九九八年刊)より

*他参考リンク
 Monk『おはなし 1〜50』 http://po-m.com/forum/i_doc.php?did=10872


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