[890]……とある蛙[2011 04/26 23:27]
「詩にかかわる」入沢康夫 MEMO

「詩の言葉の美しさ」について

藤原定家→適切に選ばれ、適切に置かれた語句の美しさ
判断基準は作者の美意識

詩→事件事象感懐の再現
美とは一種の幻惑感、郷愁と憧れ、嫌悪と畏怖、畏敬と冒涜への衝動
を同時に感ずるもの。原本としての美などない複本

知力、構築力と幻惑感との堪えざる拮抗→詩作品の鍵
内容と形式は絶えず役割を交代する?作品のテーマ、モチーフの思想性のみの議論は低次な段階ではないか、足踏み

韻律や音数論は議論されるべき課題

表言技巧に矮小化されるべきでない。

入沢は詩の即興性/即時性を見失っている。


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