[17]はだいろ[2010 08/26 21:15]★3
きは乞食のトムの勇気ある決断に拍手をし、あるときは命が風前の灯火となるエドワード王子になりきって思わず目をつぶり、またあるときは騎士ヘンドンの誇り高く心優しい行いに涙します。
主体となっているのは、やはり、エドワード王子ということになります。当時の社会は、まだまだ、(現代社会から見て、ということですが)未熟なところがあります。王子は、目の前の人々を、救うことができません。しかし、目の前にいるひとと、同じテーブルで、同じ目線に立つということから、人の哀しみや痛みを知るということを、学ぶのです。
本(角川書店、完全版)の帯には、「幸せはいつも、ありのままの自分にしかない。」というコピーがついていま
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