[598]山田せばすちゃん[2007 06/12 12:10]★1
家庭も散見されるようになってきてはいるが、それは現代社会において要求される労働が、知的生産という男女の肉体的性差に左右されにくい質の労働へと転換してきた結果であり、要は家庭内における労働の分担は社会が要求する労働の質と賃金の高低によって合理的に決定されているのである。(サガンが家庭内労働を退屈と断じたのはもちろん本人の向き不向きもあるだろうが、小説の生産に特化した労働者である彼女はその時点で合理的な判断として家事のアウトソーシング、もしくは専業主夫になってもらう等を夫君に提案すべきであったのだ。)
もし家庭内で労働力の再生産労働に従事する側が、日々の多忙に追われ「趣味の習い事をするゆとりさえない
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