[322]一番絞り[2004 11/16 21:59]

詩を書く行為のなかに、すでにして「詩とは何か」があるはずだ。
べつのことばでいえば「詩でないものとは何か」が必ずあるはずだ。


(ビールの酔いがまわってきたので、《つづく》)

だから、みなそれぞれ「おれは詩ってものをこう考える」
「あなたはそういうものを詩とおもわないけど、おえはこういうものを詩とは思わない」
そいう議論になればよかったのだろう。
ところが「なんでも本人が詩といえば詩なんだ」みたいな感情的なところに走った。
冗談ではないでしょう。
なんでも詩だと言えば詩なら、詩はそこで水溜りのように死んでしまいますよ。
成長も発展もない。べつに成長も発展もなくてもいいけど、詩の新鮮さというものは確実になくなる。
有井さんはあえて、勇気を出して詩でないものに言及した。それは大事なことです。
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