[130]一番絞り[2004 08/18 21:36]☆
。
『吉増剛造詩集』(ハルキ文庫)。760円也。ブックカバーは付けてもらわなかった。
「付けますか?」なんていわないで「できれば付けたくないんですけど」と言えばいいのに。
おれはやさしいのだ。相手のいわんとするところを酌んであげる。
「頭脳の塔」の「朝狂って」を一読。「合わない!」と思った。
ぼくの趣向とはまるで合わない。ぜんぜんつまんない。意味もわからん。
味もそっけもない。これを批評するとすれば、これは大変だぜ。
うっとおしいぜ。
ただ、あれだな、すぐにピンときたのはこの人の孤独は精巧にできた
作り物の孤独だなってこと。
それこそ詩篇の表題とおり「頭脳の塔」だ。頭によって精
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