[130]一番絞り[2004 08/18 21:36]☆
て精密につくられた孤独だ。
こんなものは、もう、うんざり。
戦後、偏差値教育、受験システムの申し子たちによって量産されてきた詩に
表現を競いあった作り物の孤独や絶望や夢や反戦などがある。
もう、いいよ、って感じだ。
これに比べると中原中也なんか、ほんとうの孤独の中にいて、
シュールだけど人の心をつかむ詩を書き、それゆえに、ふつうの読者を獲得したのじゃなかろうか。
よくわからんが、そんなことを思った。
吉増剛造詩集、ひとつ効果があった。数ページも読まないうちにうとうとして
ぐっすり昼寝したことだ。いや、夕寝か。
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