完成しない巻頭詩
 
メルビンズの失踪 
雨は仲良く降るだろう 
ほんとう、という言葉綺麗。 
カザミドリがいつかしんだ日 
黒い羊は目を伏せる 
カントリーマアムが今日転んだあさっては晴れの予報 
なつかしい春の匂い 
摩天楼を夢みて 
黒いものが白くみえる、そんな夜は続く 
廻りはじめたの銀河 
世界は何度でも生まれ変わる 
オレンジって何のこと 
埃の妖のランプ、光る 
寂しくなったのかもね 
結局のところ誰も信じていない私を含め 
メビウスの罠 君のみる夢に 
雪原で拾った紀元前の林檎 
黒い羊はいつも旅に出ようとする革のバックに詰めるのは 
逆立ちした途端、言葉をなくした 
ぼくは何度も、逆立ちを、繰り返した 



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