自由詩
氷の散弾にブルーハワイ/ただのみきや
 
嘆息の理由なら他にある
豊満な月に耐えきれず包み紙を脱がせただろう
子供みたいにあちこち汚して
今日がその日ならと狼みたいに祈ったね
誰かのせいだと言うのなら
それはわたしのせい(玄関前の犬の糞だ)
タトゥーを入れよう心臓に向日が揺れている
死ぬなら八月がいいと思っていた
煙の思惑だ
すべてを解くことはできなくても
邪魔する者はいない
錠剤みたいに飲みやすくてスローテンポで効いてくる
ほら草木と虫と
光と影
襤褸切れになるには十分
目はテニスボールみたい素早く跳ねたけど
レシーブする者はいなかった
求め始めると鼻が裏返り自分ばかり嗅いでいるから
石炭の大判振舞い
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