自由詩
弱腰/renchu
 
明治生まれの 女らしき女の貴女に会いに行きました

いつも凛としていて こぎれいで 弱音を聞いたことはありませんでした

気丈で 自分の意見を曲げない所もありますが。

今の貴女は 腕には点滴 頭には氷枕・・・

「もうだめじゃー」と顔を歪ませる。

それでも 自分の だんな様の法事に出れず しきりに気にしていました。

これまでの人生色んなことが あったのでしょう。

私には はかりきれないほどの色んなことが。

何の言葉も 掛けてあげられず 

ただ毛布を 綺麗に直すことだけ。

話すことさえ 精一杯なのに 話してくれて ありがとう。

また 貴女に出来ることを 考え 会いに行きます。
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