小詩集【にゃお。】/
千波 一也
風の
おもいに
六 空からの質問
あわてなくても大丈夫
きみはそのまま
泳いでゆくから
大丈夫
そこにあるものを
取っておいで
いちばん上手に
見つけて
おいで
ねむれる場所は
そのまま、がいい
はしごをかけてごらん
そよいでゆくから
みんな、
浴びたそばから
始まりだすから
きみは
いくつを願うのかな
おそらくは
知らないうちに
求めてしまうのだろうけど
くすぐったい、
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