一週間 ー日曜日・前半ー/
海月
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時はすでに昼下がり
君の待つ場所へと自転車を走らせる
風になれたら、鳥になれたら、
僕は君の場所まですぐに行けるだろう
ただ、車を持っていれば良いだけのこと
今頃になって重大さに気づく
ゆらやかに川は流れて
ガラス片に光が反射して
それは綺麗だった
名前や約束はいらない
運命の歯車を一つ壊せたら
時は止まるだろう
君のオルゴールの音色は静かに響くだけ・・・
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