ふるふると ふるるふるると ふるものにさらされ 森は輝いているのでありました 君は小さな家の屋根に立ち 眼を細め わずかに首を伸ばし しばらくは光の匂いを 嗅いでいるのでありました ふるるふるるとふるものに煌く 森の湖水の小さな島に ねむる幸せ 藍のかなたから 星々のかなたから ふるふるとふりつづけるものは 永遠に倦み果てて あこがれつづけたもののうえに 小さなしあわせのうえに ただただ ふるるふるふると ふりつづけているのでありました