創作昔話「バグ太郎」/竜門勇気
た。
大きな臼はなお言います。
『よおし、いいことを考えた。相撲を取るぞ。お前は大きい葛篭と小さな葛篭を青鬼は言いました。いいことを考えたぞ。』
小槌を振ると、振ると、振ると、振ると、大きな口でぺろり。
金銀財宝を背中に差した犬、猿、おばあさんを連れたバグ太郎お馬にまたがったきり、部屋から出てこようとしない。
『あれが鬼ヶ島だ』
『家来になります』
バグ太郎は桃にめり込み、そこにおじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんは山へ芝刈りに、鬼は山へドンブラコッコ、ドンブラコッコと川へ洗濯に。
すると川の上流から、大きなカジヒデキがスッテンコロリン
大きな蕪が抜けました。
めでたしめでたし
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