【批評祭参加作品】 現代ホラー映画50選(1)/古月
ニック映画。
「喰って、喰って、喰いまくれ」のキャッチコピーどおりに、未知の深海生物が豪華客船の乗客3000人を食いまくり! 死の船と化した船内に、運悪く武装強盗の一味と、それに雇われた密輸船の乗組員達が乗り込んでしまう、というお話。
とにかく勢いだけで突っ走る、痛快な正統派モンスターアクション映画。銃器もふんだんに出てくるし、人食いの怪物も容赦ない。監督の志向が明らかにホラーではなく、明朗快活な冒険活劇にあることは既にこの映画の時点で明らかである。
登場するキャラクターも頼れるタフガイにお調子者の相棒、一癖ある女詐欺師と役者がそろい、見ていて気持ちがいい。
ド派手な決着と脱出、そしてラス
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